今回は昨晩に行われたPL第4節アーセナル対ノッティンガム・フォレストの一戦をレポートしていきます!
※このレポートは試合内容を伴うものとなっております。お気をつけくださいませ。
スターティングメンバー
アーセナル:4-3-3
アーセナルはいつも通りの4−3−3の布陣。
ディフェンスラインは左からカラフィオーリ、ガブリエル、モスケラ、ティンバー。
中盤はアンカーにズビメンディ、その前にメリーノとウーデゴール。前線は右にマドゥエケ、左にエゼ、トップにはギョケレスが入った。
アーセナルは今夏に加入したエベレチ・エゼがスタートからの起用!多くのサポがエゼの先発起用を望んでいた中で左WGからスタート。また、今節は代表戦の影響からかデクラン・ライスがベンチスタートで、代表戦でハットトリックを決めたメリーノがスタートから起用されています。
負傷で離脱していたサカ&サリバはこの試合には間に合わず、サリバの代わりにモスケラが起用されており、リヴァプール戦のような活躍ぶりに期待です!その他、今夏最後の補強選手であるピエロ・インカピエがベンチ入りしています。
ノッティンガム・フォレスト:4−2−3−1
対するノッティンガム・フォレストは4−2−3−1の布陣。
ノッティンガム・フォレストは今夏の移籍市場で実は大型補強を行っていたチームで、エドゥ氏の元、チームの改変が進んでいるようです。ただ、この試合は昨シーズン結果を残したメンバーが中心であるものの、途中から新戦力が出てくるのではないかと。
また、フォレストはこのインターナショナルブレイクで昨シーズンの躍進を指揮したヌーノ・エスピリ・サント氏からアンジェ・ポステコグルー氏に監督が変わっており、どのような戦い方をしてくるのか注目です。
試合内容
7分、ファーストシュートはアーセナル。
セットプレイのこぼれ球に反応したミケル・メリーノがボックス内からシュートを放つ。しかし、体を大きく広げたフォレストの守護神マッツ・セルスのセーブに遭ってしまい、先制点は挙げられない。
17分、ウーデゴールが負傷交代。チャンスとなったセットプレイの場面で肩を痛めており、一度はプレイを再開したが、最終的にはピッチを退くことに。 イーサン・ヌワネリがピッチに投入された。
ブカヨ・サカの代役として先発に選ばれたノニ・マドゥエケにボールが集まっており、右サイドから積極的な仕掛けが見られている。
32分、アーセナルが先制。右CKを一度は相手にクリアされるも、こぼれ球に反応したマルティン・スビメンディがペナルティエリア手前の中央から右足を振りぬく。シュートはジャストミートし、セルスは反応するも、弾くことができなかった。
37分、フォレストにもアクシデント発生。CBのムリーロが負傷交代となり、今夏ユヴェントスからやってきたニコロ・サヴォーナが投入された。
後半開始早々、アーセナルに追加点。左サイドでエゼがロングパスを受けると、ダイレクトで中央にクロス。ヴィクトル・ギェケレシュが合わせてゴールネットを揺らした。
65分、ゴールを決めたギェケレシュが交代でベンチに。アーセナルはカイ・ハフェルツを負傷で欠いており、本職はMFのミケル・メリーノが最前線を務める。
79分、アーセナルがダメ押しの3点目を獲得。右サイドでセットプレイを得ると、ゴール前ではなくマイナスのデクラン・ライスへ。そこから途中交代のレアンドロ・トロサールに渡り、最後はクロスをスビメンディが押し込んだ。
最終的なスコアは3-0となり、アーセナルがホームでフォレストを下した。
簡単なスタッツ等↓
新戦力が大活躍でフォレストを圧倒!
インターナショナルブレイク明けのプレミアリーグ。アーセナルは他クラブに先駆けて久しぶりの20時半(日本時間)のキックオフだったのだが、ポステコグルーを新監督に迎えたノッティンガム・フォレストを圧倒!
とにかく今日の試合は新戦力が目覚ましい活躍を見せてくれて、
- ズビメンディが2ゴール
- ギョケレス1ゴール
- マドゥエケの躍動
- モスケラのサリバに引けを取らないプレー
- 技ありエゼも1アシスト
などなど、簡単に書ける範囲でも今夏にアーセナルへ加わった選手たちが躍動してフォレストに解消できましたね。ただ、もちろん新戦力以外の選手たちものびのびとプレーしていて、いかに今のアーセナルの選手たちが良い状態なのかが見て取れました。
やはりシーズンの序盤から新戦力がフィットしてくれてチームに貢献してくれるのはクラブとして非常に良い傾向で、序盤からフィットしてくれたおかげでアルテタ監督もローテーションを組みやすくなります。
フォレストは新監督の初陣だったとはいえ、それなりにアーセナルに対応していたものの、今日の試合に関してはアーセナルが実力と戦力の差を見せつけられたのではないかと。
今日の勝利はミッドウィークに行われるアスレチック・ビルバオ戦や来週末のマンチェスターC戦に向けて大きな励みになったと感じました!
ちなみに今日の試合で分かりやすく活躍したズビメンディやマドゥエケが特に注目されましたが、チームが求めている時間に得点を取るギョケレス&エゼのコンビは流石だったなあと。必要な場所に必要なボールを提供できて、そこに当たり前に走り込んでいるというのは見た目以上に当たり前に出来るプレーじゃないんですよね。解説の林陵平さんも語っていたように、ギョケレスがワンタッチゴーラーだと言われる所以は、ああいった走り込みをサボらないからだと。
そういった部分からも、今夏の大型補強はただ良い選手を集めただけではない!というふうに思えます!
手に入れたチーム層
フォレストを圧倒して勝利したアーセナルだが、今日の試合で大きく感じたのは今までアーセナルの課題となっていたチーム層を手にしたこと。
代表戦で消耗したライスをベンチスタートにして、好調なメリーノをスタートから起用。試合途中から出てくるのがルイス=スケリー、ライス、トロサール、マルティネリなんて豪華すぎやしないかい?
今までアルテタ監督がベンチメンバーを信用しきれずスタメン選手を最後まで引っ張る姿を何度も見てきたが、今日は適切なメンバーをスタートから起用し、適切なタイミングで選手交代を行っていた。そりゃマンチェスターCは今まで強かったわって思いましたよ。
しかも今日の試合にサカ、サリバ、ハフェルツの主力選手は関与しておらず、ホワイトやインカピエのような選手も控えているという。やはり長いシーズンを戦うにはここまでの戦力が必要なんだろうなと実感しましたし、今まであの戦力+怪我人の多さでよく戦えたなという部分も。今シーズンはしっかりとプレータイムを管理して大きな怪我なく、タイトルを獲得したいですね!
ちなみに弊ブログ主はギョケレスに代わってメリーノが当たり前のように前線にポジションを移した姿を見て笑っちゃいましたよ。それはチーム層と少し違う!笑
またしてもウーデゴールが不運な怪我
ポジティブな要素ばかりだった今日の試合の中で唯一ネガティブだったのがウーデゴールの再負傷。
またしても肩から落ちてしまい、再びプレー不可能な状態に。これがマンチェスターC戦なども見据えた予防措置的な離脱であれば良いのですが、あまりそうは思えない雰囲気の交代だっただけに不安が残りますね。
ただ、彼の代わりに出てきたヌワネリはまだ荒削りながらもウーデゴールとは違う魅力を見せてくれて、ウーデゴールにないボールキャリーや展開が多く、マドゥエケの躍動ともマッチして非常にスピード感がある攻撃になっていました。これはこれで新たなアーセナルの形として脅威になると思います。
ウーデゴールの離脱がどれくらいになるのかはわかりませんが、彼の不在時に新たなアーセナルの形の1つが出来上がるのも良いのではないかと!早く帰ってきてほしいですが!!!
良すぎるモスケラ
ちょっとモスケラ良すぎじゃないですか?
今夏の移籍市場でアーセナルへ加入したクリスティアン・モスケラ。およそ1500万ユーロでバレンシアから移籍してきたとされるのだが、リヴァプール戦と今日のフォレスト戦を見ただけでその金額がバーゲン価格だったことがわかります。
正直サリバの不在を感じないどころか、サリバよりもクレバーなディフェンスかつ前向きなパス能力を持っていて、個人的にはサリバよりも大きな可能性を秘めているのでは!?と感じるほど。
もちろん、今日の試合で要所をしっかり絞めているガブリエルのような経験値はこれからついてくるものだと思いますが、それにしても今の時点で完成されている具合が半端ない(語彙力)
あれでまだ21歳なんですよ?移籍に掛かった費用などを考えると今夏で1番の補強になる可能性をビンビンに感じます。
今日は試合後にアーセナルの新たな戦術的な要素に関する解説が多く、主にカラフィオーリが今までよりも幅広くポジションを取っていたことに触れられており、彼のアスリート能力が高いことで、良い意味で無理の利く選手なんだなあと。あそこまで攻撃に関与していながらディフェンス時に当たり前にポジションに戻っているという。
余談ですが今シーズンのカラフィオーリはアーセナルの監督陣にとって良いサプライズで、昨シーズン終盤にポジションを掴んだルイス=スケリーのコンディションが悪いのではなく、カラフィオーリが良すぎるからここまでスタメン起用が続いているようです。
各ポジションに選手が揃ったことで、お互い切磋琢磨しながらより良いアーセナルになっていきそうです!
と、いうところで今日はこのへんで。
COYG!!!
ここまで読んでくださってありがとうございます!!
それでは
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