フランス王者をシャットアウト!アーセナル試合レポート


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今回は昨晩行われたCLグループステージ第2節アーセナル対PSGの一戦をレポートしていきます!

※このレポートは試合内容を伴うものとなっております。お気をつけくださいませ。


スターティングメンバー


アーセナル:4-3-3

アーセナルはここ数試合と同じ布陣でスタート。

ディフェンスラインは左からカラフィオーリ、ガブリエル、サリバ、ティンバー。

中盤はパーティとライス、右にサカ、左にマルティネリ。トップと中盤を入れ替わる形でハヴァーツとトロサールが入った。

ここ最近のアーセナルはこの形が定番で、ウーデゴールが居ない状態をハヴァーツとトロサールのトップ&中盤起用みたいな形。両者の良いとこどりな布陣なので個人的には好きなフォーメーションです。

また、この試合から復帰したばかりのミケル・メリーノがベンチ入りを果たしており、引き続きベン・ホワイトと冨安はベンチ外となっています。


PSG:4−3−3

対するPSGは4−3−3の布陣。

彼らは試合前に情報が出ていた通り、チームのエースであるウスマン・デンベレがこの試合に同行しておらず、彼を抜いた選手たちを起用。

要注意選手はブラッドリー・バルコラで、彼は今夏にPSGを退団したキリアン・エンバペの後継者的な選手。スピードに乗った時のドリブルは止めるのが難しく、ティンバーは彼に張り付いて仕事をすることになるかもしれません。

その他、両SBのハキミ、メンデスもスピードに乗った時は止めるのが大変なので、サイドからの崩しに気をつけたい。


試合内容


立ち上がりから主導権争いが続く中、ボール保持率はアウェイチームがやや優勢も開始9分にボックス右のサカが得意の形で左足を振るなど、ホームチームの効率良い攻めからチャンスを作り出す。

以降も一進一退の攻防が続くも、ホームチームが見事な連携からゴールをこじ開ける。

20分、左サイドへのスムーズな展開からカットインしたトロサールが絶妙な右足インスウィングのクロスをゴール前のスペースに落とす。これにタイミング良く走り込んできたハヴァーツが飛び出したGKドンナルンマより先に頭で合わせてゴール左隅に流し込んだ。

一瞬の隙を突かれて先制を許したPSGも、イ・ガンインやネヴェスらを起点に要所で中盤でのプレス回避に成功すると、両サイドバックの攻撃参加を使って続けて決定機を創出。

28分にはボックス左に持ち込んだメンデスが右ポストを掠める左足シュート。31分には快足を飛ばしてボックス右に持ち込んだハキミが角度のないところからの右足シュートでゴールに迫るが、ここはGKラヤの好守に阻まれる。

すると、ピンチの後にチャンスあり。

35分、相手陣内右サイドで得たFKの場面でキッカーのサカがゴール前でバウンドさせる高速クロスを入れると、飛び込んだマルティネッリやトーマスは触れずも味方を含めて多くの選手がブラインドとなったことでGKドンナルンマが反応できず。そのままゴールネットに吸い込まれた。

後半も拮抗した展開が続くが、52分にはボックス右でハヴァーツが折り返したボールを中央でフリーのマルティネッリがダイレクトボレー。だが、ややコースが甘くなったシュートはGKドンナルンマのセーブに阻まれて試合を決める3点目にはならず。

後半はPSGが押し込む展開の中で60分を過ぎて両ベンチが動く。

アーセナルはトーマスを下げて新天地デビューのメリーノ。さらに、トロサールに代えてガブリエウ・ジェズスを投入。これに対してPSGはヴィティーニャとドゥエを下げてファビアン・ルイス、コロ・ムアニをピッチに送り出した。

何とか早い時間帯に1点を返したいPSGはセットプレーの混戦からネヴェスがクロスバー直撃のシュート、68分にはイ・ガンインの無回転気味の強烈なシュートでゴールに迫るが、GKラヤの好守に遭う。

また、ボックス内でのDFカラフィオーリのハンドやコロ・ムアニが倒される際どいシーンが続いたが、いずれもPK獲得とはならず。

試合終盤にかけては逃げ切りへ集中力を増したアーセナルがPSGの攻勢を危なげなく凌ぎ切り、今節最注目の強豪対決はホームチームに軍配。PSGに今季公式戦初黒星を与えたアルテタのチームが今季CL初勝利を挙げた。


簡単なスタッツ等↓


フランス王者をシャットアウト!


皆さま朝からお疲れ様でした!それにしても良い朝の目覚めになりましたね!

今日の対戦相手はCLグループステージの中では最もハードな対戦相手の1つであるPSG。過去にはチャンピオンズリーグの決勝にも進出したことのあるチームで、ホームとはいえ現在のアーセナルがどれくらいのレベルに達しているのかという指標にもなる試合になったのだが、見事アーセナルは2対0で勝利!

試合後に多くの方が語っているように、PSG相手にクリーンシートかつあの雰囲気で勝利できたことは非常にポジティブかと。

アーセナルは前半に2点を決めた後、後半はそこまで無理しない形でプレーを続け、最後まで大きなピンチを迎えること無く勝利したのはかなり自信になったはず。

もちろんPSGのエースであるウスマン・デンベレの不在は今回の試合において影響はあっただろうし、彼が居なくともPSGには良い選手が多く、アスリート能力の高いサイドアタッカーたちに翻弄されるシーンもありましたが、それにしても盤石の勝利だったのでは?まさしくシャットアウト!って感じですね。

個人的に前半のアーセナルの出来はかなり良かったように思いますし、PSG相手にアーセナルは何もさせていない状況を作れていたので安心して試合を見れました。先制点や追加点を決めた時間帯も良く、レフェリーにも大きな不満もなく、ストレスフリーな試合で幸せです!(笑)


進化するアーセナルのディフェンスライン


ここ数試合はクリーンシートを達成できていなかったものの、今日の試合を振り返ると改めてアーセナルのディフェンスラインが進化しているなあと。

サリバとガブリエルのCBコンビは言わずもがなですが、ティンバーはまたしても攻守に完璧なプレーを披露し、途中から右サイドでプレーしたカラフィオーリも安定したプレーぶり。そして、途中出場のキヴィオルもしっかりとアピール出来ていて、ここにホワイトと冨安が復帰したら安定感マシマシですよ!

今日のディフェンス陣はここ数試合の失点から、それぞれのポジショニングを意識していたように感じました。昨シーズンのCLでバイエルン・ミュンヘン相手にディフェンスラインが乱れたことを思うと、今日の試合で安定したラインを形成できていたのは進化も見えて素晴らしいですね。

ただ、心配なのがティンバーで、前半だけで交代したのが予防措置なのか怪我を負ったからなのか、その辺りが心配ですね。今日の試合でもハイスタンダードなプレーを披露していて、バルコラを完璧に抑え込んでいたのが印象的です。しかも攻撃へのスイッチも出来るという。なんともないと良いのですが。。。

試合後にティンバーが問題なさそうに写真に応じている姿も確認されているようなので、もしかしたら予防措置+ローテーションだったかもしれないですね。


ガブリエル・ジェズスが心配


試合後に多くの方が指摘しているのがガブリエル・ジェズスについて。

彼は後半途中からトロサールと交代してプレーしたのだが、なんだか結果を残そうと意識しすぎて空回りしているような印象を受けました。

試合に入るタイミングや、このところのプレータイムを鑑みると短い時間で結果を残すのは大変だと思います。”自信を失うのは一瞬”というように、アーセナルへ加入したばかりの頃のジェズスと比べるとメンタル面の影響は受けてそうに感じました。

もちろん、試合に出れば良いプレーは見せてくれますし、今のアーセナルに必要な存在であることは間違いのですが、このところのジェズスはなんだかゴールを決めれなくなっていた頃のラカゼットを見ているようで心配です。。。

ただ、長いシーズンでジェズスの力が必要なタイミングは必ず訪れると思います。その時に向けてエネルギーを溜めておいて欲しいところです!

ちなみにジェズスの現状を考えると、途中出場で結果を残しまくっているトロサールはめっちゃすごいんだなあと。今日の試合もハヴァーツのゴールを演出し、要所で効果的なプレーを見せていて素晴らしかったですね!


メリーノがアーセナルデビュー!


今夏の移籍市場でアーセナルに加入しながらも、トレーニングで怪我をしたことで離脱していたミケル・メリーノ。

昨日弊ブログでも紹介したように、PSG戦に向けてのトレーニングに参加していることが確認されていたのだが、今日の試合でついにアーセナルデビュー!

パーティに代わってプレーしたのだが、ライスとダブルピボットでプレーし、何度もデュエルにも勝利したりと安定したプレーを披露。すぐにチームにフィットする予感を感じさせました。

短い時間でしたが、今後に期待できるパフォーマンスだったので、もしかすると週末のサウサンプトン戦でプレーする可能性すら感じました。アルテタ監督がどこまで許容するのかはわからないですが、ヌワネリ、ライス、メリーノの中盤でサウサンプトン戦を挑むような気が。それくらい安定していたので、すぐにスタメンでプレーするだろうなと!

ただ、このところパーティも良いプレーを見せているので、中盤も熾烈なポジション争いになりそうです。本当に良いチームになってきたなあ。しみじみ。


さて、今日はそんなところで!

ミッドウィークに気持ちの良い勝利は格別ですね!!!

それでは!

COYG!!!

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