今回は昨晩行われたPL第30節アーセナル対マンチェスターシティの一戦をレポートしていきます!
※このレポートは試合内容を伴うものとなっております。お気をつけくださいませ。
スターティングメンバー
まずはスターティングメンバーから!
アーセナル:4−3−3
アーセナルはいつも通りの4−3−3。
左からキヴィオル、ガブリエル、サリバ、ホワイト。中盤はジョルジーニョ、ライス、ウーデゴール。
前線は左にジェズス、右にサカ、トップにはハフェルツが入った。
今節はインターナショナルブレイクで代表から離脱していたサカ、ガブリエルに加え、しばらく怪我で離脱していたマルティネリが間に合うか注目されていたのだが、最終的にサカ&ガブリエルはスタメン復帰。マルティネリはベンチスタートに。
その他はティンバー以外に怪我で離脱している選手はおらず、ほぼフルメンバーが起用されています。
マンチェスターシティ:4−2−3−1
対するマンチェスターシティはカイル・ウォーカーとエデルソンが怪我で間に合わず、同じく出場が危ぶまれていたストーンズはベンチスタートに。
その他に離脱している選手はおらず、こちらもほぼほぼフルメンバーのスカッドで戦うことに。
要注意選手はほぼ全選手ですが、アーセナルは過去に嫌な思い出を多く作られているデ・ブライネに注意したいところ。ただ、彼に注意が向きすぎるのも注意が必要なので、全体でバランスを取って戦う必要があります。
試合内容
先にチャンスを作ったのは、リーグ8連勝中のアーセナル。7分、右サイドを抜けたホワイトのクロスを、ファーサイドで胸トラップしたジェズスが右足でシュート。しかしこれはうまくミートできずゴール左へと外れる。
13試合負けなしのホームチームもすぐに反撃。15分、デ・ブライネの左CKをニアサイドのアケがピタリと頭で合わせるが、これはGKラヤの正面に飛んでしまった。
ボール保持で上回るシティだが、26分にアクシデントが発生。アケがリコ・ルイスとの負傷交代を強いられ、3バックへと移行し、中盤のロドリ、コヴァチッチが流動的に最終ラインに下りる形となった。
ボール保持ではシティが上回るものの、アーセナルは攻撃をシュートで終える。31分、ウーデゴールとのパス交換から右サイドを抜けたホワイトのクロスをファーサイドのキヴィオルが落とし、ジェズスがワンフェイクを入れてから左足でシュートを放つもゴール右へとわずかに外れた。
互いに枠内シュート0本で無得点のまま迎えた後半も、がっぷり四つの攻防が繰り広げられる。
52分にはアーセナルに決定機。高い位置でボールを奪い、ウーデゴールのスルーパスをエリア内右で受けたサカの折り返しにファーサイドのジェズスが滑り込むも、あと一歩届かず逆サイドへと流れてしまう。
拮抗した展開の中、先にベンチが動いたのはシティ。61分、コヴァチッチとフォーデンを下げてグリーリッシュとドクを投入。するとこれに呼応するようにアーセナルも動く。66分、キヴィオルとジョルジーニョを下げて冨安とトーマスを投入する。
アーセナルは72分にジェズスを下げてトロサール、78分には足を痛めたサカに代わってマルティネッリを投入。
86分にはウーデゴールのスルーパスにトロサールが左サイドを抜け出し、ゴール前にはハヴァーツ、ファーサイドにはマルティネッリも走り込んでいたが、左足でのシュートを選択。しかしこれはGKオルテガが正面ではじき返した。
アディショナルタイムの5分間も拮抗した展開は変わらず、ボール保持で上回るシティに対してアーセナルはしっかりチームで対応し決定機を許さず。冨安も左サイドでドクの突破を止めるなど対人での強さを発揮。互いに最後までゴールを目指したもののスコアは動かず、互いに勝ち点1を分け合う結果に終わった。
簡単なスタッツ等↓
最低限のミッションクリア
長年アーセナルが勝利していないエディハドスタジアム。ここ数年は特に苦手な印象の強いスタジアムでのマンチェスター・シティ戦だったのだが、アーセナルは最低限のミッションをクリア!
もちろんタイトルレースを考えると3ポイントを勝ち取ることが重要だったのだが、今節でマンチェスターシティに追い抜かれなかったのはポジティブに考えて良いのではないかと。
試合後のTLを見ていると多くの方が”勝利できなかったことは残念だが今回の結果に満足している”といった印象で、アーセナルがマンチェスターシティのホームでの連続得点記録を止めたことが特に注目されている様子。
今シーズン行われたマンチェスター・シティとのPL2試合で彼らが1得点もできていないことは評価されるポイントだし、今のアーセナルが彼らをそこまで止められるチームになっていると感じますね。
試合は全体的に支配されていたものの、☓Gはそこまで違いがなく、アーセナルは彼らに”持たされているだけの状態”を作ることができていましたね。
シーズンは残り9試合。この1ポイントが後に効いてくるはず。。!!
崩しきれないマンチェスターシティ
マンチェスター・シティの攻撃を上手く止めれた一方で、やはり崩しきれなかったのが悔やまれます。
今回の試合はディフェンス重視に舵を切っていたため、多くの時間でアーセナルの選手が走らされていたことは、オフェンス面のクオリティに少なからず影響しましたね。
特にウーデゴールは試合のほとんどの時間で懸命なプレッシングを行っていたため、らしくないパスもちらほら出てしまっていました。
やはりアウェイのマンチェスター・シティを倒すためには、今日のようなシチュエーションでもここぞの場面でミスをしないことが重要で、チャンピオンズリーグのタイトルを頻繁に獲得しているレアル・マドリー辺りはそういった側面が素晴らしいなあと改めて感じました(話が飛躍しすぎ笑)
とはいえ、まずは今シーズンはマンチェスターシティから勝ち点4ポイントを獲得していることはクラブにとって大きな進歩だと感じます。
さらなる高みを目指しましょう!!
復帰選手の躍動と心配なサカ
今日の試合でクリーンシートに貢献したガブリエル、途中出場で好プレーを見せたパーティと冨安など、今日の試合は復帰選手のコンディションが良いことが確認できました!
ガブリエル・マルティネリはまだフルコンディションではないように感じましたが、到達するまでにそこまで時間が掛からないのではないかと。パーティと冨安はそれぞれアルテタ監督が望んだ役割を果たしていて、特にパーティのウーデゴールへの縦パスはシビレましたね。トロサールがゴールを決めてくれていたら完璧でした。!
そして、心配なのがブカヨ・サカ。
彼もインターナショナルブレイクで代表から離脱しており、試合に間に合わない可能性もあった選手なだけに改めて負傷したのか気になるところ。
もしかすると試合前からおおよそのプレータイムを決めていた可能性もあるので、怪我ではない可能性もありますが、ここから試合がどんどん詰まってくるので不安ですね。
張りだけで終わってほしいなあ。。。
さて、もう3時になるので今日はこんなところで。
ひとまず今日の結果は最低限のミッションクリアということで!!!
次はミッドウィークのルートン・タウン戦。来週にはバイエルン・ミュンヘン戦も控えています。
1試合1試合を大事にして、あとから結果がついてくると嬉しいです。
COYG!!!