サンダーランド戦|勝ち切ったが、モヤモヤも残る2-0
スタジアム・オブ・ライトで2-0。開幕4連勝で首位浮上。結果は文句なし。ただ、内容と運営面では、いろいろと思うところの残る90分でもありました。
レフェリングがひどかった
まずこれを書かないと始まらないですね。ジョン・ブルックス主審のジャッジ。終始曖昧で緩く取るのか厳しく取るのか、その線引きが最後まで見えない。基準が定まらないまま、両チームがずっと様子を探っている状態で、試合のリズムも何もあったものじゃありませんでした。アルテタ監督が前半にイエローカードを受けていましたが、あれも気持ちは分かります。
そして56分のPK判定。あれはひどすぎる。バラードがエリア内で倒れて笛が鳴りましたが、映像を見れば分かる通り、コンサの方が引っ張られて倒れているんですよね。百歩譲って、主審が角度的にファウルに見えたとしてもVARが一切介入せずに流したのが全く理解できません。あれを「明白な誤り」と判定しないなら、VARは何のためにあるのか。。。
アルテタも試合後、サンダーランドのPKの取り方に怒りをあらわにしていました。まあ、その怒りも当然かと。結果的にラヤがル・フェのPKを左ポストに弾き出して事なきを得ましたが、あれが決まっていたら試合の様相はまるで変わっていたはずです。本当にラヤさまさまですよ。
そして2分後、ブルーノ
ラヤがPKを止めた、その2分後。58分、ハーフタイムから投入されていたブルーノ・ギマランイスが、エリア外から強烈な一撃を叩き込みました。加入後初ゴール。しかも相手は、古巣ニューカッスルの宿敵サンダーランドです。これ以上ない劇的な流れでしたね!
ブルーノは本当に良いですなあ。相手チームにいた時は「嫌な選手だな」と思ってたけど、味方になるとここまで心強いとは思っていませんでした。何が良いって、堂々と相手と喧嘩できるところ。ああいう選手がいるだけで、チーム全体が引き締まります。しかもジャカと違ってレッドカードはもらわない(笑)
そしてアディショナルタイム、サカがエリア内に抜け出したところをレイニウドに倒されてPK。これを、サカがきっちり決めて2-0。ここで試合終了
守備は本当に固い。コンサの「うまさ」
守備陣は今日も見事でしたよ。コンサとガブリエウのコンビ、個人的には今のところこれが一番固い気がします。
特に印象的だったのが、コンサのブロビーへの対応です。あれは、あえてああいう守り方を選んでいたと思うんですよ。焦点を「前を向かせないこと」に定めていて、ブロビーは間違いなく嫌な選手なんですが、実際に怖さを感じた場面はほとんどなかった。バチバチに当たりに行くだけが守備じゃないんですよね。ベテランらしい上手さでした。PKを取られた場面こそ不運でしたが、それ以外は完璧に近い出来だったと思います。
ガブリエウは言わずもがな。そしてラヤ。PKストップだけでなく、サンダーランドがセットプレーとロングスローを放り込んでくる中で、エリアを完璧に支配していました。近年で最高の補強という評価は、やっぱり間違っていません。ブルーノのゴールもほぼラヤのゴールです
交代策と采配について、言いたいこと
さて、ここからは注文。
まず、選手を引っ張りすぎでは!?というところ。今日もライスが終盤まで出続けましたが、明らかに疲れていました。もっと早くスビメンディを出しても良かったと思います。まあライス自身は効いていたので難しい判断なのは分かるんですが、こういう起用を続けていると、どこかで必ず故障につながります。
そして1-0にした後の姿勢。アルテタ監督はリードすると守り切る方向に舵を切ることが多いのですが、もっとアグレッシブに追加点を狙って試合を楽にする選択肢があってもいいと思うんですよ。スカッドが薄かった時代なら分かるけど、今は誰が出ても1軍みたいなメンバーが揃っているので、もっと積極的にローテーションしてほしいなと。
今日のベンチを見ても、ケパ、インカピエ、ティンバー、スビメンディ、メリーノ、ブルーノ、エゼ、マドゥエケ、ヨケレス。豪華すぎる。トッテナムなら全員スタメン
特に心配なのが、ヨケレスとエゼ。このまま試合勘が落ちていって、結果的にジェズスみたいな状況になってしまったら困るなあと。今日の試合で言えば、先制した後に、ヨケレスみたいに裏へ走ってくれる選手が居ても良かったように思います。相手の最終ラインを押し下げられるし、試合に合わせて起用して欲しい気持ちがある。
もちろん、勝っているので強くは言えませんが、シーズン序盤なのでもう少しトライしてほしいという気持ちがありますね。
とはいえ、アルテタは「結果で黙らせる系」に弱い監督。昨シーズンのトロサールやインカピエがそうだったように、ヨケレス、エゼ、スビメンディあたりには、限られた時間の中で結果を出して、監督に「使わざるを得ない」と思わせてほしい。それが一番手っ取り早い。
サカとライスが心配
もう一つ、気がかりなのがサカとライス。
1つはサカの走力。ハムストリングの手術を受けて以降、かつてのような全力疾走や縦への突破が明らかに減っています。今日はPKを獲得した場面で久々にあの抜け出しを見せてくれましたが、全体としては以前ほど仕掛けていない。マークが厳しくなったことも、チームの戦術的な要求もあると思いますが、プレースタイルの変化というより、怪我を恐れているような雰囲気も感じてしまうんですよね。ちょっと心配。
ライスも同様で、疲労が見て取れました。彼はチームの心臓なので、稼働率が落ちると一気に苦しくなる。休ませられる時に休ませてほしい。
サンダーランドについて
最後に相手チームのことを。サンダーランドのフィジカルサッカーは、正直見ている側も疲れます(笑)。セットプレーとロングスローを延々と放り込んでくるし、球際は一切緩まない。あれを90分やられたら、そりゃ消耗しますよ。
ただ、良いチームだと思います。彼らが昨シーズン結果を残したのは偶然ではないし、スタジアムの結束が本当に強い。あの雰囲気の中で戦うのは、どのチームにとっても難しいはず。チームというより、スタジアム全体が一つの生き物みたいになっている。ああいうクラブは対戦相手として本当に厄介。勝ちきれて本当に良かったですよ!
まとめ
ESPNの記事が「美しくはなかった。完璧でもなかった。でも、本当に重要な勝利だった」と書いていましたが、まさにその通りでした。開幕4連勝、4試合でわずか1失点、そして首位浮上。こういう試合を勝ち切れるのがチャンピオンの資格だと思います。
ただ、シーズンは長い。せっかく分厚いスカッドを揃えたんだから、もっと使ってほしい。そしてサカとライスの体を、大事にしてほしい。願いはそれくらいです。
代表ウィークを挟んで、次はまた連戦が始まります。この勢いを保ちつつ、上手に力を配分してほしいですね。楽しみに見守りたいと思います!
ここまで読んでくださってありがとうございます!!
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