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シティ、114件で有罪。アーセナルは最初に「訴える権利」を確保?


シティ、114件で有罪。アーセナルは最初に「訴える権利」を確保?

マンチェスター・シティの115件の違反疑惑について、独立委員会が判決を下しました。そして、アーセナルの名前がこの件の中心近くにあったことも明らかになっています。

115件中114件で有罪

The AthleticのDavid Ornsteinが報じ、ロイターやブルームバーグも続きました。独立委員会は、シティを115件中114件の財務規則違反で有罪と判断。シティは上訴する見込みで、制裁内容はまだ決まっていません。

シティ側は声明で有罪判決そのものを否定せず、「プレミアリーグのプロセスは継続中であり、重要な要素がまだ残っている」と述べています。プレミアリーグは「非公開かつ機密のプロセス」としてコメントを避けました。ちなみにESPNによると、シティは金曜日に報道の差し止めを求める仮処分を申請したという情報もあるそうですが、これについてはクラブ側が強く否定しています。

経緯を振り返ると、プレミアリーグがシティを告発したのが2023年2月。対象期間は2009年から2018年の9年間で、うち54件は最新の財務情報を提供しなかったことに関するもの。ほかにも選手・監督の報酬に関する完全な開示を怠ったこと、UEFAとプレミアリーグの財務規則違反、そして調査への非協力が含まれています。この期間、シティは移籍市場で約14億4,000万ユーロを投じていました。

そしてここからが、アーセナルサポとして知っておきたい部分。

The Independentのミゲル・デラニー記者によると、少なくとも4クラブが「Article W(セクションW)」に基づいて、逸失利益に関する補償請求の権利を保全していたとのこと。そのクラブとは、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、トッテナム。そして情報筋によれば、最初に権利を保全したのはアーセナルで、スパーズ、リヴァプール、ユナイテッドがそれに続いた、とされています。

つまり、時効が成立する前に「訴える権利」を確保しておいたということらしいです。2024年11月の時点で、ドイツ誌シュピーゲルの報道(2018年11月)から6年という時効が迫っていたため、判決を待っていては手遅れになる恐れがあった。その法的助言を受けて、いち早く動いていたそうな。(認識が間違ってたらすみません)

気になる金額ですが、プロセスに詳しい関係者によれば、請求が認められた場合、一部のクラブにとっては£200mを超える価値になる可能性があるとのこと。The Timesは£100m規模という数字を伝えています。リーグ順位やCL出場権を逃したことによる逸失利益を積み上げると、それだけの額になるということが指摘されています。

ただし、法的措置が実際に動き出せるのは、全プロセスと上訴が完了した後で、シティはあらゆる手段を尽くして上訴すると見られているので、まだ時間はかかります。

ヘンリー・ウィンターの見立て

テレグラフのヘンリー・ウィンター記者が、この件について長文の考察を書いていました。いくつか引用します。

まず現状について、「シティには判決に対して上訴する14日間があるが、審理されるまでには数か月かかる可能性がある。プレミアリーグの規則上、その後CASに上訴することはできないため、この長く、高額で、消耗する法的プロセスは少なくとも終わりに近づいている。そして上訴を除けば、結果はシティにとって悪夢だ」。

制裁について、「もし上訴が失敗すれば、彼らは最も厳しい制裁に値することは明らかだ。人々は多額の罰金の話をする。超富裕クラブには無意味だ。移籍禁止の話もする。シティのスカッドの規模を見たか? 選手の平均年齢は?(25歳)そしてアカデミーの質は? 一部の選手が退団を求めたり、ライバルクラブが選手を奪いにきたりしても(レアル・マドリーは間違いなく警戒しているだろう)、シティにタレントが不足することはない。ただ、もしシティが産業的な規模で規則を破ったことが確認されるのであれば、唯一適切な処罰はプレミアリーグからの除名だ。これがシティのファンには厳しく思えるなら、ルールを守ってプレーしてきた他クラブのファンの思いと感情を考えてみてほしい」。

そのうえで彼が「適切」とする案としては、「上訴が失敗した場合、今季に50ポイントの減点を科すのが適切な制裁に思える。ほぼ間違いなく降格が確定する。シティはそこから這い上がらなければならず、一部のファンはその旅を楽しむかもしれない(VARもないし、万歳)。年配のシティファンは下部リーグから駆け上がった記憶があるだろう。ただ復帰後、シティはその後の2シーズンを20ポイントのハンディキャップ付きで始めるべきだ。これは厳しいだけでなく、持続的な処罰でなければならない」とコメントしています。

また、ウィンターによれば、上訴が失敗した場合、対象期間である2009年から2018年にシティが獲得した8つのトロフィーについて、抹消または次点クラブへの譲渡を求める声が上がるだろうとも。そこで利益を得る立場にあるのが、3度のタイトルレースにおけるマンチェスター・ユナイテッド(2回)とリヴァプール、FAカップのストーク・シティ、リーグカップのサンダーランド、リヴァプール、そしてアーセナル、さらにコミュニティ・シールドのチェルシーだそうです。

ただし、「これらの潜在的な受領者は、トロフィーを欲しがるだろうか。あの空色のリボンが静かに外されることを? 彼らには怒る理由が十分にあるが、私の直感では、多くのファンは単にシティから栄誉が剥奪され、記録から消され、記録簿に空白が残されることで満足するだろう。永遠に残る告発のアスタリスクとして」と。

なんというか、114件も有罪判決というのは、次元の違う数字なので、、、もはやこの結末がどうなるのか全く予想できないですね。アーセナルサポからすれば、まともに経営しているクラブが損をするリーグは受け入れられないので、適切な処罰を受けてほしいというのが本音です。ただ、114件の有罪がどれほどの処罰になるのかはなんともわからないです。。

(引用:Henry Winter / AFC Xtra(Miguel Delaney))


ヴィニシウス、実はかなり近かった?

アーセナルのアシスタントコーチ、ミゲル・モリーナが、クラブがこの夏ヴィニシウス獲得を検討していたことを認めた模様。football.londonによれば、ガナーズは彼の獲得に非常に熱心だったものの、最終的にブラジル人はレアル・マドリーと契約を延長したとのこと。

そしてスペインのCadena SERによれば、ヴィニシウスは世間が思っているよりもずっとアーセナル加入に近かったそうな。どのくらい近かったかというと、レアル・マドリーのロッカールーム内では、一部の選手が彼の退団を既定事実として受け止めていたほどだったのだとか。

さらにSERは、この移籍話が本人に影響を与えている可能性にも触れています。ヴィニシウスは今季、瞬間的に良さを見せるものの、2024年にバロンドール候補だった頃のような圧倒的な存在感を発揮できていない。それは、あれほど大きな移籍を完遂しなかったことをまだ消化しきれていないからではないかという見立てです。「ガナーズの動きは戦略的だった。それはロンドンのクラブだけでなく、プレミアリーグ全体にとっても世界的なインパクトを持つ補強になったはずだ」とも書かれていました。

結局まとまらなかった理由は契約条件で、ヴィニシウスが求めた水準にアーセナルが到達できなかった。最終的に彼はレアルと6年契約を結び、その年俸は€31m超と報じられています。

ロッカールームの選手たちが「あいつは行くんだろうな」と思っていた、というレベルまで話が進んでいたわけだから、かなり踏み込んでいたのでしょう。ただし、「彼の要求した法外な金額を考えると、アーセナルは弾丸をかわしたのかもしれない。もしヴィニシウスの契約に大金を投じていたとしても、イングランドでうまくいく保証はどこにもなく、莫大な金の無駄になっていた可能性もある」というコメントもあり、大型契約というのは得てして難しいものだと改めて認識しますね。

実際、今季のヴィニシウスは苦しんでいます。モウリーニョ体制で、代表ウィーク明けにはディオマンデを起用して彼をベンチに置くかどうかが議論になるかもしれない、という報道まで出ている状況。年俸€31mを払って、その状態の選手を抱えることになっていたら……と考えると、ゾッとします。

(引用:football.london)


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