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今回は昨晩に行われたPL第15節アーセナル対アストン・ヴィラの一戦をレポートしていきます!
※このレポートは試合内容を伴うものとなっております。お気をつけくださいませ。
スターティングメンバー
アーセナル:4-3-3

アーセナルはいつも通りの4−3−3の布陣。
ディフェンスラインは左からカラフィオーリ、インカピエ、ティンバー、ホワイト。
中盤はアンカーにスビメンディ、その前にライス、ウーデゴール。前線は右にサカ、左にエゼ、トップにはメリーノが入った。
前節ブレントフォード戦でモスケラが足首を負傷したことで今節はティンバーがCBとしてスタートから起用。好プレーを見せたホワイトは引き続き右SBとしてスタメン。そして、前線はトロサールがベンチ入りしたものの、この試合はエゼが左サイドでスタートしています。
アストン・ヴィラ:4−2−3−1

対するアストン・ヴィラは4−2−3−1の布陣。
アストン・ヴィラはここまで6連勝でリーグ3位まで順位を上げており、さらにポイントを重ねるためにアーセナル戦に気合が入っているはず。
要注意選手は左サイドのロジャーズ。彼はアストン・ヴィラの中でも随一のテクニシャンでカウンター時に注意が必要。また、アーセナル戦を得意としてるオリー・ワトキンスにもカウンター時に注意が必要です。
ちなみにアストン・ヴィラはアーセナルの前監督であるウナイ・エメリ氏が監督を務めている他、主力選手はアーセナルとリンクされていた選手ばかり(ワトキンス、ティーレマンス、パウ・トーレス、エミマルは元アーセナル)で、なんだか因縁めいたものを感じます。勝ちましょう!
試合内容
試合は開始10分、アストン・ヴィラにビッグチャンスが訪れる。背後に抜け出したオリー・ワトキンスがアーセナルDF陣を交わし、ペナルティーエリア内に侵入する。しかし最後のところでGKダビド・ラヤが素早い反応でゴールを死守。
28分には左サイドからのクロスが流れ、ボールはマティ・キャッシュのもとへ。シュートを放ったが、守備に戻ったライスが体を張ったブロックで対抗する。
ホーム『ヴィラ・パーク』の声援を受けるアストン・ヴィラのペースで時計の針が進むと、36分に試合の均衡が破れる。パウ・トーレスのアーリークロスが逆サイドまでいくと、そこにキャッシュが走り込み、ダイレクトシュート。鋭いシュートはネットを揺らした。
一方のアーセナルは右サイドを突破したブカヨ・サカがマイナスのクロスを送り、ホワイトがダイレクトシュートを打つが、GKの正面に飛んでしまう。その後もライスが高い位置でボールを奪い、そのままフィニッシュまで持ち込むも、同点とはならず。
アストン・ヴィラの1点リードで試合を折り返す。
ビハインドを背負ったアーセナルはハーフタイムに2枚替えを敢行。エベレチ・エゼとミケル・メリーノを下げ、レアンドロ・トロサールとヴィクトル・ギェケレシュを投入する。
すると52分、そのトロサールがいきなり結果を出すことに。サカからのグラウンダーのクロスに合わせ、試合を振り出しに戻す。
69分には主将のマルティン・ウーデゴーアが強烈なミドルシュートを打つが、これをGKのE・マルティネスが腕を伸ばしきり、スーパーセーブ。
対するアストン・ヴィラは78分、ドニエル・マレンが決定機を生かせず、勝ち越しとはならない。
試合も終盤に入り、お互いプレスをかけ続け勝ち点「3」を目指すと、後半アディショナルタイムに劇的なドラマ。ゴール前の混戦からエミリアーノ・ブエンディアが押し込み、アストン・ヴィラが勝ち越しに成功。このまま試合終了となり、ホームのアストン・ヴィラが2-1で勝利を収めた。
簡単なスタッツ等↓
負けるべくして負け
いやー、悔しいっすね。トッテナム戦から続いた強敵揃いの連戦を3勝1分けで終えた後、リーグ3位に位置するアストン・ヴィラ戦。タイトル獲得を目指すのであれば勝利が必要な試合でしたが、アーセナルはブエンディアの劇的ゴールで敗戦。全公式戦でリヴァプール戦以来の敗戦を喫しました。
正直なところ今日の試合に関しては負けるべくして負けたかと。アーセナル界隈のコメントを見ていてもほとんどの人が”負けて当然”と語っており、多くの人が負けるべくして負けたと感じたはず。
まあ負けた原因に関してはいくつかあるので、それは後で語るとして…
以外かと思われるかもしれないのですが、個人的に今日の負けは良かったのではないかと思っています。もちろん負けは悔しいですし、この後行われるマンチェスターCの試合結果によってはさらにポイント差が埋まる可能性がありますが、それでも今日の負けはチームに必要な起爆剤になると思いました。
18戦無敗だったように、アーセナルは久しく負けておらず、言うなれば負けに慣れていない状態でした。そんなチームが久しぶりに負けたのですから焦りも感じるだろうし、選手だけでなく監督コーチ陣もチームとしてのアプローチを考え直すはず。
リヴァプール戦で負けた後にアルテタ監督が積極的な選手起用を行い始めたように、今日の試合の負けはチームに良い変化をもたらすのでは?という風に考えています。
勝つためには選手層や戦術、選手のクオリティなど様々な要因があると思いますが、どんなチームでも高い集中力と前向きな姿勢の2つが維持できなければ世界で最も厳しいリーグと言われるプレミアリーグで結果を残せないということが改めて証明されたように思います。
”失敗は成功のもと”となるよう、ここからの試合を再び連勝街道に乗せていきましょう!
明暗を分けた選手起用
アーセナルは出場の可否が注目されていたサリバ&トロサールはサリバが間に合わず、トロサールはベンチスタートいう状況で今日の試合を迎えており、基本的なメンバーは前節から変えられず、体力や戦術的にかなり限定的な状況でした。
そのため、現状のメンバーの中で結果を出している選手を中心にチームを組み立てたことが結果的に負けにつながる選手起用になってしまったのではないかと。
これに関しては怪我人やコンディション不良の影響があるので、監督コーチ陣を批判する意図はなく、ただただタラレバを語っているだけです。
ただ、スタートからヨケレス見たかったし、左サイドはディフェンス面のケアも含めマルティネリスタートさせたかったし、なんならエゼは中央で見たかった。あとはメリーノが途中から起用できる状態であれば中盤の組み換えもできただろうし、、、終わった後の感想としては今日の試合こそ保守的に走らない方が良かったのではないかと思ってしまいます。
もちろん、メリーノがここ最近好調だったことやセットピースのディフェンスなど、起用するべき理由があったのは間違いないですし、サカをマドゥエケに変えたのもバイエルン・ミュンヘン戦での成功があったことは容易に想像できます(トロサールはプレー管理が必要なコンディションだったのかもしれないですし)。そして、そもそも怪我人やコンディション不良の影響で選びようがない選手層だったことは理解できます。
とはいえ、こういった少しづつの保守的な姿勢が終盤に劣勢になった原因なのではないかと。まー難しい部分ですよねえ。そもそも中2日のランチタイムキックオフって意味分かんないですし。
でも思い切ってノアゴールを起用してみるとか、なんかやりようがあったんじゃないの?と思ってしまう負け方だったかなあという次第です。
ディフェンス陣は奮闘も。。。
相手の劇的ゴールで幕を閉じたアストン・ヴィラ戦ですが、個人的にはディフェンス陣は奮闘していたのではないかと思っています。
無論、最終的に2失点しているのだから”奮闘もクソもねえ”と思う方も多いかと思いますが、急造のディフェンス陣でリーグ3位のチームのアタッカー陣をあそこまでコントロール出来ればまあ上出来だと思いますよ。特に先制された後はアーセナルがボールを持つ時間が増えたことで、カウンター狙いのヴィラのアタッカー陣がアーセナルのCBと1対1の場面を作る機会が増えていて、そんな機会を何度も作られれば体力も消耗するだろうし最終盤にもつれて失点もやむなしと思えます。
とはいえ、何度もカウンターの機会を生んでしまったという点で考えればサリバ&ガブリエルの不在を非常に感じましたね。ティンバー&インカピエは個人能力だけで相手を止めていて、そもそも相手の攻撃機会を何度も作ってしまったというのが最終的に全体の消耗に及んでしまったのではないかと。
サリバとガブリエルの不在がこんなに響くなんて…セットピースからの得点も明らかに減っているし、チーム的にはどうにかしたい領域ですね。
なんというか…サリバ&ガブリエルだけでなく怪我人が早く戻ってきてほしい次第です。(チェルシー戦勝っときたかったなあ…)
今日はこんなところで。
この負けを糧にしてさらなる勝利を!
COYG
ここまで読んでくださってありがとうございます!!
それでは
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