本日も更新していきます!!!
今回は、本日正式発表されたヨーロッパスーパーリーグに関してつらつらと書いていきます。
※ブログ主の感情論もかなり挟むと思わるため、そういったのが苦手な方はお控えくださいませ。
ヨーロッパスーパーリーグ(ESL)とは?
まずは今朝正式に発表されたESLの概要について。
アーセナルを含む主要参加クラブが発表した声明がこちら↓
欧州における最重要の12クラブは今日、新たな大会、スーパーリーグ創設で合意したことを発表する。この大会は創設クラブで運営することになる。
アーセナル、アトレティコ・マドリー、チェルシー、バルセロナ、インテル、ミラン、ユヴェントス、リヴァプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、トッテナムが大会の創設クラブとなる。さらに3クラブを招待する予定である。そして、この大会を早くスタートさせたい。
創設クラブはこれからUEFAとFIFAと継続的に話し合い、スーパーリーグ、世界のフットボールのためにとして最善の解決法を見つけ出すことを期待している。
スーパーリーグの結成は、パンデミックが起こり既存のヨーロッパのサッカー経済モデルの不安定さを加速させたことから発足した。さらに、何年もの間、ファウンディングクラブは、各シーズンを通じて既存のヨーロッパの大会の質と強度を向上させ、トップクラブと選手が定期的に競うためのフォーマットを作成することを目的としてきました。
パンデミックは、ヨーロッパのサッカーピラミッド全体の利益のために価値とサポートを強化するために、戦略的ビジョンと持続可能な商業的アプローチが必要であることを示しています。
ここ数ヶ月、ヨーロッパの大会の将来の形式に関して、サッカーの利害関係者との広範な対話が行われています。ファウンディングクラブは、これらの協議の後に提案された解決策は、根本的な問題を解決しないと考えています。サッカーピラミッド全体に高品質の試合や追加の財源を提供する必要性がある。
とのこと。(arsenal officialより抜粋)
要は、これからのサッカーを盛り上げていくためには今までの形式とは違う大会を作らなければならないくて、それをビッグクラブが連携してやっていこうといった感じかと。
そして、この大会の創設に携わったレアルマドリーのフロレンティーノ・ペレス会長がESLの理事となり、スタン・クロエンケ(アーセナル)、ジョエル・グレーザー(マンチェスターU)、ジョン・W・ヘンリー(リヴァプール)、アンドレア・アニェッリ(ユベントス)の4名が副理事となる模様。
競技形式
競技形式は
- 参加資格があるチームはファウンディングクラブとなる15クラブと、前シーズンの成績に応じて毎年5クラブが予選を経て参加
- 参加クラブは国内リーグ戦も行う。ESLはミッドウィーク開催
- 大会は8月から行われ、10クラブ毎に別れた2ブロックになり、同ブロックになったクラブとホーム&アウェイで計2試合行う=トータル18試合?
- 各ブロックの上位3チームがノックアウトラウンドへ進出。4位と5位はプレーオフを行った後、勝者がノックアウトラウンドへ
- 決勝戦は5月半ばに行う
といった感じになる模様。
また、これに加えて女子サッカーのESLも早急に取りまとめる意向も示している。
一部報道ではバイエルン・ミュンヘンとドルトムント、PSGがESLへの招待を断ったと報じられているが、その後の報道によれば、バイエルン・ミュンヘン、RBライプツィヒ、FCポルトが『15のファウンディングクラブの最後の3クラブになる』と報じられている。←その後ブンデスリーガからの参入はないとブンデスリーガofficialが報じた模様。
ざっとしたところなので、詳しいところは他のブロガーさんやofficialのアップデートを待っていただきたい。。
ESLについて思うこと
サッカー界も世界的なトレンドに押し殺されてしまうのだろうか。
サッカー界でもすでに侵略されていたように、現在世界的に資本主義がスタンダードとなっており、お金や投資の勉強を全くしたことのないあの日本ですら株式投資について関心を持っているほど。
こうした流れの良くも悪くもな部分が今回のESLに反映されたと思う。パンデミックでお金がなくなったのならば、自分らで作ればええやんといった思考。アメリカンドリーム。
個人的なことを言えば、お金持ちがさらにお金持ちとなるためにグループを組むというのは本当に嫌いで、卑怯とまでは言わないがその根性が本当に嫌い。もちろん、妬みもある。
が、一番悲しいのは『アーセナルがアーセナルでなくなってしまうところ』
アーセナルの移籍情報を書いてやんや言っているブロガーが何を言っているんだと言われるかもしれないが、やはりここ最近のサッカー界はおかしかった。
オーナー投資をするのが当たり前で、良い選手を手にするために馬鹿げた移籍金と好条件の賃金を提供するのが当たり前。しかも、それをファンが1番望んでいるという。
その結果がお金持ちのオーナー主導で大好きなクラブが操られるようになるという始末。泣けてきた。
アーセナルは新型コロナウイルスの影響がデカく、大会に参加してファウンディングクラブになることで約5億ユーロだか貰える好条件を出されて断ることが難しいことも事実。だから余計に悲しい。
ヴェンゲル監督時代のアーセナルが常に提言していた『健全経営』が損なわれてしまった。僕はあのモットーが好きだった。オイルマネーに屈さない感じ。だけども、僕自身も徐々にいつのまにか屈されてしまっていたのだろう。
追記
今回のスーパーリーグ構想が発表されたことに対する各クラブらの声明が人種差別に対する声明を上回っているとのこと。げんなりする。
小規模クラブはどうなるか?
個人的に困る?問題が小規模クラブはどうなるのかという点。
ESLが正式に開始されれば、恐らくCLやELのようなタイトルの価値は大幅に落ちる。場合によってはリーグ戦も。
そうなると各クラブが稼いでいる放映権などの収益が減るし、クラブの人気も落ちていくはず。そして、反対にESLに参加しているクラブの人気はもっと増えて収入差は歴然に。
ミラクルレスターなんてクラブが出てくることも出来ない状況に陥る危険性がある。
アーセナルにはずっと強くあってほしいが、下位クラブの奮闘やミラクルがなければ盛り上がりに欠ける。昨日のフラム戦だって勝ち点落としているし。そういうスリル的なのがなくなるとつまらなくなる気がする。
楽勝に下位クラブをボコボコにする試合を見たいか?と。数年前にバルセロナがリーグ戦で7対0とか頻繁にやっていたの時はまじでつまらなかった。
UEFAの信用のなさ
結局はここが肝なのではないか?と思う。
以前、マンチェスターCやPSGらがFFP(ファイナンシャル・フェア・プレー)に抵触したかもしれないとして問題になった時にうやむやに終わらせていたUEFA。
現在ESLに参加予定のクラブが袋叩きに批判されているだが、UEFAも批判されるべきではないかと思う。
フットボールクラブのオーナーが『サッカービジネス』に対して前のめりになることを防げなかったことにも問題がある気がする。
サッカークラブもサッカー機構もオーナー投資という『ドーピング』に味を締めていた。その結果飲み込まれるというなんとも。。。
最近のCLがマンネリ化していたのはこれが原因では?とも思う。常連のチームと常連の勝ち残り。
『それなら勝てるクラブだけでもっと激しい大会作ってみんなで稼いじゃおうよ!』という流れは新型コロナの影響で早まっただけで、いずれそうなる運命だったのでは?
https://twitter.com/Hammadayf/status/1383927172763578377
このツイートにもあるように、ヴェンゲル氏はずっと『オーナー投資を規制するように』と訴えていた。いずれサッカー界が潰されるぞと。
まさにその通りになってしまった。
組織<クラブの構造
今回のESL発足が起きたのはこれが原因かと。
『しがらみなくなれば俺たち自分らで稼げるやん!』みたいな。自分でも言い得て妙だと思って思わず書きながらニヤリとしてしまった(笑)
しかもその後の対応も各リーグ機構やUEFAは『そんな奴らはリーグ戦からBANさせるし、代表戦も出さないよ』と、SMAP解散した時みたいだなあと思いました。ちょっと違うか。
だから逆に考えれば秩序をなくしたのはUEFAであり、各リーグ機構であり、我々ファンであるのかな?と。今回ESL参加を表明したクラブだけが悪ではない。誰かの正義は誰かの悪で〜みたいな歌聞いたことある!
参加を表明したクラブの気持ちもわからなくはないと思う。
現在PLがこれだけリッチなリーグになったのはビッグ6がプロモーション含めこれまで沢山リーグに貢献したからであって、その他のリーグも同じはず。それなのに大会機構が沢山お金を吸収しているという現実が許せないオーナーも絶対にいる。それが束になってしまった。
リーグ戦大変なのにCLやELでロシアの僻地で試合させられるとか。そういった不満も持っていたに違いない。
とはいえ、僕は現行のリーグ戦やヨーロピアンコンペティションが好きなので、なんとか落とし所を見つけて欲しいと思っている。
ぎっしりの批判
時間を追う毎に批判の声が高まっている模様。
紹介しようと思いましたが、多すぎたので省略。
いつもより長めになってしまいました。
果たしてどうなるのだろうか。。。
UEFAの正常化を求めた要求だったとしたら良いのだが。。。そんなわけ無いか。
ひとまず続報を待ちましょう。
今後も新たな情報が入り次第、随時レポートしていきます!!!
ここまで読んでくださってありがとうございます!!!
それでは
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