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移籍市場閉幕!左WGを獲らなかったアーセナルの判断を評価したい
日本時間の今朝、ヨーロッパの移籍市場が閉じました。
いやー、長い夏でしたね。ヴィニシウス、アルバレス、ユルディズ、バルコラと、大物の名前が次々に浮かんでは消えていき、最終的にアーセナルは左ウイングの補強を行わないままウインドウを終えました。
正直、SNSを眺めていると悲観的な声もかなり見かけます。「結局誰も獲れなかった」「左が薄い」と。ただ僕は、今回のアーセナルの判断、もっと評価されていいと思っているんですよね。むしろこの夏の相場を眺めていると、動かなかったことこそが最大の成果だったんじゃないかとすら思います。その理由を、最終日の動きと合わせて整理してみます。
最終日の動き
まずジェズスがバルセロナへ。移籍金は€10m(£8.6m)+変動€4mで、2029年6月までの3年契約。アーセナルは将来の売却益20%を受け取るセルオン条項も残しました。バルサはアルバレス獲得に失敗し、その代替として市場に出ていたジェズスに舵を切った形です。ケガに苦しんだ3年を考えれば、8桁の移籍金を回収し、なおかつ大きな年俸を帳簿から外せたのは悪くない仕事。最後の最後で全員にとって悪くない形に着地しました。
そしてヴィエイラがハンブルガーSVへ完全移籍。夏の序盤からずっと膠着していた案件でしたが、本人が望んだ場所へ無事に送り出せました。ヌワネリはドルトムントへのレンタルが最終盤で成立。マルティネリはまだ正式発表がされていないものの、すでにサウジ入りしていることがレポートされており、こちらも時間の問題。
アルバレスについては、バルサがジェズス獲得をもって「補強は終了」と判断し、アトレティコは最後まで態度を崩さず、結局どこにも動かないまま終了。ラポルタ会長は€100mのオファーが有効だと明言していましたし、アトレティコのヒル・マリンCEOは相手方の姿勢に対して「不誠実さ、倫理の欠如、透明性のなさに嫌悪感すら覚える」と激しい言葉を並べていました。両者の溝はついに埋まらず、アーセナルもオファーには至らなかった、というのが顛末です。
今夏の総括
て、改めて整理しておきましょう。
IN
・ブルーノ・ギマランイス(£75m/ニューカッスル、4年+1年オプション)
・エズリ・コンサ(£51m/アストン・ヴィラ)
・クリストス・ツォリス(£34m/クラブ・ブルージュ)
・ピエロ・インカピエ(£34.5m/レヴァークーゼン、レンタルから完全移籍へ)
・イラン・メリエ(フリー/リーズ)
OUT
・トロサール(ベジクタシュ)
・マルティネリ(アル・ヒラル)
・ガブリエル・ジェズス(バルセロナ)
・ファビオ・ヴィエイラ(HSV)
・クリスチャン・ノアゴール(エヴァートン)
・ネルソン(フリー)
・ヤクブ・キヴィオル(ポルト)
・ハイン(ヴェルダー・ブレーメン)
・イーサン・ヌワネリ(ドルトムントへローン)
こうして並べると、支出£143mに対して回収がかなりの額に上っていて、ネットで見れば決して無茶な使い方はしていません。しかも入ってきた3人(ブルーノ、コンサ、ツォリス)は全員が即戦力どころか、すでにスタメンで結果を出している。ツォリスに至ってはシールドで2アシスト、開幕戦でも2ゴールに絡む働きです。補強の「打率」で言えば、今夏は相当に高いと言っていいはずです。
なぜ左WGを獲らなかったのか
ここが本題。
理由はシンプルで、「市場価値以上の値段になった選手が多すぎた」から。ヴィニシウスはレアルと2032年まで延長、ユルディズはスパレッティが「いくら積まれようが売らない」と門前払い、アルバレスは本人が「バルサ以外は行かない」と拒否、バルコラは£128mでリヴァプールへ。エンドリックにも問い合わせたものの、モウリーニョが手放さなかった。
つまり、獲れる相手がそもそもいなかったと。そして残された選択肢は、「相場より明らかに高い金を払って、ワールドクラスとは言い切れない選手を獲る」というもの。それをやらなかった。獲るならワールドクラス、そうでないなら無理に動かない判断は、極めて筋が通っています。
そしてもう一つが枚数の問題。今のスカッドを見てください。

各ポジション2枚、きっちり揃っているんですよね。ここからさらに左WGを1枚足せば必ず誰かが余剰戦力になる。そして過去のアーセナルにとって、その余剰戦力の給与こそが最大の足枷でした。戦力構想から外れているのに売れない、移籍先が見つからない、給与だけが毎週出ていく。ウインドウの度に「あの選手をどうするのか」という話題が繰り返される。あの地獄を、我々は嫌というほど見てきたはずです。今夏、ジェズスとネルソンの整理にどれだけ時間がかかったかを思えば、同じ轍を踏まないという判断には十分な説得力があります。
そしてもう一つ、個人的に大きいと思っているのがアカデミーからの突き上げです。余剰戦力で枠を埋めてしまえば、下から上がってくる道が塞がれる。ルイス=スケリーなんて、まさにその突き上げで定位置を掴んだ選手。今やCL決勝に先発する存在。あの道を、自分たちの手で塞いでどうするんだ、という話ですよね。今夏はマリ・サーモンがプロ契約を結び、17歳のバルティシヴィリとも合意しました。彼らが数年後に扉を叩いた時、その扉が開いている状態にしておくこと。それもまた、クラブの仕事です。
「1月まで待つ」は理にかなっている
思い出してほしいのですが、昨シーズンの前半はハヴァーツ、サカ、ウーデゴールが不在という時期がありました。主力が軒並みいない中で、それでもCLのリーグフェーズを全勝し、最終的にリーグタイトルまで獲った。
これが何を意味するかというと、スペシャルな選手が本当に必要になるのは、タイトルがかかったシーズン後半だということ。9月から12月にかけての戦いは、層の厚さと戦術的な安定で乗り切れる。実際に乗り切って、優勝したわけですし。
そう考えれば、補強を1月に後回しにしたのは十分に理にかなった判断です。今は現有戦力+ブルーノ、ツォリス、コンサという、すでにスタメンで計算できる3人をチームに馴染ませる時間。連携を深め、戦術に落とし込み、そのうえで足りないピースが明確になった段階で、1月にラストピースを狙う。しかも1月なら、この夏に売り時を逃したクラブが値段を下げてくる可能性もある。冷静に考えれば悪い話ではないんですよ。
開幕2連勝、コヴェントリー相手に3-0、ヴィラにも勝利。しかもコヴェントリー戦は前半の相手エリア内タッチがゼロという圧倒ぶり。この内容を見れば、悲観する状況ではまったくないですよ!
他クラブに惑わされていない、ということ
個人的にいちばん感じるのは、無尽蔵に金を使うクラブの動きに影響されて、サポーター側も正気を失いかけているんじゃないか、ということです。
冷静に見てほしいのが他のクラブは基本的に「再建」の最中なんですよ。シティはペップ退任後の再構築、チェルシーは相変わらずの大量補強、トッテナムは新監督で総入れ替え。だから監督が代わり、主力が入れ替わり、莫大な資金が動く。動かざるを得ないんです。
アーセナルにはそれが起きていない。すでに完成されつつあるチームがあって、監督も続投していて、だからこそピンポイントの補強で済む。これは弱さではなく、強さの証明。むしろ「毎年10人入れ替えないと戦えない」状態の方が、よほど不健全だと思います。
そしてアーセナルは、健全経営という模範的なアプローチを採っているクラブです。そのスタンスが好きでガナーズを応援し続けている人も、多いのではないでしょうか。チェルシーやシティが「売却が上手い」と評価されることがありますが、馴染まなかった選手を即座に現金化していくビジネスライクなクラブ運営を、僕らは本当に求めているのでしょうか。
ヴェンゲルおじに散々調教された我々には、待つ余裕くらいありますよね!(爆笑)無敗優勝から18年間トロフィーなしの時代を耐え抜いて、スタジアム移転の借金返済に付き合った人たちですよ。半年待つくらい、どうってことない!
だってそうでしょう。ジェズスがバルセロナに行ったの、結構嬉しかった人多いんじゃないですか?あれだけケガに苦しんだ選手が、最後にバルサのユニフォームを着て「夢が叶った」と笑っている。ヴィエイラがHSVに行ったのも、良かったなと思いますよね。あそこで愛されて、主役として戦える。逆に、マルティネリのサウジ移籍にはちょっとモヤッとした。25歳でまだヨーロッパで戦えるはずの選手が、金額の大きさで行き先が決まっていく感じに。
そういうことなんですよ。僕らは、選手がどこへ行くかにちゃんと感情を持っている。金に換われば何でもいいというクラブとは、僕らは違う場所に立っている。その感覚を、これからも大事にしたいですよね。
まとめ
もちろん、最初から狙い通りに左WGを獲得できていれば最高でした。それは間違いない。ヴィニシウスがエミレーツで躍動する姿を想像した人は、僕も含めて相当な数いたはずです。
ただ、獲れなかったから失敗という単純な話でもない。相場が壊れた市場で身の丈を超えた買い物をしなかった。売るべき選手を売り、必要なポジションには的確に手を打ち、若手の道を塞がなかった。それだけの話。
開幕2連勝、内容も伴っている。不安があるとすればケガだけでそこは正直こわい。サリバの離脱は長引きそうですし、ティンバーもまだ本調子ではない。長いシーズン、ここが一番の変数になるでしょう。
でも、そこまで悲観する状況ではないということ。1月に向けて、まずは目の前の一戦一戦を。今シーズンも、また一緒に楽しみましょう。今後の進展を、温かく見守りたいですね!!!
とりあえず週末チェルシーぶっ倒そうぜ!
ここまで読んでくださってありがとうございます!!
それでは
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すごい、僕の思いを抜き取って文章化してくれてるみたいです!
これからもお金よりもまず人を大事にしていってほしいですよね。
そう言って頂けて何よりです。。。!
やはり愛が一番というか、こういったカオスなサッカー界の中でアーセナルは一歩先の存在であり続けてほしいものです。。!
熱いですね。
完全におっしゃる通りです。
冬以降に動けるのは大きいですがアルバレスはもしかしたらアトレティコで干されちゃうかもしれないですね。
ヴィラ戦でエゼが良かったですからLWは問題ないし、戦術理解度が高く即フィットでツォリスの上位互換かなと思いました。今季は特に層が厚いのでカップ戦も楽しみですね。
熱量が伝わって良かったです(泣)
現有戦力を最大化しつつ、冬に本当に必要な人材を確保することがチームに最も良い補強になるかと!エゼがそれすら必要ないと感じるプレーを見せてくれたら尚良しです!!