ハヴァーツの適正ポジションを考える|彼はもっとスペシャルになれる


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ハヴァーツの適正ポジションを考える|彼はもっとスペシャルになれる

アーセナルの中で度々話題になるハヴァーツについて。彼が本当に輝けるのは今の場所なのか。ずっと考えていたことを書かせてください。

なぜトップだと得点機会が減るのか

結論から言うと、ハヴァーツの適正ポジションは右の10番からウイングのあたりだと思っています。

理由は、彼のインテリジェンスの高さです。

ハヴァーツは本当に頭のいい選手で、味方に有利になるポジショニングやプレーを常に選びます。相手DFを引きつけて味方のスペースを作る、降りて受けて前を向かせる、プレスバックして守備の数を揃える。どれも素晴らしい。

ただ、それがトップだと裏目に出る部分もあるんですよね。ストライカーとして必要なポジション取りを、結果的に怠ってしまう。正確に言えば、他の選手のために動きすぎてしまうんです。その結果、彼自身の得点機会が損なわれているように感じます。

彼が最も点を決めやすい形

ハヴァーツのボールの受け方とプレーを考えると、今のアーセナルでは右ウイングが最適解な気がします。

思い出してほしいのが、2025年2月にエミレーツでシティを5-1で破った試合です。76分、マルティネッリがシティの守備を切り裂いて、ハヴァーツに繋いだ場面。彼は内側にカットインして左足を振り抜き、ファーサイドへ巻き込むように決めました。

あの足の振り方。あれが、彼が最も点を決めやすいパターンだと思うんです。今季のチェルシー戦のゴールも、構造としては近いものがありました。

そして彼のプレッシングの上手さを考えれば、前線には置いておきたい。さらに言えば、右ウイングにボールを収められる選手がいることで、ラヤの配球先が増えるというメリットもあります。これは地味ですが、ビルドアップの安定に直結する話です。

ただし、最大のネック

問題は、現状のアーセナルに置き換えた時です。

右ウイングにはサカ、10番にはウーデゴールがいる。つまり、ハヴァーツを置きたいポジションに、彼より「そのポジションに特化している選手」が存在してしまっている。これがネックなんですよね。

しかも、アルテタが志向するサッカーはサイドで独力打開できるウイングを好みます。ハヴァーツは突破力のあるタイプではないので、サイドには置きづらい。

ただ、戦術理解度が高くてチームの潤滑油になる選手ですから、アルテタとしては先発には入れたい。だからトップで使う。それが現実なんだと思います。

一つ案として、ウーデゴールの万能性と能力を考えれば、意外と彼を8番(インサイドハーフ)に置いてしまうのもアリかもしれません。そうすれば10番が空きます。

構造の問題

ハヴァーツには、ゴールにもアシストにも絡める能力があります。だからこそ、フォーメーションを変えることで彼がもっとスペシャルな選手になる要素は、ものすごくあると個人的には思っています。

これ、裏抜けができないから良い形でボールを受けられないヨケレスと、構造としては同じ話なんですよね。選手の特性と、与えられた役割がズレている。

今のアーセナルは、ウーデゴールとサカ、ティンバー(ホワイトも)が中心になっています。あの右サイドの関係性は確かに強力ですが、逆に言えばそこに依存している。もっとフィールド全体が活きるシステムにならないと、他の選手が個人として活躍するのは難しい気がします。

それを崩したくてカラフィオーリを自由に動かしているんだと思いますが、対戦相手がしっかり準備してくると、選手も慣れ親しんだ形に落ち着く傾向がある。先日のフォレスト戦がまさにそうでした。前半はほとんど右サイドでしか攻撃が作れていませんでした。

しかも今のアーセナルは守備重視のサッカーです。形を変えること自体が難しい。これが現実ですよね。

それでも、希望はある

とはいえ、シーズンが始まってまだ間もない時期です。クリスマスあたりまでに形が決まってくるといいなあ、というのが希望的観測です。

そして今、皮肉にもその実験ができる環境が生まれつつあります。サカが6〜8週間の離脱。ツォリスも不在。マドゥエケとカラフィオーリも負傷。右サイドの絶対的な形が、一時的に失われているわけです。

ここでアルテタがどう組み替えるのか。ハヴァーツを右に置いて、ヨケレスをトップに据える。あるいはウーデゴールを8番に下げて、ハヴァーツを10番に。普段なら試せない形を試す理由が、今ならある。

個人的には、カラバオカップ敗退も選手の稼働率を考えればポジティブに捉えています。これだけ負傷者が出ている中で、1つ大会が減るのは悪い話ではない。リーグとCLに集中できる。

苦しい時期ですが、こういう時にこそチームは変わります。ハヴァーツという素晴らしい選手が、もう一段階上に行く瞬間を見たい。日曜のアンフィールドから、何か新しい形が見えてくることを期待したいですね。


ここまで読んでくださってありがとうございます!!

それでは

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