サカの2ゴールでモナコを撃破!アーセナル試合レポート


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今回は昨晩行われたCLリーグフェーズ第6節アーセナル対ASモナコの一戦をレポートしていきます!

※このレポートは試合内容を伴うものとなっております。お気をつけくださいませ。


スターティングメンバー


アーセナル:4-3-3

アーセナルはいつも通りの4−3−3の布陣。

ディフェンスラインは左からルイス=スケリー、キヴィオル、サリバ、パーティ。

中盤はアンカーにライス、その前にメリーノとウーデゴール。前線は右にサカ、左にマルティネリでトップにはジェズスが入った。

フラム戦の引き分けを引きずらないことが求められるアーセナルは事前の情報にあった通り、ガブリエルとカラフィオーリが欠場。そして、怪我の可能性が囁かれていたパーティは間に合ったものの、ティンバーはベンチスタートとなり、代わりにルイス=スケリーがスタメンからプレーしています。


ASモナコ:4−2−3−1

対するモナコは4−2−3−1の布陣。

アーセナル的には昨夏にモナコへ移籍していたフォラリン・バロガンがエミレーツに戻ってくる瞬間だったのですが、残念ながら怪我のため欠場。

また、日本代表の南野拓実も在籍していますが、同選手はベンチからのスタートとなるようです。

モナコは今シーズンここまでリーグ3位でCLでも良い順位に付けているものの、ここ3試合は1勝2敗と状態が良くないようで、前節を引き分けたアーセナルと同様にこの試合での勝利が求められています。


試合内容


試合は立ち上がりからホームチームが主導権を握り、25分にはこの日最初のチャンスを構築。

最終ラインでボールを持ったキヴィオルが左足でロングフィードを送ると、抜け出したジェズスがGKと1対1のチャンスを迎える。ジェズスは胸トラップから右足で狙ったものの、ここはマイェツキが立ちはだかる。

直後にはピッチ中央付近でマルティネリがボールを奪ったところから、前を向いてスルーパスを送り、再びジェズスにビッグチャンスが到来。ケーラーに寄せられながらも右足を振ったものの、またもマイェツキに阻まれる。

アーセナルとしては決定機を仕留め損なう嫌な展開かと思われたが、34分には先制点をゲット。

敵陣右サイドでボールをキープしたウーデゴールがサイドを変えると、ルイス=スケリーは寄せてきたマグネス・アクリウシェをうまく剥がして、左足でスルーパスを送る。ボックス左で顔を上げたジェズスがグラウンダーのクロスを送ると、ファーサイドに詰めていたサカがダイレクトで押し込み、アーセナルが均衡を破った。

勢いに乗るアーセナルは続く39分、ピッチ中央付近で相手のバックパスを掻っ攫ったウーデゴールが、GKと1対1のチャンスを迎えるも、ファーサイドを狙ったシュートはわずかに枠の外へ。前半はこのままアーセナルの1点リードで終了した。

後半に入ると、1点ビハインドのモナコベンチが動く。スングトゥ・マガッサに代えて南野を送り出し、より攻撃的な布陣へシフトした。

後半立ち上がりはモナコが流れを引き寄せ、良い形が攻撃に転じるシーンが増加。

63分には左サイド深い位置からの折り返しに南野が反応するも、シュートはジャストミートせずにGKラヤの正面へ。65分には左サイド高い位置でインターセプトした南野がボックス内へ預け、反転したブリール・エンボロが右足を振り抜くも、シュートは枠を捉えきれない。

嫌な流れを断ち切りたいアーセナルは、64分にユリエン・ティンバー、ジョルジーニョ、レアンドロ・トロサール、73分にはハフェルツを送り出し、状況を好転させようと試みる。トロサールを中心にカウンターへ移る場面はありながら、良い形でフィニッシュを完結させるシーンは限られていたが、78分には待望の瞬間が到来。

モナコのビルドアップに対してハイプレスをかけると、モハメド・サリスからのバックパスが弱くなったところへハヴァーツが猛追。マイェツキはなんとか先に触るも、ボールはサカの元へ渡り、背番号7は冷静に左足でゴールネットを揺らした。

この得点で勝利を決定付けたアーセナルは、88分にもボックス右から放ったサカのシュートを、ハフェルツがコースを変えてゴールネットを揺らす。アーセナルがダメ押しの3点目を奪い、試合はタイムアップを迎えた。


簡単なスタッツ等↓

https://twitter.com/OptaAnalyst/status/1866973628975222919


サカの2ゴールでモナコを撃破


前半にサカのゴールで幸先良く先制しつつも何度かビッグチャンスを外した後、後半にモナコが勢いを増したことで少しヒヤリとしましたが、サカの2ゴールで無事撃破!

これでサカは今シーズンここまでの公式戦21試合で9ゴール11アシストを記録。20ゴールに関与しており、ほぼ毎試合得点に関わっているという。素晴らしいヤングスター!

そんなサカのおかげでモナコに快勝したアーセナルですが、前述したように前半はビッグチャンスを逃しまくったこともあり、後半で少しヒヤッとする展開に。

もちろん、1対1の状況が全て簡単にゴールできるわけではないことは間違いないですし、ジェズスが決めきれなかった場面は相手GKが良かったという見方も出来ます。ただ、見ている側の気持ち的にはもう少し決めてほしいというところですね。シチュエーションによってはフラグにしかならない場面もありますから。。。

早めに安心させてくれる他ないです。

が、今日は結果的に3ゴールが決まり、その後モナコに大きな脅威を作られることもなく無事勝利!この結果によりアーセナルはリーグフェーズで勝ち点13となり、得失点差の関係で3位に。次節の来年の1月に行われる第7節でディナモ・ザグレブに勝利すればノックアウトラウンドにストレートイン確定となります。

余計な試合を増やさないためにも次の試合も確実に勝利したいですね!


効いたハイプレス


今日の試合の3点目を記録する要因になったのがアーセナルのハイプレス。

サカとハフェルツのプレスが決まり、相手のミスを誘ってゴールに繋がったのだが、ああいったハイプレスが効いた瞬間がなんだか久しぶりのように感じたのですがどうでしょうか。?

ここ数シーズンのアーセナルはアルテタ監督の元、果敢なハイプレスを得意としていて、上手く相手をハメるシーンを結構見かけていたのですが、今シーズンはなんだかそれが少なかったような気がしていて、、、ハイプレスを掛けているだけ?のような

無論、サッカー界は常に進化しているので、アーセナルの対戦相手はハイプレスをかいくぐる戦術を採用していきますし、上手く対応したチームの戦術を模写することで他のチームも対応していきます。

そんな中で今日の試合は得点シーンだけでなく、全体的にハイプレスが効いていたシーンをいくつか見かけたので、ああいったプレスが効いてくると試合が楽になるなあと見ていました。

試合の流れなのか、シチュエーションによるものなのかはわかりませんが、今後の試合でもっとハイプレスを効かせると良いなあ!


ルイス=スケリー良いじゃん!


ティンバーのコンディション不良と怪我人が重なったことで、今日の試合でスタメンに抜擢されたマイルズ・ルイス=スケリー。

すでに過去の試合でトップチームデビューは済ませているため、彼のプレーぶりは知っているのですが、今日の試合でも臆せずプレーして大きなインパクトを残せたのではないでしょうか。

特に印象的だったのがサカの1点目の起点となったプレー。上手くプレスを回避した後、ジェズスにタイミングバッチリなパス。ゴールが決まった後すぐに周囲の選手がルイス=スケリーを称えるリアクションを見せており、彼のおかげで決まったゴールであることは言うまでもないというプレー。最高でしたね!

そして、その後も64分でティンバーと交代するまで無難にプレーしていて、ファーストチームの選手不在を感じさせなかったです。

個人的にはルイス=スケリーのポジショニングが非常に絶妙だなあと感じていて、丁度居てほしいポジションに居てくれるから周囲の選手は動きやすそうに感じました。また、テクニックとボディバランスに優れているので、相手に詰められても上手く体を使って回避できる能力は素晴らしいですね。正直ジンチェンコを見ているよりも安定感があるように感じました。

この調子で上手く成長してけばファーストチームに定着する日も近いかと!ぜひ頑張ってほしいところです!!


自信を付けていくキヴィオル


そこまで今日のハイライトになるシーンはなかったかもしれないですが、個人的に嬉しいのがキヴィオルの自信のつき方。

過去のレポートで何度も指摘したように、彼はわかりやすいように自信を失っていて、表情にも現れているような状態だったのですが、ここ数試合プレーするごとに自信のある顔つきに変わっていて、今日も安定感あるプレーで非常に良かったのではないかと!

前半ジェズスのビッグチャンスとなっロングパスも絶妙でしたし、時折見せる彼のパスには非凡なものを感じますね。あれはガブリエルにないプレー選択で、彼の強みに感じます。

また、ディフェンス面でも相手選手に当たり負けしないですし、1対1の場面でもセーフティーに対処したりとポジティブな面が増えていて、この調子であれば1月に退団することはないだろうなあと。

トップレベルの試合でも同様のプレーが維持できるかはわかりませんが、ここ最近のキヴィオルの活躍は嬉しいです!


さて、今日はこんなところで。

ちなみに前半マルティネリが2枚目のイエロー貰わなくて済んだ的なシーンに関しては、PLのレフェリーに慣れすぎて少しセンシティブになっているのでは!?と思っていました。笑

そこまでチャンスになりそうなシーンではなかったですし、あれぐらいのタックルでイエローはないかと。PLレフェリーに毒されていますよ!?


それでは

COYG!


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