今回は昨晩行われたPL第6節アーセナル対レスターシティの一戦をレポートしていきます!
※このレポートは試合内容を伴うものとなっております。お気をつけくださいませ。
スターティングメンバー
アーセナル:4-3-3
ミッドウィークにボルトン戦を終えたアーセナルはマンチェスターC戦と同じ布陣。
ディフェンスラインは左からカラフィオーリ、ガブリエル、サリバ、ティンバー。
中盤はパーティ、ライス、トロサールが入り、右にサカ、左にマルティネリ、トップにはハフェルツが入った。
今節はラヤのコンディションが気になるところだったのですが、問題なく起用可能となった他、シティ戦で怪我を負っていたとされるホワイトはベンチ外となっています。
レスターシティ:4−2−3−1
対するレスター・シティは4−2−3−1の布陣。
彼らは今シーズン再びPLへ昇格したチームで、ここまでの試合で未勝利という状況。格上となるアーセナルとの対戦で勝利し、PL残留に向けて勢いをつけたいところかと。
要注意選手はジェイミー・ヴァーディで、彼は過去のアーセナル戦で何度も嫌なゴールを決めてきた選手でなので、うっかり裏に抜けられないように注意したい。
試合内容
立ち上がりからボールを保持して攻勢に出るアーセナルに対し、レスターはヴァーディを残してゴール前を固めて耐えしのぐ。
アーセナルとしては、前節シティ戦の後半、10人で猛攻を耐えていた状況とは真逆の立場となったが、レスターは10人のアーセナルほど堅固なブロックを築けない。
20分、右サイドをオーバーラップしたティンバーの折り返しを、ゴール前のマルティネッリが右足でゴール左へと流し込み、アーセナルが先制する。ゴール前に人数はいたレスター守備陣だったが、ぽっかりと空いたスペースをティンバーとマルティネッリが見逃さなかった。
その後も攻勢を続けるアーセナルは前半終了間際、エリア内左でボールを受けたマルティネリの折り返しを、ゴール前のトロサールが押し込む。試合を支配し続けたアーセナルが、2点をリードして試合を折り返した。
しかし後半、流れは一変。立ち上がり47分、左サイドからのブオナノッテのFKをゴール前のジャスティンが頭で合わせ、これがゴール左へと決まってレスターが1点差に詰め寄る。
さらに63分、左サイドをワンツーで抜けたディディのクロスを、ファーサイドのジャスティンが右足ボレーで捉える。完璧に捉えられたボレーがゴール左へと吸い込まれ、レスターが枠内シュート2本で2-2の同点に追いついた。
追いつかれたアーセナルは再び猛攻を仕掛ける。68分、サカのシュートのこぼれ球をゴール前で拾ったハヴァーツが反転ボレーで押し込むが、これはGKハーマンセンが至近距離ではじき出す。
74分にもゴール前でフリーとなったトロサールのシュートをGKハーマンセンが驚異的な反応でセーブする。
勝ち越したいアーセナルは74分、マルティネッリに代えてスターリングを投入し、85分にはトーマスに代えて新鋭ヌワネリを投入する。
88分には右CKをファーサイドのカラフィオーリが高い打点のヘディングで合わせるも、GKハーマンセンが素晴らしい反応でゴール上へとはじき出した。
迎えたアディショナルタイム、サカの左CKをファーサイドでフリーとなっていたトロサールが合わせると、ゴール前に密集していたDFに当たったボールがゴールに転がり、土壇場でアーセナルが勝ち越しに成功する。
残り少ない時間でレスターに再び盛り返す力は残されておらず、逆にカウンターからハヴァーツがこぼれ球を押し込んだアーセナルが4-2とリードを広げ、ホームで勝ち点3を手にした。
簡単なスタッツ等↓
2点差は危険なスコア!時には運も必要!
いやー、マンチェスターC戦に続いてひりつく試合を見せてくれますね。。。!(笑)
サッカーで”2点差は危険なスコア”とはよく言ったもので、早い時間で3点目を決めなければなんか起きちゃうというのが不思議な話。
前半はアーセナルの独壇場で試合開始直後の少しだけレスターがボールを持てる時間があったものの、ほとんどの時間をアーセナルが支配してそのうえで2ゴールを決めるという超理想的な展開。
しかし、後半始まってすぐにセットプレーからオウンゴールをして、その後ジェームズ・ジャスティンのスーパーゴールが決まるという。もちろん、アーセナルの選手たちが油断をしていたようには思えないですが、やはり2点差では何が起きるかわからないので、集中は切らさないようにしなければならないですね。
ただ、ジャスティンのゴールが決まったシーンに関しては、前半の最初にもカラフィオーリが中に入りすぎて危ないシーンになったプレーがあったので、彼はポジショニングで修正すべきポイントがあるように感じました。
そんなこんなで同点でアディショナルタイムまで時間が経った後にトロサールの起死回生ゴール。シティ戦で退場していたトロサールが決勝ゴールを決めるというのが今のアーセナルっぽいというか、ゴール後のトロサールに選手たちが駆け寄ったのはただ単に勝ち越したからではないはず。スポーツの美しい姿だなあなんて思ったり。
そして、最後はハフェルツのダメ押しゴール。
☓Gでは概ねどのアナリストも(アーセナル)4−0.3(レスター)くらいのスコアをつけていて、あんな内容になるようなスタッツではなかったことが伺えます。
よくよく思い返せばスティーブ・クーパー氏の率いていたフォレストとは毎回嫌な戦いになっていたように感じますね。なんとか勝利をもぎ取ってよかったです!シティは引き分けたので勝ち点で並んでハッピーですよ!
ヌワネリの本物ぶり
さて、今日の試合でパーティと交代で途中から起用されたのがボルトン戦で好プレーを見せたイーサン・ヌワネリ。
アカデミーの選手起用に慎重なアルテタ監督があの場面で起用するのだから相当良いんだろうなあと思っていたら交代して早々に好プレー連発。本物ぶりを感じましたよ。
なんだろう彼のプレーを見た本物ぶりは。サカ、スミス・ロウ、エンケティア、ネルソンらが出てきた時よりもインパクトを感じたというか、本当に17歳!?って感じ。プレーが洗練されているように感じました。ニャブリやチェンバレンが出てきた時辺りを思い返しましたね。
試合後は現地でも”次の試合でヌワネリをスタートから見たい”という声が多く出ているようで、アルテタ監督が簡単に応じないような気もしますが、今日の雰囲気を鑑みると無くはないようにも思えます。
あそこまで雰囲気を感じる若手選手は久しぶりなので、今後にも期待ですね!
マルティネリが復調できるか
さて、個人的に気になっているのがマルティネリが今後復調してくれるのかどうか。
アーセナルがトップレベルのチームに戻ってきた背景には、ブカヨ・サカとガブリエル・マルティネリによる両ウイングの活躍があったのだが、マルティネリは怪我で離脱して以降、復帰前の姿に戻りきれていないように感じます。
これは怪我後の影響なのか、それとも昨シーズン途中の不調で自信を失っているのか、サカはメキメキと結果を残す中で1人だけ取り残されているように感じてそう。ただ、このところは以前のようなカットインも見せるようになっていて、今日の試合でもらしいプレーからゴールを決めたりと、今後に期待できる姿が見れて良かったです!
マルティネリの調子が落ち込んだ背景にはジェズスの不在期間が長かったことや、ジャカが居なくなったこと、ウーデゴールとサカによる右寄りのアタックが増えたことなど、数々の原因はあると思います。ただ、サカとウーデゴールはその中でしっかり結果を残しているので、彼らに続いてマルティネリも2桁ゴールアシスト記録して欲しいです!
まあ今日はそんなところで!
ちなみに今日の試合でサカは開幕から6試合連続アシストを記録しており、PL記録となったようです。
セットプレーからのゴールが多いのは、サカが安定して精度の高いキックを見せているからということでしょうね!この調子でPLのアシスト記録も樹立してほしいです!
あとは他クラブが勝ち点を落としていくのを望むばかりです!(笑)
それでは!
COYG!!!
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