本日も更新していきます!!!
今回は昨晩行われたアーセナル対リーズ・Uの試合をレポートしていきます!!!
※このレポートは試合結果を伴うものとなっております。お気をつけくださいませ。
スターティングメンバー
アーセナル:4−2−3−1
リーグ戦での復調に向けて、前節の結果からいくつか変更点があったアーセナル。
この試合では、メディアやファンが待ち焦がれていたオーバメヤンのトップ起用に加え、スタートからバック4のフォーメーションを使用。
GKはレノ。ディフェンスラインは左からティアニー、ガブリエル、ホールディング、ベジェリン。
D・ルイスはすでに復帰しているが、今節は出産立ち会い?により欠場している。
中盤は予想通りジャカとセバーヨス。その前にウィリアン、ウィロック、ぺぺが並び、トップにオーバメヤンという布陣。
ウィロックはついにPLスタメンに。今シーズンのカップ戦で結果を残していたが、ついにスタメンの切符を手にした!
リーズ:4−1−4−1
対するリーズは、攻撃の起点であるカルヴィン・フィリップスが復帰したため彼らのメインフォーメーションとなる4−1−4−1の布陣。
注目選手はここまでリーグ戦7得点を記録しているパトリック・バンフォード。
試合内容
試合開始直後から前半の中盤までは両チーム互角の試合に。
セバーヨスのミスパスが目立つ以外はアーセナルもいくつかチャンスを作っており、10分にセバーヨス、21分のぺぺ、25分のオーバメヤンなど、以前の3−4−3を使用していたときよりも中盤での選択肢が増え、一定の期待感が感じられる内容。
しかし、調子の良かった時間が過ぎると状況は一変。アーセナルがサイド攻撃に手を焼くようになるとリーズが主導権を握る展開に。
リーズは今季7得点を記録しているバンフォードにクロスを上げ続け、こぼれ球にも瞬時に反応。セカンドボールはほとんどリーズが奪い、またサイドからクロスを上げられるという展開に。
ホールディングとガブリエルがそれらのクロスを跳ね返し続ける前半の終盤となった。
後半、アーセナルはウィリアンに代えてネルソンを投入。しかしそれでもリーズが主導権を握る展開に。
試合が動いたのは50分。アリオスキの厳しいマークに苛立ったぺぺが頭突きしてしまい、VARの判定の結果一発レッド。これでぺぺは以後3試合の欠場が決定。
ぺぺが離脱したことにより、アーセナルはウィロックに代えてサカを投入。4−4−1がベースの流動的なフォーメーションへチェンジ。
その後は終始リーズがボールを持ち、アーセナルが左サイドを起点としたカウンターを狙う。
一方のリーズは引きこもったアーセナルに対して攻めあぐねる展開となっており、いくつか良いシュートを放ったものの、レノのセーブやクロスバーに嫌われ得点できず。
アーセナルはカウンター狙いとなったことで攻撃の仕方が明確になり、ぺぺの退場前よりも良い攻撃が見られたが、83分に訪れたサカと相手GKの1対1が唯一のビックチャンスで、それ以降はゴールに迫ることが出来なかった。
試合終盤はリーズの怒涛の攻撃を抑え、サカが怪我をするアクシデントがあったものの、スコアレスで試合終了。終始優勢に進めていたリーズとしては勝ち点をもう2つほしかったところ。
アーセナルは負けなかった事が唯一の救いで、勝ち点1を持ち帰ることが出来た。
スタッツ等↓
この試合のハイライト↓
バック4
すでにぺぺの愚行についてあらゆるメディアで報じられているが、今回はあくまで『フォーメーション移行が上手く行かなかった』ことについて考えていきたい。
これまでのアーセナルは3−4−3を軸とした攻撃時は前線に5枚、守備時はバックラインに5枚という流動的なフォーメーションをしていたが、最近になってそのフォーメーションが上手く機能しなくなったため、今節のリーズ戦では開幕当初から期待されていたバック4で挑むことに。
しかし、試合の序盤こそ目新しさから期待感があったものの、段々と連携ミスが目立つようになっていた。特にセバーヨスはミスパスを連発していた。
セバーヨスがミスパスを連発している姿は驚きだが、これは恐らく以前のフォーメーションの名残で『選手が居るはずのポジションに居ない』的な状況かと。
これまでアルテタ監督が推し進めていたサッカーは、正しい位置にポジショニングするもので、戦術に依存していたことから選手の自由度は低かった。そのため、急に自由度が増したことで選手たちも即座に対応できなかったのかと。
もちろん練習しているだろうが、練習と試合は別物で、特に激しくプレスを掛けてくるリーズであればなおさら。
しかも、ここ最近のアーセナルは結果を出せておらず、自信も落ちていた。
プロである以上それらを言い訳にしてはいけないが、急な変化ですぐに勝てるほど今のPLのは甘くないと実感。リヴァプールもマンチェスターCも貫いた先に今の強さがある。(マンチェスターCは今シーズン絶不調だが)
少なくとも、もう1試合試す価値はあるはず。
評価を下げたぺぺとウィロック
残念としか言うことが出来ない。。。
カップ戦で結果を残していた両選手。ウィロックは今シーズンPL初スタメン、ぺぺはマンチェスターC戦以来のスタメン起用だったが、両者とも自身の能力を発揮することが出来ず。
ウィロックはフォーメーション移行の影響もあるはずなので少々致し方ない感じもあるが、ひとまず今後またカップ戦で結果を出すところからのスタートになるかと。ぺぺに至っては今後の雲行きが一気に怪しくなった。
見ていて感じたことは、両者とも結果を出そうとしてナーバスになっていたような気が。
もちろん、『自分が試合を決める!!』というエゴは大事だと思うが、ことこの試合に関して言えばそれが良い方向に向かなかった。
個人的にオーバメヤンのトップ起用のおかげで以前よりもスペースが空いたため、ぺぺが何かやってくれそうな雰囲気を感じていて(現にドリブルで良い仕掛けをする場面も見られた)、この試合の解説を務めた元アーセナルコーチのリュンベリも『今日は彼の試合だと思っていた』とコメントしていたそうな。
https://twitter.com/GurjitAFC/status/1330606356806635522
同じサイドアタッカーで、以前指導していた関係だけに今回の退場はショックだった模様。
オーバメヤンのトップ起用について
今シーズン何度も指摘されてきたオーバメヤンのトップ起用。
これまでの試合で何度か試合中に入れ替わる形でトップを務めることはあったが、前節の敗戦から、アルテタ監督は今回のリーズ戦で始めてスタートから起用した。
結果的に、今回はうまく機能しなかった。
オーバメヤンはポストプレーや中盤のサポートが得意ではなく、フィニッシュやゴール前の動きに特化したストライカーなので、今回の試合のように我慢が求められる試合ではサイド起用の方が効率が良かったかもしれない。
ただ、やはりオーバメヤンはトップの方が動きやすそうに見えた。
しかし、オーバメヤンを活かすには質の良いトップ下の選手か、サポートの出来るフォワードの相方が必要なのかな?とも感じた。
ウィロックのようなタイプはラカゼットの方が合う気がする。サカが入ってからのほうがオーバメヤンは活きてた。
上手くハマる形を早く見つけなければならない。。。
輝いていたサカ
代表ウィークで試合に出場していたため、怪我を考慮して今節は控えからのスタート。後半にウィロックとの交代で出場。
しかし、今回出場した選手の中で圧倒的に良かった!
ぺぺの退場後、アーセナルが数的不利の状況でありながらも、独力での打開や気の利いたパスでチャンスを作り、ベジェリンのパスからゴール前で1対1になる場面も。とにかく良かった。
終盤に怪我の恐れからナイルズと交代したが、現時点での情報では軽症で済みそうとのこと。
代表チームでコンスタントにプレーしたことでより自信を付けたのか、以前よりも洗練されているように感じた。
オーバメヤンとともにしばらくスタメン起用で行こう!!!
その他良かった選手
レノとガブリエルは相変わらず良かった。
今までのディフェンス陣のイメージがあるからか、リーズ戦のような試合で終盤にミスから失点するんじゃないか、、と嫌な想像をしてしまったが、彼らのおかげで安定がもたらされている。
その他、ホールディングも相手のクロスを跳ね返し続け、ティアニーは左サイドを活性化してくれた。
ティアニーもバック4のほうがプレーしやすそうな感じがしたのですが、皆様はどうお考えでしょうか?
もう少し見たかったネルソン
ウィリアンと交代で後半のスタートからの起用となったネルソン。
出場してすぐにぺぺが退場となり、自身の能力をフルに発揮することは出来なかっただろうが、要所に才能を見せてくれた。
個人的に良いなと思ったのはボールロストをしないところ、短いタッチで相手DF達は足を出しにくいのか、数的不利な中でボールの押し上げに貢献していた。
次節はサカ、ウィリアン、ネルソンの2列目が見てみたいの僕だけだろうか。
ヴェンゲル時代の2列目みたいでワクワクする!!!
今節の結果によりアーセナルは11位に。
幸いまだトップと勝ち点7差しかないので浮上の可能性はまだある。
とはいえ、アーセナルと順位が近いチームは軒並み消化試合が8試合のため、更に順位が下がる可能性も。。。
なんだかエメリ政権末期のような状態に進んでいるような気がしてならない、、、
エメリの時は得点を守りきれなくて、現在は守れるが点が取れない。もどかしい。。。
とはいえ、アルテタ監督なら復活できるはず!!!
次はELグループステージのモルデ戦。週末はPLウルブス戦!必勝です!!!
今後も新たな情報等ありましたら随時レポートしていきます!!!
ここまで読んでくださってありがとうございます!!!
それでは
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