今回は昨晩に行われたCLノックアウトフェーズラウンド8アーセナル対レアル・マドリーの一戦をレポートしていきます!
※このレポートは試合内容を伴うものとなっております。お気をつけくださいませ。
スターティングメンバー
アーセナル:4-3-3
アーセナルはいつも通り4−3−3の布陣。
ディフェンスラインは左からルイス=スケリー、キヴィオル、サリバ、ティンバー。
中盤はアンカーにパーティ、その前にライス、ウーデゴール。前線は右にサカ、左にマルティネリ、トップにはメリーノが入った。
一部選手のコンディションに疑念のあったアーセナルですが、問題なくファーストレグと同じメンバーを起用!パーティはレアル・マドリー相手に重要な選手なので、間に合って良かったです!
また、ベンチにはベン・ホワイトも復帰しており、アカデミーの選手も居るものの、交代選手も用意できるスカッドになりました。
レアル・マドリー:4−4−2
対するレアル・マドリーは4−3−3、4−4−2の可変式システム。
3対0というスコアをひっくり返すために攻撃的な選手を起用しています。また、ファーストレグで退場していたカマヴィンガが起用できないものの、チュアメニが復帰しており、前回同様に手ごわそうな中盤。
要注意選手はやはりエンバペとヴィニシウスで、彼らが攻撃のスイッチを入れる存在だと思うので、しっかりと丁寧に対応する必要がありそうです。
試合内容
試合は立ち上がりからレアル・マドリードが圧を強めるなか、9分に主審がゲームを中断してオンフィールドレビューを実施。
直前のアーセナルのコーナーキック時にラウール・アセンシオがミケル・メリーノのユニフォームを掴んで転倒させており、アウェイチームにPKが与えられる。しかし、キッカーを務めたブカヨ・サカのチップキックはティボー・クルトワがストップ。スタジアムは大歓声に包まれる。
すると23分、今度は主審がレアル・マドリーに対してPKを与える。右サイドからルーカス・バスケスが送ったクロスにR・アセンシオがヘディング。流れたボールに反応したキリアン・エンバペがデクラン・ライスと交錯して転倒した。だが、長いVARチェックの末に主審は判定を変更。レアル・マドリーのPKは取り消される形になった。
その後もホームチームが主導権を握って相手を押し込むものの、クロスを中心とした攻撃は相手の守備陣に跳ね返され続ける。一方のアーセナルも堅いブロックを軸に時折カウンターを仕掛けるが、目立ったチャンスを作れないまま時間が経過。冷静に時間を使いながら敵地でゲームのテンポをコントロールする。
前半終了時点でレアル・マドリーは6本のシュートを記録したが、枠内シュートは0本。一方、アーセナルは4本中3本が枠内に飛んだものの、スコアは動かずハーフタイムを迎えた。
後半も一進一退の攻防が続き、レアル・マドリーを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は61分に3枚替えを敢行。ロドリゴらがピッチを後にしながらバルベルデが右サイドバックにポジション変更され、代わりにダニ・セバージョス、エンドリッキ、フラン・ガルシアが投入された。
そんななか、65分にアーセナルがスコアを動かす。右サイドに飛んだゴールキックにM・メリーノが競り勝ち、ボールを収めたサカがマルティン・ウーデゴーアにバックパス。細かく繋ぎながらボックス正面に侵入すると、フリーで前を向いたM・メリーノがペナルティエリア内にグラウンダーのスルーパスを入れる。走り出したサカがワンタッチで確実にネットを揺らし、アーセナルが貴重な先制点をマークした。
追い込まれたレアル・マドリーも2分後に反撃。ボールをキャッチしたGKダビド・ラヤのスローイングからアーセナルがビルドアップを試みると、ヴィニシウス・ジュニオールが前線より激しくプレスを行う。ウィリアン・サリバの判断が遅れた隙を逃さずボールを奪取し、相手のミスからゴールを奪ってスコアを振り出しに戻した。勢いに乗りたいレアル・マドリーだったが、73分に思わぬアクシデントが発生。ライスと接触したエンバペが右足首を痛めてピッチにうずくまり、プレー続行が不可能となったことで負傷交代を余儀なくされた。
以降はアーセナルがレアル・マドリーの猛攻を耐え凌ぎ、後半アディショナルタイムにガブリエル・マルティネリが勝ち越し弾を獲得。結局、そのまま試合は2-1で終了し、2戦合計5-1で準々決勝突破を決めた。
簡単なスタッツ等↓
長い長い一夜を終えてセミファイナル進出!
長い…長かったあああ
3対0でファーストレグを終えているため、かなり有利な状況で迎えたセカンドレグ。アーセナル同様にファーストレグを複数得点差で勝っていたバルセロナとPSGがセカンドレグであわやな試合をしていたこともあり、逆転ムードみたいなものを感じていたのですが、アーセナルが2対1で勝利し、無事セミファイナル進出!
特に前半はかなり気持ちを消耗するような展開で、アーセナルがPKをミスしたと思えば、レアル・マドリーのPK取り消しなど、非常に疲れる展開でしたね。
ただ、アーセナルはファーストレグと同じように自分たちのペースを崩さず、逆転を目指して息巻いていたレアル・マドリーを封じ込めることに成功!先制点を取った後は流石に気が緩んでミスをしてしまいましたが、逆にあの失点でアーセナルは最後まで集中力が保てたのではないかと。
ほとんどの選手が攻守でサボらず、ヨーロッパチャンピオンを2試合でここまで圧倒するなんて…ほんの数年前のアーセナルを考えると涙なくして語れないストーリーです(泣)もちろん、今シーズンのPLタイトルが厳しいのは周知のとおりですが、ヨーロッパベスト4まで勝ち進んだ事実で腹一杯にご飯が食べれますよ!
目指すはヨーロピアンチャンピオン!セミファイナルはPSGとの対戦。勝ち進みましょう!
逞しくなったアーセナル
前述した通り、数年前まで暗黒期と言われるような時代を過ごしていたアーセナル。
直近のシーズンもタイトルからは見放されていますが、なんというか一歩ずつ確実に歩みを進めていることを感じましたね。
昨シーズン、ラウンド8でバイエルン・ミュンヘンに敗れた後、彼ら同様にヨーロッパのコンペティションに慣れているレアル・マドリーとの対戦ということで、嫌な記憶があったのですが、そんなことも忘れるくらいの戦いを見せてくれて…本当に逞しくなったなあと。
タラレバですが、今日の試合も昨シーズンまでのアーセナルであれば、もっと危険な試合になった可能性はあるでしょうし、そもそも怪我人が続出しているシーズンでここまでの結果を残せていなかった可能性すらあります。
そういったことを鑑みると、精神的にも肉体的にもタフになったアーセナルというのは非常に誇らしく思います!暗黒期も変わらず見続けていて良かったなあ。怪我人が居るとはいえ、なんだかPSGにも良い戦いが出来る気がします!優勝目指しましょう!
キヴィオルの成長ぶり
逞しくなったアーセナルですが、レアル・マドリーとの2試合で急激に成長したのがヤクブ・キヴィオル。
彼は基本的にガブリエルのバックアップという立ち位置で、不慣れな左SBのポジションでプレーした時期もあったからか、かなり不安定なプレーが目立つ選手だったのだが、この2試合で見違えるような選手になっているのではないかと。
今日の試合に関してはかなり完璧なプレーぶりでしたし、危なくなりそうなシーンも未然に防いだりと、派手なプレーはなかったかもですが、勝利に大きく貢献してくれましたね。
今シーズン、マイルズ・ルイス=スケリーが試合の中でどんどん成長していったように、キヴィオルもビッグマッチを経て自信をつけているように思いました。1月には売却候補にすら挙がっていた選手がシーズンの佳境で実力を発揮する姿は感動的です。ガブリエルが来シーズンの開幕に間に合わない可能性を考えると、残留させるアイデアもあるのでしょうか。
パーティが次節欠場
さて、今日の試合で最もネガティブなのがパーティの次節欠場。
試合を通してアーセナルの選手に圧力を掛けていたリュディガーにイライラしていたのか、詰め寄ったことでイエローカードを受けてしまいました。パーティはイエローカードのリーチだったため、累積で次節PSG戦のファーストレグで出場できないという。。。
レアル・マドリー戦の2試合でパーティは陰ながらチームを支える存在として貢献していたのですが、1試合起用できないのはかなりデカいです。
恐らくライスがアンカー、メリーノが中盤に降りて、トロサールをトップ起用にするのではないかと。ただ、ここ最近メリーノトップ起用がかなりハマってきていることを鑑みると、メリーノを中盤に下げたくないなあという気持ちも。守備力を考えたらそれが無難でしょうが、あのタイミングのカードは避けてほしかったですね。
不満を言ってもしょうがないので、まずは勝利を味わいましょう!!!
さて、今日はこんなところで。
それでは
COYG
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