リーグリーダーへ重くのしかかるプレッシャー。アーセナル試合レポート

本日も更新していきます!!!

 


 

 

今回は本日明朝に行われたPL第32節アーセナル対サウサンプトンの一戦をレポートしていきます!

※このレポートは試合内容を伴うものとなっております。お気をつけくださいませ。

 

スターティングメンバー

 

まずはスターティングメンバーから!

 

アーセナル:4−3−3

アーセナルはいつも通りの4−3−3のフォーメーション。

ディフェンスラインは左からジンチェンコ、ガブリエル、ホールディング、ホワイト。

中盤の底にパーティ、その前にヴィエイラとウーデゴールが入り、右にサカ、左にマルティネリ。トップにはジェズスが起用された。

昨日行われた試合前の会見では、今回の試合で欠場するのは怪我で離脱しているサリバだけだと考えられていたのだが、試合当日にジャカが体調不良を訴えてアウト。代わりにヴィエイラが起用されている。

 

サウサンプトン:4−4−2

※試合途中に取得した画像なのでゴール付いてます(泣)

対するサウサンプトンは4−4−2の布陣。元アーセナルのセオ・ウォルコットがスタメンで起用されている。

要注意選手はそのウォルコットで、前がかりになるであろうアーセナルの背後を狙うプレーをされないように注意したい。また、中盤で起用されているロメオ・ラヴィアはアーセナルが関心を抱いている選手で、彼にはこの試合で活躍してほしくないものの、注目したい選手の1人です。

 

 

試合内容

 

開始わずか30秒足らずで先制ゴールが生まれる。

後方からのビルドアップを試みたアーセナルは、GKのアーロン・ラムズデールがボックス内から縦パスを供給するも、カルロス・アルカラスがこのボールをカット。そのまま右足でゴール左隅に蹴り込みネットを揺らした。サウサンプトンがアーセナルの出鼻を挫く形で先手を取った。

ビハインドを負ったアーセナルは左サイドのガブリエウ・マルティネッリのドリブル突破を起点にゴール前に迫っていく。

しかし、なかなかシュートを放てずにいると、14分にサウサンプトンが追加点を奪う。アルカラスが敵陣中央からDFラインの背後にスルーパスを送ると、抜け出したのは古巣対戦のセオ・ウォルコット。ダイレクトでゴール左下隅に流し込み、アウェイチームがリードを2点に広げた。

アーセナルの反撃は20分。ウーデゴーアが右サイドの敵陣深くへスルーパスを供給し、抜け出したサカがゴールライン際まで持ち運んで中央に折り返す。これをマルティネッリがダイレクトボレーで叩き込み、1点差に迫る。

26分にサウサンプトンは左クロスからボックス内で連続してシュートを浴びせるも、GKラムズデールが鋭い反応で凌ぎ、追加点を与えない。アーセナルは終盤にかけて決定機を作り出すも、同点ゴールは奪えず。前半は1-2で終了した。

サウサンプトンは後半開始から5バックにシステムを変更し、深い位置でブロックを形成。

対するアーセナルはボール保持率を高めながら圧力をかけていく。57分にはF・ヴィエイラを下げてレアンドロ・トロサールを投入し、より攻撃的な布陣へとシフトする。両ウイング(WG)を中心に何度もゴール前に迫っていくが、ボックス内に人数をかけたサウサンプトンの守備に苦戦し、なかなか決定的なシュートを放つことができない。

66分、劣勢だったアウェイチームがスコアボードを動かす。ジェームズ・ウォード・プラウズの右CKをニアサイドでアルメル・ベラ・コチャプが逸らすと、最後はドウイェ・チャレタ・カーが頭で押し込みゴールネットを揺らした。

再び2点ビハインドとなったアーセナルは、直後に左からの折り返しにジェズスが合わせたが、シュートは惜しくも枠の上へ外れた。

79分にはジェズスの独力突破からチャンスを創出し、トーマス・パルティとサカが立て続けにシュートを放つも、いずれもサウサンプトン守備陣のブロックに阻まれ、ゴールネットは揺らせず。

その後も攻勢を強めるアーセナルは88分、ボックス右角付近でボールを受けたウーデゴーアがカットインから左足のミドルシュートをゴール左隅に突き刺し、1点差に詰め寄る。

畳み掛けるアーセナルは90分、ジェズスの落としを受けたリース・ネルソンが右足でシュート。これはGKに防がれるも、サカがこぼれ球を押し込みネットを揺らした。アーセナルが土壇場で試合を振り出しに戻す。

直後にはトロサールのミドルシュートがクロスバーを直撃。後半アディショナルタイムにはネルソンのシュートが左ポストをかすめる。しかし反撃はここまで。試合は3-3で終了し、アーセナルはリーグ戦3試合未勝利となった。

 

簡単なスタッツ等↓

 

 

リーグリーダーへ重くのしかかるプレッシャー

 

さて、どこから書いていこうか。と思わざるを得ない試合。

試合前から多くのメディアではリーグリーダーに対するプレッシャーについて語られていたのだが、リーグタイトルを目指すアーセナルとPL残留を目指すサウサンプトンという、この試合はまさにそれを象徴するような試合になったのではないかと。

リヴァプール戦とウエストハム戦の失点シーンに関しては、アーセナルの選手たちに怠慢が見えたのだが、この試合は序盤のラムズデールのミスから始まり、思わぬタイミングでの追加点、コーナーからの3失点目と、焦りから生まれた失点しかなかったような気がします。

そういう意味ではリーグタイトルに掛かるプレッシャーというのを初めて垣間見た気が。普段だったらラムズデールは試合開始すぐのタイミングであそこまでリスキーなパスを出さないだろうし(もしかしたらサウサンプトンはスタート時のラムズデールの配球を研究していたかもしれないが)、その他の失点シーンも同様の事が言える。

アーセナルは次節マンチェスターCとの大一番を迎えるが、その試合に勝っても負けても、順位確定の日まで気を引き締める必要があると感じました。

 

 

この試合から見える希望的観測

 

思わぬ出だしから途中までは『いつものアーセナルか』と思わざるを得なかった今日の試合だが、もちろん希望的観測もあった。

まず第一に同点まで追いつけたこと。個人的にこれは非常に意味があると思っています。

というのも、アーセナルは昨シーズンもこれくらいの時期に格下相手に3連敗を喫していたことがあり、その際はどうあがいても引き分けにすら持ち込めない展開になることが多かった。リーグタイトルを狙っている現状と比べるのはお門違いかもしれないですが、そういった過去があることを思えば、今のアーセナルが劣勢時に得点するためのアイデアやチームとしての取り組み方というのを理解し、実践できている、追いつくための自信を持てているのではないかと。

この要素は非常に重要だと思っていて、対戦相手やシチュエーションは違えど、ここ数年のCLで毎年勝ち進んでいるレアル・マドリー、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスターCなどのチームは劣勢時でも引き分けに持ち込む戦い方を理解していて、アーセナルもその素養を身に着け始めたのではないかと思います(まだCLレベルではないかもしれないが)。

2つ目はマルティネリとサカが好調を維持できていること。

今シーズンのアーセナルがここまでの成績を納めている背景にこの2人の活躍があることは間違いなく、その2人が今節も好調を維持できたことは非常に良かった。

アーセナルは次節マンチェスターC戦に臨むのだが、この大一番を迎えるにあたってサカとマルティネリの調子が落ちていれば、苦しい展開になることが予想されてしまう。その点、彼らが得点を決めるだけでなく、チャンスメイクも出来ていたのはポジティブに捉えても良いのではないかと思います。

マンチェスターCは先日のバイエルン・ミュンヘン戦で左SBのネイサン・アケが負傷したため、次の試合に出てくるか未定となっているので、サカは彼の代わりに出てきた選手をケチョンケチョンにして欲しいです。

そして、3つ目が怪我人が出なかったこと。

もはや希望的観測を絞り出したように感じる方もいるかもしれないが(笑)、こういった試合は無理をしてしまって怪我人が出ることも少なくない。現にサウサンプトンはベドナレクが怪我で交代している。

アーセナルは今日の試合も非常に大事だったことには変わりないのだが、もっと大事なのが来週行われるマンチェスターC戦。ここで結果を残せばここ数試合の取りこぼしもチャラに出来る。その試合に向けて新たな怪我人が出なかったこともポジティブに捉えたいです。

 

 

サリバ不在の打撃

 

ここまでポジティブな側面を指摘しましたが、1つ問題点も。それはサリバ不在の影響。

ここ数試合のアーセナルが不安定な要因の1つとしてサリバ不在が囁かれているのだが、これはやはり事実ではないかと。無論、ホールディングがサリバと比べて相当に実力がないわけではなく、いわゆるサリバの付加価値がこれまでのアーセナルで良い影響を与えていたという話。

サリバの付加価値というのは、冷静さ、足元の上手さ、供給力、カバー力、予測力。あとはガブリエルとのパートナーシップ。ホールディングが全て80点でプレーしてくれると考えると、サリバは全て95点でプレーしている感じ。

Sky Sportsでは、そのことを指摘しているのでお時間がある際に是非↓

 

上記のレポートの中で、『ホールディングはボックス内を守るためのスペシャリストだと考えると、サリバはチームが相手ハーフでプレーする際のスペシャリスト』と表現しているのだが、まさにその通りだなあと。

サリバはまだ復帰しない可能性が示唆されているので、マンチェスターC戦でプレーするかは不明だが、可能であれば戻ってきて欲しいというのが本音。今の状態が続けばこの議論はシーズン終盤まで囁かれそうです。

 

 

最新のリーグ順位

 

が、こちら↓

 

アーセナルは3試合連続の引き分けにより、32試合消化時点で75ポイントに。対する2位のマンチェスターCは2試合未消化で70ポイント。単純に2試合シティが勝てばアーセナルを1ポイント上回り首位を明け渡すことに。

これはもうアーセナルは大一番で勝利することがタイトル獲得の大きな近道で、思い切って戦う必要があります!

下手に引き分け狙いで、その後のリーグ戦でシティが勝点を落とすことを期待するのではなく、残り試合全勝してタイトル獲得を目指しましょう!!!

 

 

その他

 

その他、思ったことを箇条書きで

 

  • ジェズスが1つでも決めていれば…
  • トロサールは器用すぎる
  • 終盤にパーティ→ジョルジーニョも有りだったかも
  • ネルソンをもう少し見たい
  • スミス・ロウはどうなのだろう
  • ジャカ不在の影響も大きかった
  • ウォルコット元気そうで何より。シティ戦でも得点して欲しかった(泣)

 

こんなところ?

試合後に多くの人が語っていたのがジェズスの決定力について。どうやら今日の試合のジェズスは☓Gが1以上あったようで、決めて欲しかったという声が多数。マンチェスターC戦は頼むよ?

 

 

さて、ついに後がなくなってきているアーセナルは、選手たちだけでなく、多くのファンもフラストレーションが溜まりつつ有る。そのため、選手に対して悲観的な意見を述べる方も増えるはず。それは仕方ない。愛しているチームが崩れる姿なんて誰も見たくないですし。

ただ、ここ数年のアーセナルの有様を見れば、今シーズンの彼らが僕達に希望を見出してくれているのは明らか。今シーズン残り試合全勝した場合の勝ち点は93ポイントで、70ポイントすら獲得できなかったクラブがここまで成長している。

その事実に目を向けて、、、ここは彼らをサポートしましょう!!!

それが遠く離れた日本から彼らへのせめてものメッセージやパワーになるはず。僕はそう信じています。

まだ1ヶ月半ほどあります。最後に泣いて笑えるよう、弊ブログはアーセナルを心からサポートしていきます!!!

 

それでは。

COYG!!!

 

 

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Comments

  1. B.D

    ファビオ・ビエイラの代わりにトロサールが出てから全然変わりましたよね。オフザボールの質が全然違うし。
    ゴール期待値1,42で3点も取るなんてサウサンプトンがツイていたと言うか、こちらが不運というか。
    楽しかったのですが、勝ちたかったですね~。
    シティ戦は奇跡を期待してます。

  2. アルカラスが凄すぎましたね。
    一人にやられたも同然というか。

    恐らくこれは前からだと思いますがジェズスの決定力は、彼の献身性が高く動きすぎていることで、結果的にラストタッチの正確性が落ちているように思います。もう一つプレミアではフィジカルが強くないとすぐに倒されるし、簡単に倒れる選手にPKを与えてくれないので、運動量を落としてもいいからフィジカルを鍛える必要があると思います。ワトキンスも強いですしね。

    Skyの記事の両RCBの比較に関しては、サンプル数の違いやチーム内でのフィットやサカの好不調の問題もあるのであまり公平なデータではないんですよね。代わりに誰が第3CBをやれるの?コストは?って話でもあるし、サリバの契約延長すら決まっていない。
    トロサールはもうちょっと使って貰いたいですね。誰を下げるかって話にもなるけど。
    マルティネッリは急に三笘化して一皮剝けましたね。あれだけ縦に行けるなら文句ないです。

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