今回は昨晩行われたPL第12節アーセナル対ノッティンガム・フォレストの一戦をレポートしていきます!
※このレポートは試合内容を伴うものとなっております。お気をつけくださいませ。
スターティングメンバー
アーセナル:4-3-3
アーセナルはいつも通りの4-3-3の布陣。
ディフェンスラインは左からカラフィオーリ、ガブリエル、サリバ、ティンバー。
中盤はアンカーにジョルジーニョが入り、その前にメリーノとウーデゴール。前線は右にサカ、左にトロサール、トップにはジェズスが起用された。
代表ウィークで何名かの選手が離脱していたこともあり、今シーズンここまで結果を残してアーセナルと同勝ち点のノッティンガム・フォレスト相手にいくつかの変更点が。
カラフィオーリの復帰に加えて、中盤にジョルジーニョを起用。そして、トップはジェズスが入るという布陣で、代表ウィークで疲れているであろう選手たちを労るラインナップに。アルテタ監督にしては思い切った決断をしたみたいです。
ノッティンガム・フォレスト:4-2-3-1
対するノッティンガム・フォレストは4-2-3-1の布陣。
アーセナルのホームということもあり、防戦一方となることが予想されるため、基本的にはカウンター狙いで戦ってくるはず。
要注意選手は両サイドのエランガとハドソンオドイで、カウンターを狙うフォレストが攻撃の要としてサイドアタックをしてくるはず。また、トップに起用されているアウォニイもフィジカルを活かしたプレーをしてくるはずで、気をつけたいところです。
試合内容
後ろ重心のフォレストに対して、立ち上がりから攻勢を仕掛けていくアーセナル。
開始4分にはFKの二次攻撃からゴール前に詰めたティンバーがゴールネットを揺らしたが、ここはその前のメリーノが微妙なオフサイドを取られてゴールは認められず。
以降もハーフコートゲームを展開していくと、15分に見事な個人技からゴールをこじ開ける。ボックス右でボールを受けたサカがウーデゴールとのパス交換で中央へ強引に切り込むと、腰の捻りを利かせた左足シュートをゴール右隅の完璧なコースへ突き刺した。
均衡が破れたことで、アウェイチームの戦い方に変化が期待されたが、失点後も大きく戦い方を変えず。相手の攻撃を撥ね返しながらアウォニイやエランガのスピードを活かしたロングカウンターでワンチャンスを狙う。
前半半ばから終盤にかけてもアーセナルペースが続くなか、サカとウーデゴールの阿吽の呼吸にサイドバックのティンバーも高い位置でサポートに入る、右サイドの攻撃が猛威を振るう。
フォレストがわかっていても止められない鮮やかな崩しから幾度も際どいシーンを作り出すが、サカやトロサールの決定的なシュートはGKセルスのファインセーブや相手守備陣の体を張った守備に阻まれ、追加点を奪うことはできなかった。
迎えた後半、アーセナルはジョルジーニョに代えてトーマスをハーフタイム明けに投入すると、この交代策がものの見事に嵌った。
52分、右サイドで押し込んでタメを作ったサカが角度を付けたマイナスのパスをペナルティアーク付近に送ると、これに反応したトーマスがワントラップからゴール左隅を射抜く鋭い右足ミドルシュートを突き刺した。
途中投入トーマスの鮮烈な一撃で点差を広げたホームチームは、よりゲームコントロール優先の戦い方にシフト。
これに対してアウェイチームは切り札のウッドやソサと攻撃的なカードを切ってようやく前に出る姿勢を示す。 冷静にテンポをコントロールするアーセナルは負傷明けのカラフィオーリを下げてジンチェンコを投入するなど、今後に向けて主力のプレータイム管理も怠らず。
危なげなく時計を進めるアルテタのチームは80分を過ぎて殊勲のウーデゴール、サカを下げてスターリング、ヌワネリを同時投入すると、再び交代策が試合を動かした。
86分、相手陣内中央を持ち上がったヌワネリが右のスターリングに預けてゴール前に走り込み、丁寧なマイナスのリターンパスを左足で合わせ、待望のプレミアリーグ初ゴールを記録。
なお、17歳247日での初ゴールはセスク・ファブレガス(17歳113日)に次ぐクラブ史上2番目の年少ゴールとなった。 これでフォレストの心を折ってクリーンシートで締めくくったアーセナルが曲者相手の完勝でリーグ5戦ぶりの白星を挙げた。
簡単なスタッツ等↓
完璧なシーズン再開
インターナショナルブレイクという2週間アーセナルの試合がないという地獄の時間を過ごした後、ようやく訪れたシーズン再開。そんな一戦でアーセナルは気持ち良い勝利を収め、完璧なシーズン再開となりました!
試合全体をアーセナルが完璧にコントロールしていたのですが、特に前半はジョルジーニョの存在も効いていて、今シーズン最高の前半だったといっても過言ではない気がしました!
今シーズンここまで好調を続けているノッティンガム・フォレスト相手に何もさせていなかったですし、前半は得点こそ1点しか取れなかったですが、チャンスクリエイトの数はここ数試合と比べ物にならないほどでしたね。
もちろん、ウーデゴールの存在は大きかったですが、両SBがティンバーとカラフィオーリという攻守に大きな貢献が出来る選手を揃えていたことも攻撃の幅が広がって良かったですね。そして、メリーノが居ることで危険を先に潰せるため、両SBが前線まで駆け上がるシーンも多くワクワクさせてくれました。
いやー、これがアーセナルですよね!といった試合内容で、気持ちの良い週末になりました!この調子でミッドウィークのスポルティング戦、来週末のウエストハム戦もしっかりと勝利を収めたいところです!
ヌワネリの初ゴール
彼はスーパースターになる気がしてならないです。
イーサン・ヌワネリ。サカ、ウーデゴールの後にアーセナルを牽引する存在になるだろうと確信するようなプレーぶりでしたね。
ゴールはもちろんのこと、ボールを持った時の落ち着きとアイデア、そして思い切りの良さもあるので、見ていてワクワクが止まらないです本当に!笑
あそこまで期待感を持ってプレーを見れる選手は、現在のアーセナルだとサカとウーデゴールくらいで、”何かしてくれそう”というスター選手特有の雰囲気をすでに持っているところに才能を感じさせます。
今回のゴールはアーセナル内で2番目に若い初ゴール。最も若いゴールはセスク・ファブレガスで、彼のセンセーショナルなデビュー当時と比べても今のヌワネリは引けを取らないと思います。このままスタメン争いにも食い込んでくれるよう期待していますよ!
珍しく思い切った采配
今節のアーセナルに関して個人的に思ったのが、アルテタ監督が思い切った起用をしてきたこと。
恐らく怪我人やコンディション調整の兼ね合いからジェズスとジョルジーニョをスタートから起用したことは理解できるのだが、今日の試合は2対0の段階でサカとウーデゴールを下げてヌワネリを起用するなど、今までのアルテタ監督を鑑みると思い切った起用をした印象。
ジェズスとジョルジーニョに関しては、ノッティンガム・フォレストがある程度引いてプレーしてカウンター狙いで来ることを見越した上で、ポゼッションや相手陣内での駆け引きを考えて起用した可能性はあると思います。
また、ヌワネリに関しては非常にコンディションが良かったことなど、起用するに値する何かがあったのは間違いないと思われますが、それにしても良い意味でアルテタ監督らしくないなあなんて思ったり。笑
ただ、今日はこの采配がかなり当たっていたし、全体的に良いプレーを見せられただけでなく、対戦相手に合わせてジョルジーニョを起用するプランも組めたのでは?と思います。
結果的に勝利を手にして、選手を休ませて、コンディション調整も出来て、文句なしの結果になりましたね!楽しい試合でした!!
さて、今日はこんなところで!
この時間の試合の後のレポートは眠くなりますので、若干何書いているのか分からない時も…
そういえば、メリーノが徐々にフィットしていて、個人的に彼のような縁の下の力持ち感が溢れている選手は大好きなので、これからガンガン活躍してほしいなあと思っております。
それでは!
COYG!!!
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