アーセナルの夏:アルテタ新契約、3トップ候補、複雑な中盤事情


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サミ・モクベル氏が報じるアーセナルの夏:アルテタ新契約、3トップ候補、複雑な中盤事情


アーセナルの夏は「アルテタの新契約」が最優先

22年ぶりのプレミアリーグ制覇とCL決勝進出を達成したアーセナル。

その輝かしいシーズンの直後を迎え、クラブは早くも来シーズンに向けた動きを本格化させているようです。今日の「BBC Sport」のサミ・モクベル記者の独占レポートによれば、アーセナルがこの夏に取り組むべき優先事項と詳細な補強プランが明らかになったとのこと。

同メディアによれば、まず最優先事項として挙げられているのが、アルテタ監督との新契約締結。アルテタの現行契約は来シーズン終了で切れる予定で、先月BBC Sportが報じたように、シーズン終盤に集中するため契約交渉は一時棚上げされていたそう。今や歴史的シーズンが終わったことで、この夏に交渉が再開されるとのこと。

アルテタ監督の新契約は最低3年契約となる見込みで、現契約からの大幅な昇給を伴うものになるそう。アルテタの現在の年俸は1000万ポンドで、CL出場権獲得時に追加で500万ポンドが支払われる仕組みなのだとか。エミレーツでのアルテタの影響力は、22年ぶりの国内タイトル獲得によって一段と強まっており、新契約締結は単なる手続きという認識のようです。

ただし、契約が完全に正式化されるのは、アルテタが休暇から戻ってからになる見込み。同メディアによれば、初期の話し合いではポジティブな進展があったそうで、内部的にもこれは「いつ完了するか」の問題と見られています。

ストライカー候補:ロジャース、クルピ、アルバレスの3名

続いて補強面ですが、同メディアによれば、アーセナルが今夏に補強を計画しているのは中盤の選手、前線、そしてサイドバック。

ちなみに昨夏の2億5000万ポンド規模の補強、複数選手との契約更新、プレミア優勝に伴う高額ボーナス支払いなどを考慮すると、財政バランスを保つことを意識した動きになるそうな。8人もの選手を獲得した昨夏のような大盤振る舞いは控えられそうですね。

前線の補強候補としては、3人の選手がショートリストに入っているとのこと。アストン・ヴィラのモーガン・ロジャース、ボーンマスのエリ・ジュニア・クルピ、アトレティコ・マドリーのフリアン・アルバレスの3人。同メディアによれば、ロジャースとクルピはそれぞれ8000万ポンド以上、バルセロナのターゲットでもあるアルバレスは1億2000万ポンド以上と評価されているようです。

弊ブログでも以前から紹介してきたように、ロジャースについてはアルテタ自らが「重要な決断」と「野心」を要求してクラブに獲得を強く働きかけているとも伝えられる存在。クルピはプレミアリーグデビューシーズンで13ゴールを記録し、ティーンエイジャーのデビュー年最多記録を更新した逸材。そしてアルバレスはアーセナルにとって「夢の補強」とされているものの、バルセロナが本気で関心を寄せているため、獲得は容易ではなさそう。

これらの大型補強を実現するには前線での放出が必要となる見込みで、クラブはガブリエル・ジェズス、ガブリエル・マルティネッリへのオファーに耳を傾ける構え。トロサールの契約も12カ月後に切れるため、彼の去就も焦点になりそうですね。

加えて、先日弊ブログでも紹介したように、レスター・シティの16歳のジェレミー・モンガ獲得にも動いているとのこと。モンガはアーセナル加入に前向きとされているものの、レスターからの放出が補償金審判を経るかどうかは現時点で不透明だそう。

中盤と最終ラインの編成も「複雑」に

同メディアによれば、中盤の編成も「複雑」だと指摘されています。

Hale End出身のマイルス・ルイス=スケリーについては、その純利益計上のメリットを考えて、オファーに耳を傾けることも検討していたものの、シーズン終盤の本職ポジション(中盤)での目覚ましいパフォーマンスを受けて、放出のシナリオは後退している模様。ようやく開花した若き才能を、今手放すのはあまりにもったいないですからね。

また、サイドバック面では、先日弊ブログでも紹介したベン・ホワイトの去就が依然として焦点。膝の故障歴があり、夏の去就が噂されている状況で、後任候補としてニューカッスルのティノ・リヴラメントなどが名前に挙がっています。

ベルタとアルテタが描く今夏の戦略は「派手な大量補強」ではなく「質の高い的を絞った補強」がテーマ。リバプールのアルネ・スロット監督がプレミア制覇から1年で解任された例を引き合いに出しつつ、同メディアは「クラブの上昇が予期せぬ急降下で帳消しになる可能性」にも警鐘を鳴らしています。アルテタにとっても、その”次のステップ”を実現するためのプランが手元にあり、あとはクラブがそれをいかに実行するかだとのこと。

ちなみにモクベル氏以外のジャーナリストたちもアーセナルの今後の動きに関して報じており、概ね同様のレポートが伝えられています。


ラファエル・レオン獲得に動くか、本人が「ミラン退団」を明言


今夏のウインガー獲得を最優先課題とするアーセナルに、新たな大物候補の名前が浮上してきました。

今日の「Mirror」によれば、ACミランのスター・ウインガーであるラファエル・レオンが、退団の意思を公に表明したとのこと。

先日の「Football Transfers」によれば、ポルトガルメディアのSport TVとのインタビューでレオンは「個人的には、ACミランにすべてを捧げてきた。クラブは僕を大きく成長させてくれたし、苦しい時期にもサポートしてくれた」と発言。その上で、新たな挑戦を求める意向を示したそうな。

同メディアによれば、ACミランは最終節でカリアリに2-1で敗れ、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を逃した状況。レオンは「新しいリーグでの新たな挑戦」を求めており、まさにアーセナルにとって絶好のタイミングで市場に出てきた形ですね。

レオンは2019年にスポルティングCPからミランに加入し、すぐに世界トップクラスのウインガーの1人として地位を確立。2022-23シーズンにはミランをCL準決勝に導く活躍を見せましたが、ここ数シーズンは当時ほどのパフォーマンスを維持できていないと指摘されています。

ちなみに今日の「caughtoffside」のニコロ・スキーラ記者の情報によれば、アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドの両クラブがすでにレオン獲得に向けて正式に問い合わせを入れているとのこと。両クラブとも来シーズンに向けた攻撃陣の強化を急いでおり、相当なバトルが繰り広げられそうな雲行きです。

£80m台での獲得が可能か、リリース条項は1億5000万ユーロ

気になる移籍金については、同メディアによれば、レオンの契約には1億5000万ユーロのリリース条項が含まれているものの、ミラン側はもはやこの金額の支払いを強硬に要求していないとのこと。

先日の「transferfeed」のCaughtOffside引用情報によれば、ミランは新契約合意の難しさからレオンの売却を準備しているそうで、アーセナルは8000万〜8500万ユーロ規模で獲得できる可能性があると指摘されています。

ただし、ミランは依然としてレオンに対して高額な移籍金を要求する可能性があり、提示された8000万〜8500万ユーロを上回る金額を求めてくる可能性も。アーセナルがレオンの最有力候補と見られているものの、最終的な金額がどう着地するかが焦点になりそうです。

レオンはセリエAでこれまで227試合に出場して80ゴール65アシストを記録しており、その個人能力は申し分なし。得点力に加えて1対1でのドリブル突破能力も備えているのは大きな魅力ですね。

興味深いのが、レオン自身がアーセナルへの好意を以前から公言している点。先日の「Goal.com」によれば、彼はポッドキャストで「マンチェスター・ユナイテッドが好きだけど、アーセナルも好き」と語っていたそう。

アーセナルは今夏の最優先ターゲットの1人として大型ウインガーを設定しており、レオンはまさにアルテタが求める左サイドの「ゲームブレイカー」になり得る選手。ロジャースやクルピらとの優先順位がどうなるのかも気になるところです。

レオンは過去に注目されていた頃のパフォーマンスが維持されているかなど、検討する面があるものの、1対1で振り切れる能力というのは今のアーセナルに欲しい人材。クラブがどういった選手を連れてくるのか注目です。


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