10人チェルシーと痛い引き分け
さて、日本時間で1時半キックオフという日本のワーカーにとっても嫌な時間帯のキックオフ。もちろん、グーナーはみんな起きていたと思いますが、今日の試合は少し苦い気持ちで終えてしまいましたね。
アーセナルは序盤からチェルシーの勢いに圧倒されてハイインテンシティな試合に巻き込まれてしまい、カイセドのレッドカードで数的有利になりながらもカウンターの勢いを落とさない彼らのペースで試合終了。内容的には引き分けが妥当でしたが、状況やアーセナルの実力を鑑みれば勝ちたかった試合でした。
最終盤のインカピエのクロスがヨケレスに届いていれば…という幕引きだったのでなんとも悔しい気持ちがありますね。前回の対戦時も最終盤のクロスがハヴァーツに届いていたら…という展開だっただけに、怪我明けのヨケレスのウィナーで劇的勝利!が見たかったです(泣)
今回の試合で最も言われているのがサリバ&ガブリエル両選手不在の影響。すでに怪我で数週間の離脱となっているガブリエルに加え、サリバが前日のトレーニングで怪我を負い欠場。代わりにプレーしたモスケラ&インカピエの2人は急造コンビながらしっかり対応したし、それぞれのクオリティは間違いないものの、やはり数年同じチームでプレーしている選手たちの連携と比べると難しいものがあり、今日のようなハイインテンシティの試合ではそれが影響したように感じます。
ガブリエル不在によってセットピースでの脅威が減る+セットピースのディフェンスが軽くなることに加え、サリバ不在でバックラインからのボールコントロールが若干不安定になったというのが今日のディフェンス面の争点で、防げたセットピースの失点と試合を苦しくしたディフェンス陣のイエローカードが終盤までダメージが残ったのではないかと。
一部ではアンソニー・テイラーがイエローカードの基準を軽くしすぎたなんて言われているようですが、少なくともアーセナルは試合の早い段階で数的有利になっているので、もっと試合を支配的にしたかったというのが本音ですかね。総じて引き分けが妥当!
しかしチェルシーは数的不利になってから何度も主審を囲んでアーセナルの選手を退場させたい一心の気持ちがブリブリで…あれは見ていて気持ちの良いものではないよなあ。アーセナルは何枚もイエローもらっている上にカイセドはほぼ自爆ですし。ジャッジに不満があるにしても特に前半はモヤモヤしましたね。チェルシーは試合開始から良いプレーをしていて、10人になっても激しさを変えずに対応していただけに、プレーで見せてくれよ!って気持ちになってしまいます。。。
まあそんなこんなでチェルシーと引き分けたアーセナルは13節を終えて30ポイントの首位は変わらず。2位のマンチェスターCは5ポイント差で追っているものの、今節のリーズ戦では危うく2対0から引き分けに持ち込まれそうな展開で、まだまだポイントを落としそうな予感があるので、少なくとも焼く2試合分のポイントを稼いでいるアーセナルが有利な状況は変わらないはず。
とはいえ、まだシーズンの3分の1を終えただけなので、ここからさらに引き締めないと…!
ひとまずトッテナム、バイエルン・ミュンヘン、チェルシーの3連戦を2勝1分けで終えたことをポジティブに考えて、ミッドウィークのブレントフォード戦に集中ですね!
マドゥエケがウーデゴールと仲良くなる
今夏に4800万ポンドの移籍金でアーセナルへ加入した後、スタンフォード・ブリッジに帰還したノニ・マドゥエケ。
今回の試合では印象的なプレーを見せることが出来なかったものの、バイエルン・ミュンヘン戦では勝ち越しゴールを決めるなど、すでにアーセナルの中で序列を上げている状況なのだが、その背景にはアーセナル加入後の充実がある模様。
昨日の「standard」によれば、マドゥエケはアーセナルへ加入して新人恒例の入団セレブレーションでビヨンセの歌を披露した後、すぐにチームに気に入られたのだとか。
同メディアによれば、マドゥエケはもともとブカヨ・サカとユースカテゴリー時代からの友人で父親同士も知り合い(マドゥエケの獲得はサカが進言したそう)ということに加え、デクラン・ライスなどイングランド代表選手とも面識があった他、エベレチ・エゼがアーセナルへ移籍する前に”アーセナルで一緒にプレーするのか”メッセージのやり取りをしていたという。
また、マドゥエケはチーム内でも信仰深い選手の1人だそうで、試合前に一緒になってお祈りをすることもあるのだとか。
そして、ここ数週間では共に負傷離脱していたマーティン・ウーデゴールと意気投合したようで、彼らはユーモアのセンスが似ていて、好きな音楽にも共通点があることがわかったようです。
ちなみにマドゥエケ獲得に関しては4800万ポンドという移籍金やチェルシーからの加入ということもあり、アーセナルサポから獲得に否定的な意見が多く寄せられていたが、クラブとしてはマドゥエケの人間的な側面に加え、昨シーズンのプログレッシブキャリー(ボール保持時に5m以上相手陣営に前進すること)と90分での平均シュート数から、チームに異なる攻撃性を与えてくれる選手だと数年来高く評価していた模様。
そのため、アーセナル加入後のマドゥエケの活躍ぶりはすべて想定内の出来事で、これからもチームを押し上げる存在になることが期待されているようです。
ちなみにサカとは良いライバル関係を築いており、サカもマドゥエケの加入で自身がさらに良くなると考えているそうな。切磋琢磨!良いですね!

