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フォレスト戦|内容は苦しくも、勝ち切った価値は大きい


フォレスト戦|内容は苦しくも、勝ち切った価値は大きい

シティ・グラウンドで1-0。決して褒められた内容ではありませんでしたが、ここ数年苦しんできたアウェイのフォレストで勝ち点3。これは素直に大きいです。

想定内の苦戦と3枚替え

今日のアーセナルは、事前からこういう試合展開を想定していたと思います。ブロックを敷いて構えるフォレスト相手にどう崩すか。

ただ、前半は本当に苦しかった。枠内シュートは70分まで一本もなし。アルジャジーラによれば、プレミアで前半70分まで枠内シュートゼロというのは2023年以来だそうです。

そして試合を変えたのが選手交代。

80分、ライスが左に流れた後半から試合に入ったマドゥエケへ展開。彼が内側へカットインして放った一撃がクーニャに当たってコースが変わり、ファーサイドへ吸い込まれました。これがアーセナルのこの試合唯一の枠内シュートでした。

アーセブログが書いていましたが、これでフォレスト相手に3シーズン連続の0-0を回避した形になります。

マドゥエケは嬉しい。ただ、エゼが少し可哀想

マドゥエケの活躍は本当に嬉しいです。先日から出場機会の少なさが話題になり、アトレティコやユヴェントスの関心も報じられていた中で、こういう形で結果を出したのは素直に素晴らしい!

ただ、今日の試合に関しては、エゼが少し可哀想だったなと思うんですよね。前半、アーセナルはほとんど右サイドで攻撃を作っていました。左でエゼがボールを持っても、サポートに来るのはカラフィオーリくらい。ブロックを敷いたフォレスト相手にあれでは流石に何もできないかと。

特に気になったのが、ウーデゴールとハヴァーツが右に流れがちだったこと。それが結果的にサカを苦しめている要因にもなっている気がするんですよね。右に人が集まれば、当然相手も寄せてくる。サカが1対1を仕掛けるスペースが消える。両サイドをうまく使わなければ、相手に揺さぶりが効かないですし、今シーズンの序盤はその役割をカラフィオーリの攻撃参加が担っていましたのですが、今日のフォレストのように、カラフィオーリが動けるポジションを狭められると、左サイドが一気に停滞してしまうという。

こうなると、改めてトロサールの上手さを思い知らされます。彼は限られたスペースでも相手を外せたし、味方を使いながら自分で仕留めることもできた。ああいうタイプの価値は、失って初めて分かるものなのかもしれません。

とはいえ、勝利が至上命題であることに変わりはありません。勝てたのなら、それが正解!

コンサとガブリエウが、強すぎる

そして今日も守備陣。コンサとガブリエウ、デュエルが強すぎる。

「それをそう止めちゃうんだ」という場面が何度もありました。特に終盤、フォレストが前がかりになってからの対応。89分にはクリス・ウッドに決定機がありましたが、シュートまでに時間をかけすぎて潰された。あれもプレッシャーをかけ続けた結果でしょう。アディショナルタイムのコンサのタックルについて、アルテタ監督も「信じられない」と称賛していました。

安心感が本当にすごい。この2人がいるだけで、1点リードを守り切れる確信が持てる。となると気になるのが、サリバが戻ってきた時にどうなるのか。嬉しい悩みですが、本当に難しい選択になりそうです。いっそ3バックにしたら最強なんじゃないか、とすら思ってしまいました(笑)。

総括

内容には課題が残りました。特に左サイドの機能不全は、今後も対戦相手に研究される部分でしょう。

ただ、こういう試合を勝ち切れるのが王者です。これでリーグ7試合6勝1敗、勝ち点18。首位シティとの差は3ポイント。苦しい試合でも落とさずに積み上げていく。これがタイトルへの近道だということは、昨シーズンで学んだはずです。

次に向けて、良い3ポイントでしたよ!!


アルテタの「創造性の専門家」とその正体

テレグラフが面白い記事を出しています。アーセナルが秘密裏に協働してきた、アルゼンチン人の「創造性の専門家」、ヘルマン・カスターニョス氏について。

きっかけは、昨季の優勝祝賀でした。アルテタや他のコーチたちと並んで喜びを分かち合っていた人物の中に、公にはクラブのコーチとして名前が出ていない男がいたのですが、それがカスターニョス氏。

彼の専門は、創造性、イノベーション、そして神経科学に着想を得たトレーニング手法。『トレーニング:無意識を鍛える技術』をはじめ、この分野で複数の著書があるそう。

テレグラフによれば、カスターニョス氏の著書の一つが、セットプレーコーチのニコラ・ヨベルの目に留まったそうです。そこから話が広がり、2022年にアルテタと初めて言葉を交わし、以来コンサルタントとしてクラブに関わってきた模様。

彼が設計してきたトレーニングの例が、ボクサーに2人の相手と同時に対峙させる。サッカー選手を16人の選手相手に競わせる。など、常識の外側から発想して認知と判断の速度を上げていく、というアプローチのようです。

経歴も変わっていて、以前はハンドボールのコーチを務め、テレビ番組向けに創造的思考のゲームを設計していたこともあるとか。イノベーションの修士号を持ち、アルゼンチンのブエノスアイレス州南西部ネコチェアの議会でこの分野の仕事をしていた時期もあるのだとか。

アーセナルがトレーニングにどこまで彼の発想を取り入れているかは、秘密にされていることも記されています。

アルテタ監督と彼のコーチ陣は、この「創造性の指導者」がプレミアリーグにおける競争優位になると確信していて、彼の既存の枠にとらわれない思考がチームの大きな改善に重要な違いをもたらしたと考えているとテレグラフは書いていました。

もしかしたらアルテタ監督の我慢強い戦術はこういった哲学的な部分から影響されているのかも?面白いですね!

(引用:The Telegraph)


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