コンサル会社によるレビュー、職員から不安の声


コンサル会社によるレビュー、職員から不安の声

優勝からまだ4か月。あまり気持ちの良くないニュースが出てきました。アーセナルがコンサルティング大手BCGを起用し、クラブの業務レビューを進めているとのこと。そしてそれが、人員削減につながるのではないかと職員の間で不安が広がっているようです。

報じたのはSky Newsのシティ編集長マーク・クラインマン記者。22年ぶりの優勝から3か月足らずのタイミングで、アーセナルがBCGとともにコスト構造の見直しを進めているという内容です。

この件を内部で統括しているのは、1年前に就任したリチャード・ガーリックCEO。BCG側ではジャン=ポール・ペトランカ氏というマネージング・ディレクターが主導し、ガーリックCEOに直接報告を上げているとされています。クラブの従業員は約800人規模ですが、現時点でこのレビューがどこまで人員に影響するかは未確定で、対象は主にサッカー部門以外の業務に絞られているのではないかという見方も出て。

デイリー・メールによると、BCGはこの3か月間レビューを続けており、その目的は「ビジネスを成長させること」だと説明されている一方で、多くの職員が人員削減は避けられないと考えているとのこと。特にナーバスになっているのが商業部門で、「あの部門を再編するのは、あまりに近視眼的だ」という声も上がっているそうです。

匿名の職員は、「もちろん、昨季のチームの成功には皆が大喜びした。でも、最近になって拡大したサッカー部門だけが、どんな変更からも免れているように見えることに、誰もが気づいている。あれだけの金額が使われた一方で、請求書や住宅ローンを抱えた普通の人たちが職を脅かされるというのは、正しいことだとは思えない」とコメント。

続けて、「今は素晴らしい場所にいると思われるだろうけど、実際はそうじゃないもし削減が行われるとして、それを決めるのが自分の上司ではなく、外部から来た人間だということにも怒りがある」という声まで出ています。

参考となるのは、Sky Newsはマンチェスター・ユナイテッドのラトクリフ卿のイネオスがコンサル会社を起用してコスト削減を断行した結果、慈善活動への資金や長年勤めた職員が切られ、ファンの怒りを買った一件。アーセナルとしては、同じ轍だけは踏みたくないはず。

先日の財務分析と並べてみると

ここで思い出したいのが、先日紹介したアーセナルの財務分析です。収益は£800m超でプレミアリーグ史上最高額。25/26シーズンのEBITDAはプレミア全クラブで最大になる見込み。純移籍債務は£300m以下で、他のビッグクラブの£375〜450mより大幅に低い。そして「アーセナルの財務は非常に強固で、規則遵守に関する懸念は一切ない」という結論でした。

その状況で、なぜコスト削減のレビューなのか。もちろん、収益が伸びているからこそ組織を最適化したい、という経営判断は理解できます。BCG自身も、一律の削減ではなく事業構造の再設計や低付加価値業務の削減に重点を置くべきだと主張している会社ですから、単純な首切りとは限りません。実際、アーセナル側は正式なコメントを出していませんし、レビューの結果もまだ出ていない段階。

正直、この件は続報を待つしかないと思っています。まだ何も決まっていませんし、結果的に大きな削減が起きない可能性も十分ある。ただ、”サッカー事業だけが聖域なのか”というコメントは胸が苦しいですね。どうなるのでしょうか。

(引用:Sky News)


ボーンマス、主力3人に1億ポンドの値札

TEAMtalkによれば、ボーンマスはアレックス・スコット、イーライ・ジュニア・クルピ、そしてラヤンの3人に、それぞれ£100mという評価額を設定しているとのこと。加えて、マンチェスター・ユナイテッドが狙う左サイドバックのアドリアン・トリュフェールにも最低£60mと設定しているのだとか。

クラブのメッセージは一貫していて、「買い手は提示額を満額支払うこと」。ボーンマスのオーナーとリクルート部門は、この評価額が選手の現在の能力と将来性の両方を反映していると考えており、それ以下で妥協するくらいなら待つ姿勢だそうです。

ボーンマスは昨季6位という歴史的な成績でヨーロッパリーグ出場権を獲得しており、売却の必要性を感じておらず、マルコ・ローゼ監督のもとでスカッドを維持し、いずれ時が来た時に最大限の価値を引き出すという方針だそうです。

先日、クルピをアーセナルの1月の現実的な候補として紹介したばかりなのですが、これはなかなか厳しい数字ですね(笑)。もちろん、この手の「評価額」は交渉の入り口の数字でもあるので、実際には多少下がる可能性もあります。ただ、シーズン途中で売る気がないクラブから、その金額を払ってまで引き抜くというのは、正直かなりの荒業です。

それにしても、ボーンマスの育成と売却のモデルは見事ですよね。ラヤンを£24.7mで獲得して£130mの解除条項をつける。セメンヨ、ハイセン、ケルケズと、次々に安く獲って高く売ってきた実績もある。彼らからすれば、慌てて売る理由が何もないわけですね。

アーセナル目線で言えば、1月にクルピを狙うなら相当な覚悟が必要そうです。ただ、この夏に学んだ通り、相場を超えた買い物をしないというのがベルタとクラブのスタンス。おそらく1月も同じ判断基準で動くでしょう。となると、現実的には来夏以降の話になるのかもしれませんね。

(引用:TEAMtalk)


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セビージャの2選手をスカウティング│クルピ獲得へ1月に再アプローチか


セビージャの2選手をスカウティング

スペインのFicheroの報道として伝えられたところによると、アーセナルとフラムがセビージャのルシアン・アグメとキケ・サラスに照準を定めているとのこと。先週末、セビージャがエスパニョール相手に1-1で引き分けた一戦(アウェイ)には複数のプレミアのスカウトが足を運んでおり、両クラブの担当者が「赤丸で囲った2つの名前」がこの2人だった模様。

アグメは24歳の守備的MFで、アーセナルは長らくリストアップしている選手。1年前にも初期のアプローチを行っており、昨年10月にはスペインから「セビージャは1月にアーセナルのオファーを見込んでいる」という報道も出ていました。契約は2028年まで、Transfermarktの評価額は€15m。

キケ・サラスは2022年にセビージャのアカデミーからトップチームデビューを飾ったセンターバックで、通算102試合に出場し、ここ2年はレギュラーとして定着しています。24歳という年齢と成長曲線、そして伸びしろが魅力だそう。契約は2029年までで、評価額は€14mです。

ただ、サラスについては、彼に対する賭博関連の疑惑が持ち上がっており、それを受けてアーセナルとフラムの両クラブが慎重な姿勢を取っているとのこと。現時点では、どちらのクラブも正式なアプローチやオファーには至っていません。

サラスに関しては将来的な候補としてリストアップしているかと。アグメは過去に関心を抱いていることや、スビメンディの去就が不透明となっていることから、より現実的な候補になる可能性はありそうですね。今後に注目の2選手です。

(引用:Sport Witness)


クルピ獲得へ1月に再アプローチか

Football Insiderの報道によれば、アーセナルが1月にクルピ獲得へ新たに動く計画を立てているとのこと。

アーセナルは今夏の時点でも彼を候補に挙げていましたが、足の重傷で離脱していたため、正式なアプローチには至らず。トッテナムやPSGも関心を示していましたが、当時アーセナルはより高い移籍金を出す用意があり、スパーズより一歩前にいたとされています。

現在クラブは彼の回復状況とパフォーマンスを引き続き注視しており、冬に正式なオファーを出すかどうかを見極めている段階だそうです。アルテタはツォリスを獲得したとはいえ、左サイドの厚みをもっと持たせたいと考えているようです。

ただし、ボーンマスはシーズン途中で彼を売却する計画はないという姿勢を変えていないとも。

個人的には、クルピは今のアーセナルにとってかなり現実的で賢い選択肢だと思います。ヴィニシウス、アルバレス、ユルディズと「相場が壊れた大物」を追い続けた夏を経て、プレミアで実績のある19歳に目を向けるというのは方向性として健全です。左でもセンターでもできる万能性もありますし、何より若い。ハヴァーツという絶対的な軸がいる中で、その周りに伸びしろのある選手を配置していく形は理にかなっています。

ただし、ボーンマスも安く売却するつもりはないようなので、結局移籍金が焦点になる可能性が高いですね。

(引用:Transfer News Live)


スウェーデンの17歳、フィリングを追跡か

スウェーデンのFotbollskanalenによれば、移籍市場ジャーナリストのエクレム・コヌールがフィリングをプレミアリーグ王者アーセナルが追跡していると伝えたとのこと。アーセナルは彼を将来的な補強候補と見ているという内容です。加えて、チェルシー、リヴァプール、ユヴェントスも17歳の動向を注視しているとされています。

フィリングは2008年11月生まれ、スウェーデンのヴェステロース出身で、両親の国籍によりスウェーデンとセネガルの両方の代表資格を持っています。2023年、14歳でAIKのアカデミーに加入し、年代別カテゴリーを一気に駆け上がりました。そして昨年6月、IFKヨーテボリとの一戦でいきなり先発デビューを果たすと、前半終了間際に見事なタイミングの抜け出しからデビュー弾を決めたそう。

契約は2028年夏までで、以前にはマンチェスター・ユナイテッドが具体的な交渉を開始したとプレッテンベルクが報じたこともあり、ドルトムントを含むブンデスリーガ勢も関心を示していました。この夏には、あるイングランドのクラブが約2,600万スウェーデンクローナのオファーを出したとも報じられています。ただ、本人はつい先日「複数のクラブから話はあったが、自分はAIKに残りたい」と明言していた模様。

ただ、17歳ですし、本人がAIK残留を口にしている段階です。「そういう才能がスウェーデンにいて、アーセナルもリストに入れているらしい」くらいの距離感で見ておくのがちょうどいいと思います。今後の成長にワクワクな選手ですね。

(引用:Fotbollskanalen)


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ジェズスが「別メニューで練習させられた」と回想


ジェズスが「別メニューで練習させられた」と回想

バルセロナ移籍を果たしたジェズスが退団前の状況についてSportyTVのインタビューでこう語っていました。

「正直に言うと、僕は普通に練習していたし、プレシーズンも全部アーセナルでこなした。自分は試合に出られないだろうし、多くの機会はもらえないだろうと分かってはいた。でも、誰も僕には何も言ってくれなかった。」

続けて、「まあ、僕はプロだからね。当然グループと一緒に練習していた。そうしたら突然、グループから離されて練習させられた。でもまた高いレベルでプレーするチャンスが来た時に備えて、最大限の準備をしていた」と語っています。

その後の展開に関しては、「最後の1週間は本当にあっという間だった。デコとバルサ会長、そして僕の代理人の仕事は素晴らしかった。1日でバルサに行けることが確実になって、僕は即座にイエスと答えた。何があってもね。今はここにいられて本当に幸せだ。」とのこと。

まあクラブとしてバルセロナに放出した判断は間違っていないですし、選手も満足しているのであればそれが1番良い。ただ、やはり今までのアーセナルのやり方と少し違う雰囲気を感じるのがなんとも。。。今のアーセナルの雰囲気を作ってくれた功労者なので、ちょっと悲しいエピソードです(泣)(ただ、あくまで翻訳記事なので、実際はもう少しプロとしてカラッとした話かもしれないですが!)

(引用:The Sun)


スビメンディ、1月に去就を判断か

そして中盤にも、気になる話が出てきました。スビメンディが、1月に自身の状況を見直す可能性があるようです。

TEAMtalkによれば、スビメンディはアーセナルで戦い抜く決意を持っている一方、年明けの時点でレギュラーとしての役割に戻れていなければ、1月の退団を推し進める意向とのこと。

すでに本人はアルテタと直接話をしているそう。アルテタは彼を高く評価しており、今季重要な役割を担うことになると保証したとのこと。ただし、その出場時間の「量」と「重要度」が最終的に状況を左右するのだとか。

現状を見ると、ここまで公式戦4試合すべてでベンチスタートで、リーグ戦3試合はいずれも途中出場。ライスの相方はルイス=スケリーが務めていて、しかもブルーノ・ギマランイスも加わりました。昨季終盤に調子を落とし、CL決勝でもルイス=スケリーが起用された流れが、そのまま続いている格好です。

そして周囲も動いています。夏の時点でレアル・マドリーとチェルシーの両方が彼の陣営と接触し、TEAMtalkによれば最大6クラブが問い合わせを入れていたそう。アーセナルはスカッドの厚みと質を維持したいとしてこれを断固拒否したようですが、両クラブは現在も彼を高く評価し、状況について接触を続けているとのこと。サウジからの打診もあったものの、本人は現段階でそちらに興味はなく、あくまでヨーロッパのトップレベルで自分を確立したい考えだそうです。

いや、これは難しい問題ですね。27歳で選手として最も脂が乗っている、そしてワールドカップ王者ですから、ベンチで一年を過ごす選択肢はないでしょう。本人が「まず自分の力で定位置を取り戻す」と言っているようなので、より中盤の競争力も上がりそうですし、その結果退団という選択肢もありえます。今シーズンどのような影響を与えてくれるのか注目です!

(引用:TEAMtalk)


ヨケレス売却? アーセナルの答えは「条件付き」

Ben Jacobsがポッドキャストで語ったところによると、ヨケレスは現時点でシーズンを通してアーセナルに残る見込みとのこと。

どうやらヨケレスはアルバレス獲得交渉の中で、一つの案として「現金+ヨケレス」という構造が提示されており、アトレティコは実際に彼を気に入っていたそう。ただ、アルバレスが残留している限り、彼らにとってヨケレスを獲る緊急性はなかった、と。そしてヨケレスは「完全に売却不可能というわけではなく、サウジ市場にも打診されていた」というのが実情だそうです。

そのうえでJacobsは「監督は常に、もっともらしい否認の余地を残しておきたいものだ。クラブとしての売却判断は受け入れるが、選手が残るなら『100%彼に投資している、残ってほしい』と言う。今回もそのケースだ」。そして「アルテタはヨケレスが100%残ると言ったし、それが今季に対する自分の見立てでもある。裏で彼をクラブから追い出そうとする動きや、冬の退団が差し迫っているという話は把握していない」そう。

さらにTEAMtalkによれば、アーセナルは「トップクラスの後任がすでに確保されている場合に限り、ヨケレスの退団を認める」という決定に至ったそうです。しかもそのハードルは極めて高い。アルテタがハヴァーツの役割を不可欠と考えている以上、新たな9番はワールドクラスで、なおかつハヴァーツと同じ戦術的要求に即座に応えられる必要がある。従来型のターゲットマンでは、アルテタが長年磨いてきた流動性を壊してしまうとも。だからこそアルバレスが「最も近い適合者」として名指しされているようです。

ヨケレスは開幕から上手くチームに入り込めていないものの、昨シーズンはチームトップの得点者であるので、今シーズンもここから奮起を期待したいです!

(引用:TEAMtalk)


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アルバレス交渉の裏で16歳のドミンゲスにも問い合わせ


アルバレス交渉の裏で16歳のドミンゲスにも問い合わせ

この夏のアルバレス獲得交渉、実はもう一つの狙いが同時に進行していたようです。

TEAMtalkによれば、アーセナルはアルバレス獲得を追う中でアトレティコと広範な協議を行いましたが、ベルタSDはその場を利用してホルヘ・ドミンゲスに問い合わせを入れていたとのこと。

ドミンゲスはスペイン、ヨーロッパの同年代で屈指の逸材と評される守備の新星だそう。アトレティコのユースを驚異的なスピードで駆け上がり、4月にBチームでデビューすると、夏にはシメオネのトップチーム入り。そして8月中旬のマラガ戦で、16歳241日という、アトレティコ史上最年少でのラ・リーガ出場記録を打ち立てました。

2009年12月21日マドリード生まれ。身長192cmという大型のセンターバックで、2021年、10歳の時にアトレティコの下部組織に加入しました。昨年12月に初のプロ契約を締結。スペインU-17代表としても8試合1ゴールを記録しています。ちなみに昨季のUEFAユースリーグでは、アーセナルU-19との対戦(4-3でアトレティコの勝利)にもフル出場していました。

ただ、この問い合わせは即座に断られた模様。アトレティコは彼を長期的な計画の中心と位置づけており、手放す意思は持っておらず、しかも狙っているのはアーセナルだけではなく、チェルシーとマンチェスター・シティも彼の成長に強い関心を示し、バイエルンとPSGも動向を注視しているとのこと。

アトレティコで長年SDを務めたベルタ氏ですから、クラブのアカデミー事情を誰よりも知っているため、アルバレスの交渉という「表の議題」を進めながら、将来に向けての動きも見せていたようです。

もちろん16歳の選手なので、今すぐにどうこうといった話ではないはず。バルティシヴィリの件もそうでしたが、今のアーセナルは3年後、5年後を見据えた種まきを着実に進めているので、こうして名前を挙げておくこと自体に意味があるはず。将来が楽しみですね!

(引用:TEAMtalk)


数字が語る、ハヴァーツが選ばれ続ける理由

キャラガーが「ヨケレスがハヴァーツの位置を奪うことは絶対にない」と言い切った件について、データを見たら納得せざるを得なかったので改めてレポート。

まずOptaが出したこの数字。ハヴァーツはアーセナルでのプレミアリーグ先発61試合のうち、29試合でゴールまたはアシストを記録しています。実に48%。これはアルテタ体制下の全選手の中で最も高い割合だそうです。Optaはこの投稿に「Entrusted(信頼されている)」という一言を添えていました。

つまり、彼が先発した試合の約半分で、直接的に得点に絡んでいるということ。サカでもウーデゴールでもなく、ハヴァーツがトップだというのは、正直ちょっと驚きました。

チームの勝ち点、90分あたり0.89

そしてもう一つ、Pure Anglesが出したデータがさらに衝撃的です。

ハヴァーツをCFまたはセカンドストライカーとして起用した時のアーセナルのプレミアリーグ成績は、40試合で32勝6分2敗。獲得勝ち点102、1試合平均2.6ポイント。この数字、シーズン38試合に換算すると勝ち点98以上のペースです。ちょっと現実離れした数字です。

そしてハヴァーツ個人の数字。PKを除いたゴール+アシストが、35.9試合分(90分換算)で32。つまり90分あたり0.89です。これはプレミアリーグのストライカーの中で最高のレートで、ハーランド(0.87)をも上回っているそう。

正直、この数字を見せられると、ぐうの音も出ません。今季も4試合で3ゴール、4月中旬以降は直近11回の先発で9ゴール。チェルシー戦では同点弾を決め、あの見事なダミーでウーデゴールの決勝点まで演出しました。

数字に出ない部分こそ、彼の本質

そしてキャラガーが指摘していたのは、実はこの数字にすら表れない部分です。

「これは攻撃面でどれだけ良いか、という話じゃない。チームに何を与えるか、という話だ。アーセナルを崩せない理由の一つは、前線からのプレスの質にある。そして相手がそれを越えてきた時には、全員がボールの後ろに戻る。ハヴァーツはゴールから25〜30ヤードの位置にいるんだ。世界的なストライカーに、自分の数字にこだわるタイプの選手にそれをやれと言ってもやらないだろう」。

これ、チェルシー戦を見ていて僕もまさに感じたことでした。ハヴァーツの繋ぎと収めがあるから、ウーデゴールもサカも前を向ける。そして守備の局面では、誰よりも先に戻って自陣に規律をもたらす。攻撃だけでも、守備だけでもない。両方を一人でやってくれる選手が、実はチームで一番点にも絡んでいる。これで代える理由を探す方が難しいです。

思えば、£65mで加入した当初の彼への評価は散々でした。「チェルシーの失敗作」「アーセナルに合わない」と、それはもう言われ放題で。それが今や、データ上プレミア最高のストライカーです。ここまで這い上がってきた彼のメンタリティには、素直に頭が下がります。

ヨケレスにとっては厳しい現実ですが、これを覆すには本当に世界最高クラスの働きが必要というキャラガーの言葉も、こうして数字で裏付けられると納得せざるを得ません。ただし、過去数シーズンでそうだったように、今のアーセナルに伝統的なストライカーの動きができる選手が必要というのも確か。長いシーズン、必ず出番は来ます。その時に彼がどんな答えを出すのか。まずはハヴァーツのこの好調が続くことを、楽しみに見守りたいですね。

(引用:OptaJoe)


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ライスと2031年までの契約延長を計画│バルティシヴィリとは何者か


ライスと2031年までの契約延長を計画

チェルシー戦の勝利の余韻が残る中、嬉しいニュースが飛び込んできました

イタリアのニコロ・スキラ記者の独占情報として、アーセナルがライスの契約を2031年まで延長する計画を進めているとのこと。そして、ライスはここ数か月のうちにサウジアラビアからの巨額のオファーを断っていたのだとか。アルテタ監督は彼を絶対的な主力とみなしており、長期契約で確保するようクラブに強く働きかけている、とも報じられています。

現行契約は2028年までなので、そこにさらに3年を上乗せする形になります。beIN SPORTSによれば、他のトップクラブが手を出してこないように、すでに代理人サイドとの協議が始まっているとのこと。交渉は始まったばかりですが、本人が残留に前向きであることは間違いなさそうです。ライスはクラブのプロジェクトの中で自分が重要な存在だと感じており、”このロンドンのクラブで大きな物語を築けると信じている”と伝えられています。

サウジの札束を蹴ってくれたというのが、まず嬉しいですね。今の相場を考えれば、とんでもない金額が提示されていたはずです。それを断って、ここで長期契約に前向きだというのだから、ライスがこのクラブをどう思っているかがよく分かるし、彼らしい選択だとも思います。ウーデゴール、ティンバーの延長交渉も並行して進んでいると報じられていますし、アルテタ自身の契約も9月の代表ウィーク前に合意の見込みとのこと。核となる4人が固まれば、今後5年の土台が決まります。正式発表を、楽しみに待ちたいと思います!

(引用:Football365(Nicolò Schira))


バルティシヴィリとは何者か

先日獲得合意が報じられた17歳のジョージア人、アンドリア・バルティシヴィリ。「どんな選手なの?」と気になっている方も多いと思うので、「football London」がレポート分かっている情報を整理してみます。

16歳2日でリーグ最年少デビュー

まず経歴から。2009年3月30日、トビリシ生まれ。名門ディナモ・トビリシのアカデミー出身で、2025年シーズンからコルヘティ1913へ移籍。そして2025年4月1日、サムグラリ戦で16歳と2日という若さでエロヴヌリ・リーガのデビューを飾り、そのシーズンのリーグ最年少出場記録を樹立。その後、リーグのU-17年間最優秀選手にも選ばれています。

2026年1月からはイベリア1999へ1年間のレンタル。ここで公式戦20試合2ゴール3アシストを記録し、CLとELの予選も経験しました。代表歴は、まだ17歳ながらU-16、U-17、U-19、U-21の全カテゴリーを経験。2025年にはU-17でカザフスタン相手に2ゴールを挙げて注目を集めました。

プレースタイルは、攻撃的MFが本職ながら左ウイングもこなすタイプ。近い距離でのボールコントロール、ドリブル、創造性、そしてライン間で受けて仕事をする能力が高く評価されています。

「新クヴァラツヘリア」と、その裏にいる人物

そして彼につけられている看板が、「新しいフヴィチャ・クヴァラツヘリア」。ジョージア人の攻撃的な選手ということもあって、どうしても比較されるわけですね。

興味深いのが、この案件にはベルタSDの右腕であるマウリツィオ・ミケーリ氏が関わっていること。彼は以前ナポリに在籍していて、クヴァラツヘリアが世界的スターになる前に彼を見出した人物として知られています。つまり「クヴァラを見つけた男が、次のクヴァラを連れてきた」というロマンのある構図です。

契約は5年で、移籍金は€4.5m(£3.9m規模)。ただし18歳未満の外国人選手に対する労働許可の制限があるため、正式にアーセナルの選手になるのは18歳の誕生日を迎える2027年3月30日以降。それまでは母国で成長を続けることになります。なお、この獲得競争にはリヴァプールとユヴェントスも参戦していたそう。

マリ・サーモンのプロ契約と同じ日に報じられたのも象徴的で、クラブが3年後、5年後をちゃんと見ている証拠です。もちろん「新クヴァラ」なんて看板は本人にとって重荷でしかないのであまり煽りたくはないですが、17歳でCL予選まで経験している選手が、リヴァプールやユーヴェを差し置いてアーセナルを選んでくれた。それだけで十分ワクワクします!楽しみ!

(引用:football.london)


キャラガー、ヨケレスに厳しい言葉

チェルシー戦のあと、スカイでジェイミー・キャラガーがヨケレスになかなか厳しいことを言っていました。

ヨケレスは78分にハヴァーツとの交代で投入され、今季初出場。ただ、チェルシーが同点を狙って圧力を強める中で苦しみ、2度もボールを失って、ホームのファンから不満の声が上がる場面もありました。

これを受けてのキャラガーは、「このチームからハヴァーツを追い出すには、世界最高クラスの選手が必要だ。イアン・ライトや、ティエリ・アンリのような、シーズン30ゴールを保証できる選手じゃないと。ヨケレスがハヴァーツの位置を奪うことは絶対にない、永遠に」。合わせて「モーガン・ロジャースでも無理だと思う」とまで言っていました。

キャラガーは続けて、「これは攻撃面でどれだけ良いか、という話だけじゃない。チームに何を与えるか、という話だ。アーセナルを崩せない理由の一つは、前線からのプレスの質にある。そして相手がそれを越えてきた時には、全員がボールの後ろに戻る。ハヴァーツはゴールから25〜30ヤードの位置にいるんだ。世界的なストライカーに、自分の数字にこだわるタイプの選手に、それをやれと言ってもやらないだろう」。

実際、ハヴァーツは今季4試合で3ゴール。4月中旬以降、クラブと代表を合わせた直近11回の先発で9ゴールという数字を残しています。

正直、これに関しては認めざるを得ない部分が多いです。チェルシー戦を見ていて僕も同じことを感じました。ハヴァーツの繋ぎ、収め、そしてプレスバック。あれがあるから前線が機能する。点も取ってくれるとなれば、代える理由がないんですよね。

ヨケレスには、もっと頑張ってもらわないといけない。£64mで来た選手ですし、昨季は優勝に貢献した実績もある。ただ、今のままだとプレミアで出番を得るのは簡単じゃないのも確か。キャラガーも「ケガは起こるものだから、常に準備しておくべきだ」と付け加えていましたが、まさにその通りで、長いシーズン必ず出番は来ます。その時に「やっぱりハヴァーツだな」と思わせない働きができるかどうか。次に彼がピッチに立つ時を、注目しておきたいですね。

(引用:now.arsenal)


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チェルシー戦|逆転勝利!これぞ王者の戦い方


チェルシー戦|逆転勝利!これぞ王者の戦い方

しびれる90分でした。開始2分にロジャースに先制を許す最悪の入りから、きっちりひっくり返して勝ち切る。エミレーツで、王者らしい試合を見せてくれました。振り返っていきます。

前半:コンサが頼もしすぎる

まず立ち上がり2分、ロジャースにやられました。うん、やっぱりこういうのって決めるんですよね(笑)。今夏アーセナルが名前を挙げながら取り逃がした選手が、青いシャツで真っ先に沈めてくる。サッカーの神様、いじわるすぎます。

ただ、そこから慌てなかったのが今のアーセナル。25分、ハヴァーツがきっちりお返しの同点弾。その前後も、16分のヘディング、17分のサカのシュート、22分にはマルティネスに立て続けに2本止められる場面もあって、内容では完全に上回っていました。12分にはカラフィオーリのゴールがVARでオフサイド判定になる不運も。

そして何より、コンサ。これは書かずにいられません。加入してまだ日が浅く、連携が完璧に取れているとは言えない状態で、あの安定感。フル出場のセンターバックデビューで、速いアタッカー相手にほとんど後手を踏まない。デュエルが強いとは言え、想像以上でした。そしてガブリエルは本当に誰とでも組めますね。パートナーが変わっても自分の仕事の質が落ちない。素晴らしい。プロの仕事。

攻撃について一つ気づいたことを書いておくと、右サイド中心の構図は変わっていないものの、これはカラフィオーリが変幻自在に動きすぎている結果、左サイドに攻撃が偏らないだけ、という気がします。彼が内に外にと顔を出すぶん、ボールの出口が右に整理される。悪いことではないんですが、構造として面白い現象だなと。

そしてツォリス。彼は今、相手にボールを取られないことを最優先にプレーしている印象があります。それ自体は堅実で、味方を上手く使う姿はトロサールと同等のクオリティ。ただ、単独で相手をぶち抜くプレーがもっと見たい。それができるようになると、右サイド偏重も自然に解消されるはず。

チェルシーについては、ネトのカウンターがポストを叩いた場面や、ジョアン・ペドロの推進力など、個の怖さは確かにありました。ただ、組織としての怖さはあまり感じませんでした。なのでアーセナルの守備陣も、比較的やりやすそうに見えた。逆に言えば、個でこじ開けられる形だけは最後まで注意が必要でした。

あとセットプレー。これはもう毎回感心します。アイデアが豊富すぎて、相手がついてこられていない。今日も明らかに準備してきた形がいくつもありました。

後半:ウーデゴール、そしてツォリスの神アシスト

後半開始5分、50分にウーデゴールが左足で決めて逆転。コミュニティ・シールドの時とよく似た形でした。エリア内に入っていって、無理なく仕留める。完全に息を吹き返しています。

そして右サイド重視の流れから、ツォリスの神アシスト。あれは見事でした。前半に書いた「単独突破が見たい」という不満を、自分で回収してくるあたりが憎いです(笑)

ハヴァーツについても書いておきたい。彼の繋ぎは本当に素晴らしいです。前線で受けて、収めて、周りを使う。あの仕事があるからウーデゴールもサカも前を向ける。そして点も取ってくれるとなれば、彼を代える理由がないんですよね。ヨケレスは、正直もっと頑張らないといけない。現在の序列を覆すには相当な何かが必要です。

そしてコンサ、もう一度書かせてください。ロジャースへのあのタックル。あれ、すごさが伝わりにくいと思うんですが、タックルのタイミングを合わせるために、コンサはわざとフルスピードで追っていないんですよ。全力で追いついてしまうと、間合いが詰まりすぎて足を出せない。だから速度を調整して、相手が触った瞬間に刈り取れる位置に入る。ああいうのが「守備が上手い」ということなんだと思います。

一つだけ注文をつけるなら、点差が少ない時間帯こそエゼを入れて追加点を狙う、という考え方もあってほしかった。アルテタの保守的な采配は結果として勝ちに結びついているので文句は言えないんですが、たまに悶々とします。昨シーズンよりは明らかに前向きな戦い方になっているだけに、もう一歩踏み込んでほしい欲が出てしまいます。。。

総括

チェルシーは、潜在能力の高さは確かに感じました。個々のタレントは揃っているが、チームとしての怖さはまだない。逆に言えば、これが噛み合ってくるシーズン後半は、かなり厄介な存在になりそうです。

対してアーセナルは、まさにチャンピオンの戦い方でした。先制を許しても慌てず、内容で押し返して後半に仕留める。この安定感が今季の武器。欲を言えば、もっとゴールを決めて早く試合を決めたかったですね!GKのラヤは、近年で最も良い補強と言っても過言ではないと改めて思いました。必要な時に必ず一本止めてくれる。ああいうGKがいるだけで、守備陣の落ち着きがまるで違います。

そして、コンサ獲得は大正解でした。加入直後で連携も詰め切れていない状態で、あのクオリティ。£51mは安い買い物だったかもしれません。

ロジャースについては、良い選手だけど、やはり1億ポンドの選手ではないと思います。市場がインフレしているのは事実にせよ、アーセナルが線を引いた8,000万ポンドが妥当なラインだったと思います。

そして最後に。ウインガーが揃っているチームというのは、それだけで怖さがあるんですよね。ツォリスはめちゃくちゃ良いですが、そろそろエゼも見たい。何より、今日のメンバーにブルーノ・ギマランイスとエゼが加わっていたら、もっと得点の気配があったんじゃないかと思う次第です。それを想像するだけで、今季はまだまだ楽しくなりそうですよ!

今日の試合は逆転勝利というのが、また良いですよね。チームの強さが際立ちます。開幕3連勝、次も楽しみに見守りたいと思います。


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チェルシー戦プレビュー|攻撃vs守備、王者の真価が問われる一戦


チェルシー戦プレビュー|攻撃vs守備、王者の真価が問われる一戦

いよいよ今シーズン最初の大一番です。日曜16時30分(日本時間深夜0時30分)、エミレーツにチェルシーを迎えます。

両チームとも開幕2連勝で、順位表ではアーセナルが3位、チェルシーが4位。得失点差だけで分かれている状況で、どちらか(あるいは両方)が無敗を失うことになります。今季初めての本当のテスト、そして5月まで優勝争いに絡むであろう2チームの、早すぎる指標。まさに注目の一戦です。ポイントを整理していきます。

構図は「アーセナルの守備 vs チェルシーの攻撃」

まず数字を見てください。ここまでの2試合で、アーセナルは4得点0失点。対してチェルシーは2試合で合計12ゴールという大乱戦を演じています。ブライトン戦では3-0とリードしながら3-2まで追い上げられ、アディショナルタイムには肝を冷やす場面もあっての4-3。

さらに驚きの数字が一つ。チェルシーはリーグ戦18試合連続でクリーンシートを達成できておらず、これは1960-61シーズン以来という記録的な長さだそうです。攻撃力は間違いなく高い。ただ、守備の制御が全くできていない。この構図が、今日の試合の全てだと思います。

チェルシーは3バックで両サイドを潰しにくる

アロンソのチェルシーは、開幕から一貫して3-4-2-1を採用しています。予想スタメンはマルティネス、フォファナ、ラクロワ、コルウィル、ネト、ラヴィア、ジェームズ、ハト、ロジャース、パーマー、ジョアン・ペドロ。

この布陣、狙いは明確。両ウイングバックにとリース・ジェームズを配して、アーセナルの両サイドを徹底的に潰しにくる。サカとカラフィオーリ、両サイドから殴るのがアーセナルの生命線ですから、そこを最初に消してくるのは当然の発想です。3バックで中央を厚くして、サイドはウイングバックが監視する。おそらくブロックを組んで構える時間も長くなるはずです。

だからこそ、中盤が鍵になりかと。ウーデゴール、ライス、そしてブルーノかルイス=スケリー。サイドが封じられた時に、中央から誰が針の穴を通せるか。そしてもう一つ注目したいのが、カラフィオーリの攻撃参加。CSでのゴールがまさにそうでしたが、彼が内側に入ってきた時のあの推進力は、ローブロックを崩す武器になり得るので、ウイングバックが構えている相手に対して、サイドバックが高い位置で数的優位を作れるかどうかが見どころだと思います。

パーマー、ジョアン・ペドロ、そしてロジャース

一方で警戒すべきは、やはりチェルシーの前線。コール・パーマーは相変わらず好調で、ペドロ・ネト、ジョアン・ペドロといったスピードのあるアタッカー陣も揃っていて、カウンターの怖さがあります。

そして、モーガン・ロジャース。アーセナルが今夏に候補として名前を挙げながら取り逃がした選手が、青いシャツで目の前に立つわけです。こういうのは、なぜかよく決めるんですよね(笑)。パーマーと2シャドーを組む形が予想されていて、この2人が中間ポジションで前を向いた時が一番危ない。波状攻撃をどこで断ち切るかが問われます。

そこで頼りになるのが、コンサとガブリエウのコンビ。モスケラがヴィラ戦で負傷交代したため、コンサがセンターバックでのフル出場デビューを飾る可能性があります。デュエルの強さで言えば、コンサは昨季プレミアで地上デュエル勝利数リーグ1位。ガブリエウとの組み合わせは、まさに殴り合いに強いペアです。速いアタッカー相手にどこまで対応できるか、初めての本格的なテストになります。

負傷者の状況

アーセナル側は、サリバが長期離脱中。ヴィラ戦でブルーノとモスケラがそれぞれ問題を抱えて交代しており、土曜の最終練習後に判断されるとのこと(ブルーノ問題ない)。ライスも終盤に退きましたが、週の間に練習しており出場可能と見られています。

チェルシーは、ヘンダーソンが手首の負傷で離脱中、パレストラも離脱。そしてカイセドが、ブライトン戦で復帰したものの14分で再び痛みを訴えて退いており、出場が微妙。

期待したいこと

正直、この試合で一番見たいのは、チェルシーの守備陣が自信を失うくらいの攻撃です。

18試合連続でクリーンシートがない相手が守備に不安を抱えたまま王者のホームに乗り込んでくる。ここで前半のうちに1点、2点と重ねて、彼らの「攻め合いなら勝てる」という前提を早々に壊してしまえば、試合は一気に楽になります。逆に0-0の時間が長引けば、パーマーやロジャースに一発を許すリスクも高まる。

対戦成績を見ると、チェルシーは直近11回の対戦でアーセナルに勝てていません。2021年以降、この一戦で勝ち点3を取れていない。相手にとっては相当なプレッシャーがかかる試合でもあります。

開幕から積み上げてきた勢いを、ここで落とさない。それが今日の全てです。無失点で終われば理想的ですし、それ以上に「殴り勝つ」姿を見たい。エミレーツで、王者の力を見せつけてほしいですね。楽しみに、キックオフを待ちたいと思います。


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アルテタと主力3人が契約延長へ前進


アルテタと主力3人、契約延長へ前進

移籍市場が閉じ、クラブの仕事は次のフェーズに、監督と主力3人という大仕事が同時に進んでいるようです。

アルテタは9月の代表ウィーク前に合意か

TEAMtalkによると、アルテタの現行契約は今シーズン限りで満了を迎えますが、新契約に向けた交渉は1月から続いており、夏の間に加速したとのこと。交渉は順調に進んでおり、9月25日から始まる代表ウィークまでに合意に達するとの期待が高まっていると報じられています。

ちなみにアルテタ自身が、ベルタSDやクラブ首脳陣に対して「自分より先に主力選手の契約を優先してほしい」と求めていたそう。

数字で見ても、アルテタの実績は圧倒的です。2019年12月の就任以来、通算350試合以上を指揮し、クラブ史上7番目に長く在任する監督になっており、歴代の正式監督の中で唯一、勝率60%を超えています。その数字はヴェンゲルをわずかに上回ります。

ライス、ウーデゴール、ティンバー

そして、選手側ですが、デクラン・ライス、マルティン・ウーデゴール、ユリエン・ティンバーの3人との契約延長交渉もアルテタの件と並行して大きく前進しているとのこと。3人とも現行契約は2028年まで(ライスはさらに1年のクラブオプション付き)で、残り2年を切ったところ。

TEAMtalkはクラブの狙いとして、計画の中心にいる選手と監督に報いると同時に今後数年にわたってアルテタのスカッドの核を守るための、より広範な契約戦略の一環であると説明しています

ティンバーは昨年10月から交渉が続いていて、最初に決着しそうな案件。ウーデゴールは開幕から素晴らしい状態でプレーしています。

移籍市場で大金を使うことばかりが注目されますが、本当に強いクラブというのは、核となる選手を長期的に確保できるクラブです。ライス、ウーデゴール、ティンバー、そしてアルテタ。この4つが固まれば、今後3〜4年の土台が決まる。しかもアルテタが「自分より選手を先に」と言っていたというのが彼らしいですね。それならマルティネリの件も…(この件は一旦終わり)

(引用:TEAMtalk)


14歳のジャロウにバルサとアトレティコが関心

Football Insiderのピート・オルーク記者によると、バルセロナとアトレティコ・マドリーがブバカル・ジャロウ獲得を画策しているとのこと。14歳のウインガーは最近アーセナルのU18とU21の練習に参加しており、クラブ首脳陣に好印象を与えたことで、育成の前倒しが進められているそうです。技術的で見ていて楽しいタイプのウインガーでアカデミーのコーチ陣も将来性を高く評価しているとか。

そしてもう一つ、彼を巡ってはイングランドとスペインのU15代表が招集を争っているという状況もあるようです。

背景として、アーセナルがアカデミー育成に力を入れているのは周知の通りです。サカ、ヌワネリ、ルイス=スケリー、そしてダウマン。次の世代を常に探しているクラブとして、ジャロウもその系譜に位置づけられている模様。ただ、14歳ではまだプロ契約を結べる年齢に達していないため、クラブとしては起用面で信頼を示すことで引き留めを図るという形になりそうです。

ただし、過熱には注意も

ただし、アーセナルのアカデミーを追っているNext Generation Arsenalによれば、ジャロウは今夏に退団する可能性が非常に高く、実際そうなると思っていたそう。「行き先までは分からないが、話は流れたようだ。今後移籍しても驚かない。彼は非常に才能があるが同時に非常に粗削りでもあり、どこまで到達できるかを予測しようとするのは正しくない。そしてネイマールとの比較ははっきり言ってばかげている」と指摘しています。

実際、Football Insiderも「ネイマールのような大物との比較がなされているが、年齢を考慮する必要がある」と慎重な書き方をしていました。14歳の選手にSNS上で過剰な期待が集まるのは、正直あまり健全とは言えませんね。

ヘイルエンドから次々と才能が出てくることは、やっぱり誇らしいですね。サカが、ヌワネリが、ルイス=スケリーが歩いた道を、また誰かが歩き始めている。ジャロウが数年後にどんな選手になっているのか、焦らずゆっくり、温かく見守りたいですね!

(引用:Football Insider)


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マルティネリ退団を巡って│プロセスに残った、ぬぐえない違和感


マルティネリ退団を巡って│プロセスに残った、ぬぐえない違和感


マルティネリのアル・ヒラル移籍が正式に発表されました。移籍金£60m、クラブ史上最高額での売却です。

https://twitter.com/Arsenal/status/2095549885617668445

ただ、この件、単純な「お別れ」では終わりませんでした。移籍そのものより、そこに至るプロセスに対して、多くのサポーターが釈然としないものを抱えている。僕もその一人です。少し長くなりますが、何が起きたのかを整理したうえで思うところを書いてみました。

アルテタの名前がない、告別文

まず象徴的だったのが、本人がインスタグラムに投稿した告別文。

「その日が来た。正直、まだ別れの言葉を書く準備ができていないけれど、書いてみようと思う。7年前にここへ来たとき、僕は18歳になったばかりの、ただの少年だった」と、書き出された長文。

“シェフ、キットスタッフ、ドクター、ドアマン、警備スタッフ、メディアチーム、清掃スタッフ、フィジオ、そして2019年から今日まで自分の物語の一部となってくれたすべてのチームメイト”彼らへの感謝を、一人ひとり丁寧に列挙していました。さらにファンへ「初日から、あなたたちは僕を家にいるように感じさせてくれた」と綴り、クラブへは「僕を信じ、世界に自分を示す機会をくれてありがとう」と。最後は「35番から11番へ。一度ガナーになれば、永遠にガナー」で締めています。涙で書いているとも。

お気づきの通り、そこにアルテタ含むフロント陣の名前はありません。ドアマンや清掃スタッフにまで名指しで礼を述べておいて、監督、フロントには一言もない。これは偶然ではないでしょう。イギリスの各紙も「アルテタへの当てつけ」と報じたようです。7年間を共に過ごした監督の名前が抜け落ちている事実が、この夏に何があったのかを何より雄弁に語っています。

コミュニティ・シールドのメダル

では、何があったのか。ESPNの報道によれば、マルティネリはアルテタの構想から突然外されたことに深く失望していたそうです。シールドのシティ戦、そしてリーグ開幕のコヴェントリー戦、どちらもメンバー外となっていました。

そして決定的だったのが、シールド優勝のメダルを彼が受け取れなかったこと。スカッドに入っていなかったため、という理屈は分かります。ただ、マルティネリは昨季53試合に出場して11ゴール、22年ぶりのリーグ制覇に貢献した選手。ESPNは、この一件が本人を「大いに失望させた」だけでなく、チーム内の他の主力選手たちの間にも居心地の悪さを生んだとレポートしています。

クラブ側はあくまで戦術的な判断だと、BBCもアルテタ監督が自身の立場と外した理由を本人に説明したと報じました。ただ、この「説明」が行われたのは、既にメンバー外が既成事実になった後です。もっと早い段階で、もっと敬意のある形で話ができなかったのか。そこに引っかかっている人は多いと思いますし、実際にチームメイトからも居心地が悪くなったのでクラブ内でもそういった雰囲気はあったはず。

赤と青の石

そしてもう一つ、サポーターの間で議論を呼んだのが、アル・ヒラル入団時のプロモーション動画。赤と青の石が並べられて青を選ぶという演出。アーセナルの赤を捨てて、アル・ヒラルの青を取る、という分かりやすい構図ですよね。

これに対しては、一部のサポーターから「やりすぎだ」という声があったようですが、感情としては理解できます。7年間赤いシャツを着ていた選手が、移籍初日にわざわざそういう演出をする必要があったのかと。

ただ僕は、ここでマルティネリを責める気にはなれません。ああいうプロモーションは大抵クラブ側が用意するもので、新加入選手が断りにくいのもあるはず。そしてもっと言えば、そこまで感情を切り離してしまうほどの何かがこの夏の彼の中にあったのかもしれない。そう考えると、責めるより先に、やるせなさですね。

クラブを擁護できる部分、できない部分

ここからが本題。

まず、クラブを擁護できる部分。ここ2年、マルティネリがトップレベルのパフォーマンスを維持できていなかったのは事実です。昨季はリーグ戦で1ゴール、先発は11試合。25歳という年齢と契約残り1年という状況を考えれば、売却対象にしたこと自体は十分に理解できます。ここまでは、おそらく多くのサポーターも非難していないはず。

問題はその先、「どう売るか」というところ。

理想は、トップクラブへの移籍か、少しレベルを落としても競争力のあるクラブへの移籍。トロサールがベジクタシュへ行ったように、双方が納得できる形での別れ。ところが現実には、トップクラブは彼を欲しがらず、高額な移籍金を出せるプレミア中上位のクラブも見つからなかった。残ったのが、金額だけは出せるサウジだった。

ここで考えたいのは、その状況を誰が作ったのかということ。確かにマルティネリがこの2年結果を出せなかったのは事実ですが、高額な契約で彼をキープし続けたのはクラブ側なんですよね。市場価値が下がるリスクを承知で契約を延長し、いざ売ろうとしたら買い手が限られていた。その責任は、選手ではなくクラブが負うべきものでしょう。ブラジル代表でアンチェロッティがマルティネリを上手に起用したのを見れば、活かしきれなかったのはアルテタ監督含むコーチ陣の責任もあるはず。

そうにもかかわらず、実力行使に出た。メンバーから外し、メダルも渡さず、行き場をなくして本人が折れるのを待つ。結果として£60mという史上最高額は手に入りましたが、失ったものもある。それが今回の告別文に表れている気がします。

財務状況を見ると話はもっと複雑になる

ここで、クラブの財務状況を見ておきたいと思います。財務を専門に分析しているアカウント(Magic hat)が、直近でかなり詳細な推計を公開していました。

https://twitter.com/themagic_tophat/status/2095494475267141943

要点を挙げると、まず収益は£800m超で、これはプレミアリーグ史上最高額。同氏の実際の推計値は£815mです。一方で2026年のフットボール関連コストは約£500m、26/27シーズンは£510mと予測。リヴァプールもほぼ同水準で、マンチェスター・シティは£600m超と見られています。

そして注目したいのが、UEFAのフットボール・アーニングス(24/25〜26/27の3シーズン)は€200〜250mのプラス。この規則の下限は「マイナス€60m」ですから、余裕どころの話ではありません。EBITDAは2026年と26/27で約£200mが目標で、同氏は25/26シーズンのアーセナルがプレミアリーグ全クラブの中で最大のEBITDAになると予想しています。純移籍債務は£300m以下で、シティ、リヴァプール、マンUの£375〜450mより大幅に低い。しかも今シーズン中に、その3分の2(£200m)を返済できるポテンシャルがあるとのこと。

結論として、アーセナルの財務は非常に強固で、規則の遵守に関する懸念は一切ない。今後、年間£150〜175mの純支出は現在のオーナー体制下で十分に持続可能である、と書いています。

つまり、「健全経営を守るために今夏どうしても利益を上げる必要があった」という説明は少なくともこの分析を見る限り、そこまで切迫したものではなかった可能性がある。もちろん外部からの推計ですし、クラブ内部の判断材料は僕らには見えません。MLSへの売却を画策していたという話もその文脈で出てきたものでしょう。ただ、財務が「絶対に売らなければ立ち行かない」水準ではなかったのだとすれば、あそこまで強引な進め方をする必要が本当にあったのかという疑問はどうしても残ります。

それでも、こういうことは起きる。だから次にどう活かすか

公平を期すために書いておくと、こうしたやり方は決して珍しいものではありません。バルセロナ時代のペップがエトーに退団を促した件など、強豪クラブの歴史には似た話がいくつもあります。強固なチームを作り上げる過程で、選手の入れ替えは避けられない。アルテタが冷徹な判断を下せる監督だからこそ、22年ぶりのリーグタイトルを獲れたという側面も間違いなくあるでしょう。優しいだけでは勝てない世界です。

ただ、これを「仕方ない」で終わらせてしまうと、同じことがまた起きます。そして今のアーセナルには、同じ立場になり得る選手が何人もいるんですよね。ジェズス、ヴィエイラ、ネルソンと整理が続いたこの夏を経て、次に序列が下がるのは誰か。冷静に考えれば、ヨケレスかもしれないし、スビメンディかもしれない。今は主力の彼らだって、2年後にどうなっているかは分かりません。

だからこそ、今回の件はクラブにとって学習の機会であってほしい。契約更新の判断をもっと精密にすること。構想外になった選手には早い段階で正直に伝えること。そして売却先を探す段階で、選手側の希望も交渉材料に入れること。この3つができていれば、今回のような後味にはならなかったはずです。逆に言えば、これができるクラブになれば、次の「マルティネリ」は生まれずに済む。サポーターが何を求めているのか、アーセナルのアイデンティティとなっている部分の理解が深まって欲しい気持ち。もちろん現場では勝利が最優先されるのは間違いない。ただ、なんだか、、うーん。頼む!みたいな?

未来のアーセナルに期待したいこと

財務データが示していたのは、アーセナルが年間£150〜175mの純支出を継続できる極めて強固な土台を持っているということ。プレミアリーグ史上最高の収益、最大のEBITDA、他のビッグクラブより圧倒的に少ない移籍債務。つまりこのクラブは、これから数年にわたって毎年ちゃんと勝負できる立場にいるという状況にある。

その恵まれた立場をどう使うか。ここが問われていると思うんですよね。潤沢な資金があるからこそ、無理に選手を追い出さなくても回る。契約最終年の選手に慌てて実力行使をしなくても、余裕を持って着地点を探せる。そういうクラブになれるだけの財務体力はもうある。あとはやり方の問題です。

思えばあの頃、£6mでやってきたブラジルの少年が22年ぶりのリーグタイトルを掲げるところまで連れて行ってくれるなんて誰も想像していませんでした。だとすれば今いる若い選手たちの中にも同じ物語を書く選手がいるはずです。それを見届けるのが、僕らサポーターの楽しみでもある。

今回の一件は、正直モヤモヤが残りました。それは間違いない。でも、そのモヤモヤをクラブがちゃんと受け止めて次はもっと上手くやってくれるなら、この夏も無駄にはなりません。強さと誠実さを両立できるクラブ。勝ちながら、送り出し方も間違えないクラブ。そういうアーセナルを見たいと思っています。

マルティネリが7年間で見せてくれたものを土台にして、ここからさらに良いチームを作り上げていく。その姿を、これからも楽しみに見守りたいですね!!!


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移籍市場閉幕!左WGを獲らなかったアーセナルの判断を評価したい


移籍市場閉幕!左WGを獲らなかったアーセナルの判断を評価したい


日本時間の今朝、ヨーロッパの移籍市場が閉じました。

いやー、長い夏でしたね。ヴィニシウス、アルバレス、ユルディズ、バルコラと、大物の名前が次々に浮かんでは消えていき、最終的にアーセナルは左ウイングの補強を行わないままウインドウを終えました。

正直、SNSを眺めていると悲観的な声もかなり見かけます。「結局誰も獲れなかった」「左が薄い」と。ただ僕は、今回のアーセナルの判断、もっと評価されていいと思っているんですよね。むしろこの夏の相場を眺めていると、動かなかったことこそが最大の成果だったんじゃないかとすら思います。その理由を、最終日の動きと合わせて整理してみます。

最終日の動き

まずジェズスがバルセロナへ。移籍金は€10m(£8.6m)+変動€4mで、2029年6月までの3年契約。アーセナルは将来の売却益20%を受け取るセルオン条項も残しました。バルサはアルバレス獲得に失敗し、その代替として市場に出ていたジェズスに舵を切った形です。ケガに苦しんだ3年を考えれば、8桁の移籍金を回収し、なおかつ大きな年俸を帳簿から外せたのは悪くない仕事。最後の最後で全員にとって悪くない形に着地しました。

そしてヴィエイラがハンブルガーSVへ完全移籍。夏の序盤からずっと膠着していた案件でしたが、本人が望んだ場所へ無事に送り出せました。ヌワネリはドルトムントへのレンタルが最終盤で成立。マルティネリはまだ正式発表がされていないものの、すでにサウジ入りしていることがレポートされており、こちらも時間の問題。

アルバレスについては、バルサがジェズス獲得をもって「補強は終了」と判断し、アトレティコは最後まで態度を崩さず、結局どこにも動かないまま終了。ラポルタ会長は€100mのオファーが有効だと明言していましたし、アトレティコのヒル・マリンCEOは相手方の姿勢に対して「不誠実さ、倫理の欠如、透明性のなさに嫌悪感すら覚える」と激しい言葉を並べていました。両者の溝はついに埋まらず、アーセナルもオファーには至らなかった、というのが顛末です。

今夏の総括

て、改めて整理しておきましょう。

IN

・ブルーノ・ギマランイス(£75m/ニューカッスル、4年+1年オプション)
・エズリ・コンサ(£51m/アストン・ヴィラ)
・クリストス・ツォリス(£34m/クラブ・ブルージュ)
・ピエロ・インカピエ(£34.5m/レヴァークーゼン、レンタルから完全移籍へ)
・イラン・メリエ(フリー/リーズ)

OUT

・トロサール(ベジクタシュ)
・マルティネリ(アル・ヒラル)
・ガブリエル・ジェズス(バルセロナ)
・ファビオ・ヴィエイラ(HSV)
・クリスチャン・ノアゴール(エヴァートン)
・ネルソン(フリー)
・ヤクブ・キヴィオル(ポルト)
・ハイン(ヴェルダー・ブレーメン)
・イーサン・ヌワネリ(ドルトムントへローン)

こうして並べると、支出£143mに対して回収がかなりの額に上っていて、ネットで見れば決して無茶な使い方はしていません。しかも入ってきた3人(ブルーノ、コンサ、ツォリス)は全員が即戦力どころか、すでにスタメンで結果を出している。ツォリスに至ってはシールドで2アシスト、開幕戦でも2ゴールに絡む働きです。補強の「打率」で言えば、今夏は相当に高いと言っていいはずです。

なぜ左WGを獲らなかったのか

ここが本題。

理由はシンプルで、「市場価値以上の値段になった選手が多すぎた」から。ヴィニシウスはレアルと2032年まで延長、ユルディズはスパレッティが「いくら積まれようが売らない」と門前払い、アルバレスは本人が「バルサ以外は行かない」と拒否、バルコラは£128mでリヴァプールへ。エンドリックにも問い合わせたものの、モウリーニョが手放さなかった。

つまり、獲れる相手がそもそもいなかったと。そして残された選択肢は、「相場より明らかに高い金を払って、ワールドクラスとは言い切れない選手を獲る」というもの。それをやらなかった。獲るならワールドクラス、そうでないなら無理に動かない判断は、極めて筋が通っています。

そしてもう一つが枚数の問題。今のスカッドを見てください。

各ポジション2枚、きっちり揃っているんですよね。ここからさらに左WGを1枚足せば必ず誰かが余剰戦力になる。そして過去のアーセナルにとって、その余剰戦力の給与こそが最大の足枷でした。戦力構想から外れているのに売れない、移籍先が見つからない、給与だけが毎週出ていく。ウインドウの度に「あの選手をどうするのか」という話題が繰り返される。あの地獄を、我々は嫌というほど見てきたはずです。今夏、ジェズスとネルソンの整理にどれだけ時間がかかったかを思えば、同じ轍を踏まないという判断には十分な説得力があります。

そしてもう一つ、個人的に大きいと思っているのがアカデミーからの突き上げです。余剰戦力で枠を埋めてしまえば、下から上がってくる道が塞がれる。ルイス=スケリーなんて、まさにその突き上げで定位置を掴んだ選手。今やCL決勝に先発する存在。あの道を、自分たちの手で塞いでどうするんだ、という話ですよね。今夏はマリ・サーモンがプロ契約を結び、17歳のバルティシヴィリとも合意しました。彼らが数年後に扉を叩いた時、その扉が開いている状態にしておくこと。それもまた、クラブの仕事です。

「1月まで待つ」は理にかなっている

思い出してほしいのですが、昨シーズンの前半はハヴァーツ、サカ、ウーデゴールが不在という時期がありました。主力が軒並みいない中で、それでもCLのリーグフェーズを全勝し、最終的にリーグタイトルまで獲った。

これが何を意味するかというと、スペシャルな選手が本当に必要になるのは、タイトルがかかったシーズン後半だということ。9月から12月にかけての戦いは、層の厚さと戦術的な安定で乗り切れる。実際に乗り切って、優勝したわけですし。

そう考えれば、補強を1月に後回しにしたのは十分に理にかなった判断です。今は現有戦力+ブルーノ、ツォリス、コンサという、すでにスタメンで計算できる3人をチームに馴染ませる時間。連携を深め、戦術に落とし込み、そのうえで足りないピースが明確になった段階で、1月にラストピースを狙う。しかも1月なら、この夏に売り時を逃したクラブが値段を下げてくる可能性もある。冷静に考えれば悪い話ではないんですよ。

開幕2連勝、コヴェントリー相手に3-0、ヴィラにも勝利。しかもコヴェントリー戦は前半の相手エリア内タッチがゼロという圧倒ぶり。この内容を見れば、悲観する状況ではまったくないですよ!

他クラブに惑わされていない、ということ

個人的にいちばん感じるのは、無尽蔵に金を使うクラブの動きに影響されて、サポーター側も正気を失いかけているんじゃないか、ということです。

冷静に見てほしいのが他のクラブは基本的に「再建」の最中なんですよ。シティはペップ退任後の再構築、チェルシーは相変わらずの大量補強、トッテナムは新監督で総入れ替え。だから監督が代わり、主力が入れ替わり、莫大な資金が動く。動かざるを得ないんです。

アーセナルにはそれが起きていない。すでに完成されつつあるチームがあって、監督も続投していて、だからこそピンポイントの補強で済む。これは弱さではなく、強さの証明。むしろ「毎年10人入れ替えないと戦えない」状態の方が、よほど不健全だと思います。

そしてアーセナルは、健全経営という模範的なアプローチを採っているクラブです。そのスタンスが好きでガナーズを応援し続けている人も、多いのではないでしょうか。チェルシーやシティが「売却が上手い」と評価されることがありますが、馴染まなかった選手を即座に現金化していくビジネスライクなクラブ運営を、僕らは本当に求めているのでしょうか。

ヴェンゲルおじに散々調教された我々には、待つ余裕くらいありますよね!(爆笑)無敗優勝から18年間トロフィーなしの時代を耐え抜いて、スタジアム移転の借金返済に付き合った人たちですよ。半年待つくらい、どうってことない!

だってそうでしょう。ジェズスがバルセロナに行ったの、結構嬉しかった人多いんじゃないですか?あれだけケガに苦しんだ選手が、最後にバルサのユニフォームを着て「夢が叶った」と笑っている。ヴィエイラがHSVに行ったのも、良かったなと思いますよね。あそこで愛されて、主役として戦える。逆に、マルティネリのサウジ移籍にはちょっとモヤッとした。25歳でまだヨーロッパで戦えるはずの選手が、金額の大きさで行き先が決まっていく感じに。

そういうことなんですよ。僕らは、選手がどこへ行くかにちゃんと感情を持っている。金に換われば何でもいいというクラブとは、僕らは違う場所に立っている。その感覚を、これからも大事にしたいですよね。

まとめ

もちろん、最初から狙い通りに左WGを獲得できていれば最高でした。それは間違いない。ヴィニシウスがエミレーツで躍動する姿を想像した人は、僕も含めて相当な数いたはずです。

ただ、獲れなかったから失敗という単純な話でもない。相場が壊れた市場で身の丈を超えた買い物をしなかった。売るべき選手を売り、必要なポジションには的確に手を打ち、若手の道を塞がなかった。それだけの話。

開幕2連勝、内容も伴っている。不安があるとすればケガだけでそこは正直こわい。サリバの離脱は長引きそうですし、ティンバーもまだ本調子ではない。長いシーズン、ここが一番の変数になるでしょう。

でも、そこまで悲観する状況ではないということ。1月に向けて、まずは目の前の一戦一戦を。今シーズンも、また一緒に楽しみましょう。今後の進展を、温かく見守りたいですね!!!

とりあえず週末チェルシーぶっ倒そうぜ!


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