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今回は、毎度おなじみwebメディア「FUNSIDED」にて、『アルテタ対クリスタル・パレス戦における4つの戦術的ミス』なるレポートが挙がっていたので、そちらをご紹介。
はじめに
リードを手にし、試合をコントロールしている場合、明らかに最善の方法はそのリードを守り抜くこと。
少なくともそれはアーセナルが考えたもの。彼らは丸くなり、残りの80分をリードして過ごそうとしていた。もちろん、全てのチームがそうしたいのだが。
何よりも悪かったことはクリスタル・パレスが素晴らしかったこと。
彼らはとても良く、パトリック・ヴィエラはアルテタ監督が植え付けたいであろうサッカーを体現して、チャンスクリエイトこそ少なかったものの、プレスを掛ける人数はアーセナルよりも多かった。
彼らの2ゴールは、両方ともプレス耐性があると考えられていたトーマス・パーティと、サンビ・ロコンガに対するプレスに屈したことから始まった。
どちらもファールではないかという声も少なくないが、そんなことを言ってもしょうがない。
最終的にアレクサンドル・ラカゼットによって引き分けに終わったものの、これは味わうべきでない1ポイントとなり、喪に服すための試合となった。
その中でアルテタ監督がどれだけ戦術的ミスがあっただろうか?かなり沢山。それを紹介していく。
ブカヨ・サカとエミール・スミス・ロウを最高の場所以外ででプレイさせる
アルテタ監督は、1回も、2回も、3回も言及されている、サカとスミス・ロウをそれぞれの最も適しているポジションで起用しないという決定を止めなければならない。
エミール・スミス・ロウはNo.10でプレーすることが出来る。だが彼はそこでプレーすることが出来ていない。
彼の魅力がパスやボールを運ぶことだとすると、あえて彼がディフェンスに寄ったプレーをしなければならないのは矛盾を広げているだけである。
少なくとも彼のスキルに答えることが出来るFWの近くでプレーさせて欲しい。左サイドが過去6ヶ月で成長させてきたポジションなのになぜ彼を右サイドからプレーさせるのだろうか。それによって必要のないリスクが高まる。
ブカヨ・サカに対しても同じことが言える。彼はアーセナルでもイングランド代表でも右サイドで上手くやっていた。現在アーセナルの右サイドが弱いことを鑑みれば、彼を右サイドで起用しない手はない。
さらにマーティン・ウーデゴールにも同じことが言える。
彼は深い位置でプレーした。それはアーセナルがボールを支配している時であれば、それは何も問題はない。
だが、コントロール出来ておらず、相手がプッシュしている時間帯の彼はすぐに迷子になって、チームメイトをカバーすることが出来なくなる。そうなると、アーセナルは物理的に上手くプレーできなくなる。
最高の選手を最高のポジションで起用して欲しい。それは簡単なことだと思う。
ニコラ・ぺぺ&ワイドからのゴール
ニコラ・ぺぺは非常に貧弱な試合をした。しかし、どういうわけか彼は2ゴール共に関与した。
開始7分に富安と共にボックス付近へ近づき、1対2の状況を作ってそこからゴールまで繋がった。彼はボックスの近くになるとチャンスを創る。
しかし、彼はほぼ全てのデュエルで絶望的で、ドリブルも出来ず、かなりのボールロストもした。
ガブリエル・マルティネリでさえ、チームの流れの中でプレーすることが出来ておらず、アルテタ監督はウインガーに多くのことを求め過ぎなのかもしれない。
純粋なウインガーでないぺぺとマルティネリは、3人の選手を相手にすることは難しい。
前半に4−3−3で守っている時、中盤の右にぺぺを並べてディフェンスしていたが、これは彼をできるだけ脅威になる存在から外しているかのようだった。
右SBが中央寄りにポジショニングするようにポジショニングされているピッチのワイドの遠く離れているところで右ウイングが1人でいても特に何かすることは出来ない。
もちろん、ぺぺが貧弱に見えたのは間違いないが、それでも1人でプレー出来るほど甘くはない。
プレスしたくない
オーバメヤン、サカ、スミス・ロウ、ウーデゴール、ぺぺ。彼ら5人はよくプレスを行い、相手サイドを壊滅させる能力を持っているが、現在そのように起用できていない。
ウーデゴールがNo.10にいる時、彼は1番のプレッサーである。彼は深くまでプレスに行く。
スミス・ロウは勇敢なカウンタープレッサー。彼は短時間だったが、深い場所から前進するためプッシュをした。
ぺぺはボックスの右前方にポジショニングをしていた。彼は深い位置でボールを受け取っただけ。
サカもファイナルサードにボールを進めた。だが、彼もワイドなポジションを取っていたため、ボールを受けることが多かった。
オーバメヤンはゴールを決める。そして、彼のプレスはいつも1人だけだった。
より成長し、壊滅的な試合状況を変える必要がある時に、プレスを行わず脅威の少ないエリアからパフォーマンスし、出力を制限している。なぜ彼ら5人に爆発力があるのに、あえて控えめなプレーをするのだろうか?
もっと攻撃的に行くべき。もっと大胆に。ハイラインでプレーするのであれば、もっと相手エリアをプッシュするべきで、もっとチームにイマジネーションを加えるべき。アルテタ監督はプレスの管理が出来ていない。
サンビ・ロコンガは間違って起用された正しい交代だった
前半終了時にサカがマッカーサーによって怪我させられた後、アルテタ監督はチームにサンビ・ロコンガを加えた。
彼がこの交代をどのような意図で行ったかはわからないが、ミッドフィールドを強化し、ウーデゴールをゴールの近くに持っていくことは正解だった。
代わりにガブリエル・マルティネリを投入するという主張もあったが、それは前半にさらされていた同じギャップを中盤で作られていただろう。
それは効果的だった。パレスはゴールに直結する攻撃が出来ず、トランジションを管理することは2ゴール目を決めるためにチームのコントロールを取り戻すために必要だった。
しかし、パーティとロコンガのエラーはアルテタ監督のせいではないが、ミッドフィールドのペアにはまだ距離感があった。
ロコンガはどちらか広いスペースに顔を出し、パーティは中盤で孤独にプレーしているままだった。それは現在のアーセナルがクリスタル・パレスに与えてしまうスペースとして決定的だった。
ピッチ上の選手間の驚異的なスペースはウイングがどれだけ孤立してプレーしていたかでわかるように、中盤でも同じで、ボールを失った際にコンパクトに修正するなどの管理が行き届いていなかった。
結果、理論的に考えて正解だと思ったロコンガの投入は成功しなかった。
いかがだったでしょうか?
まあ、だいたい見ていて思ったことをつらつらレポートしてくれている感じではないでしょうか??
もちろん、チーム管理は難しいはずで、アルテタ監督の作戦はかなり優秀なのはわかるのだが、それをチームに落とし込む中で上手くいっていないという感じ。
これは素人ではわからないレベルの話なんだろうか。。。難しいところ。
この間、どこかのOB選手が『今のサッカーはポジショナルプレーばかりで、幻想的なプレーや真似できないプレーはどこいったんだ?』と言っていたのを見たが、個人的には凄く同意しました。
勝つために理論立てて、確率論で考えるというのはもちろん正しいことだし、それが成功に1番近いという考えはめちゃくちゃわかります。僕も普段仕事しているうえで、データや統計ばかり参考にします。
ただ、そういった理論をぶっ壊すのがスポーツであり、サッカーではないかと。そんなことを最近のサッカー界全体を見て思ったり。。理想論ばかりで申し訳ないです。。
ただ、最近のアーセナルを見ていると、むしろ無茶苦茶な方が結果残していると思ったりしまして。
以前、Amazonで配信されているマンチェスターCの『All or Nothing』で、ペップ・グアルディオラが『アーセナルは何してくるかわからないから嫌だ』と言っていたのですが、理論に勝てるのはより良い理論ではなく、イマジネーションなんじゃないかなと思ったりするんですよね。わかる方が居てくれると嬉しいです。(泣)
難しい問題ですよねえ。。
元記事はこちら→ 4 tactical mistakes Arteta made vs Crystal Palace
今後も新たな情報が入り次第、随時レポートしていきます!!!
ここまで読んでくださってありがとうございます!!!
それでは
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